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2006年12月25日

「マッド・マックス」ジョージ・ミラー

マッド・マックス.jpg

昔、とにかく惚れこんでしまった作品だ。観たのは「マッド・マックス2」が先でべた惚れだったのだが、本作もまたシンプルな迫力に満ちている。
当時の走り屋たちにはSF感の強い「2」より走りに徹底した本作のほうが人気だった。
車に詳しい知識はないがそれでもマックスの乗り込むインターセプターのかっこよさは解ったし、それ以上に不死身のグースの走りにはゾクゾクする快感があった。(マックスよりもグースの人気が高かったような気がする)

全く車とバイクの走りそのモノを映す為に作られたような映画であってその辺の感覚は「イニシャルD」にも感じられたがあちらがコーナリングの繰り返しによる快感なのに対し、こちらは果てしなく続く直線での単純なスピード感だ。一体何キロ出ていればこの疾走感が出るのか。物凄いスピードで追うカメラの乗った車の前をバイクが走りぬき去っていく。
その信じがたいスピード感をカメラワークも助けている。
私は全くカメラ用語などわからないので説明できないのがもどかしいが怖ろしいほどの速力を感じさせるのがカメラの位置や動かし方にもある。その感覚は当時「アメリカ映画では感じたことがない」と思い心酔していたのだった。

「マッド・マックス」はSFというより西部劇と言ったほうがいい。馬が車とバイクになっただけだ。
人物はマカロニ・ウェスタンの雰囲気に似ていてやはりそういう映画が好きだった私が好きになるのは当然だった。

もう一つ私が好きだったのは勿論マックス役のメル・ギブソンで私は「マッド・マックス2」の時のメルほどかっこいい男は他にいない、と思っている。本作のメルはやや若いせいで顔が甘く「2」ほどのかっこよさには達していない。そのせいもあってグースに軍配が上がるのだが、それはいいとして大好きなのはマックスの上司フィフィ隊長なのだった。
つるつる頭に髭のマッチョな隊長でオーストラリア男にしては(アメリカ生まれだが)小柄なメル・ギブソン=マックスをいたく気に入って可愛がっている様子なのだ。
警察を辞めようとするマックスを引き止めるときなんか上半身裸にネクタイ(?)である。「ひざまずいて泣けというのか」というマックスへの深い愛もステキでマックスXフィフィ隊長はやたらセクシーな関係に見えたのだ(これは私だけです、念のため)

まあ、そういう淫らな妄想を抱きつつも「マッド・マックス」の爆走は最高に刺激的なのだった。

妻子を失い復讐を誓う、というのはメル・ギブソンが監督になってもやった設定だが、確かにヒーローの心を燃えさせる為に必要な悲劇なのだ。
しかし車の疾走感は徹底しても残虐な場面を映す事はない。そういった演出と言うのも気に入ったことなのだが。

監督:ジョージ・ミラー 出演:メル・ギブソン、スティーブ・ビズレー、ロジャー・ワード
1979年オーストラリア




posted by フェイユイ at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | オセアニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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