映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年01月06日

「サイコ」アルフレッド・ヒッチコック と「変態村」ファブリス・ドゥ・ヴェルツ

サイコ.jpgサイコp.jpg

何でまたこれを?と言われそうですが去年の終わりごろ観た映画がなにやらこのヒッチコック監督の「サイコ」が元のようなものが多くてもう一度観てみたくなったのでした。あの有名なシャワーシーンを始め何かにつけ紹介されることが多い映画なので何度も観た気になってますが、きちんと覚えてはいないものです。正直出だしが退屈でよそうかな、と思ったほどですが、アンソニー・パーキンスが出てきてからは俄然面白くなって集中して観ました。

それで思い出したのは「変態村」
凄く似ていて驚きました。もしかしたら監督さん自身、そういう話をしていたかもしれないのですが観なおしてみると「サイコ」が使われていることがはっきり解りますね。と言っても模倣とかそういうことではありませんよ。
例えば男と女の違いはありますが(「変態村」では男「サイコ」では女)車で田舎のモーテルにたどり着いたのが土砂降りの夜。
モーテルの主人と食事をしながら話し込む場面。部屋に戻ろうとするのを主人が「もう少し」と引き止める。
まあ精神がおかしくなっているってこともですね。そして女装というのがキーワードなんですが「変態村」では客人の方が女装させられたのに対し、「サイコ」は主人が女装してる。
そして「サイコ」でアンソニー・パーキンスが死体を隠すのに底なし沼みたいな所に沈めていくのを観て「変態村」の最後を思い出しました。なる。なんで「変態村」の最後、底なし沼なの?って思ったんですがそういうことでしたか。って答えは判らないんですけどね。勝手に納得してしまった。

とにかく面白かったです。アンソニー・パーキンスがいいですねー。この時代にこういう繊細で異常な役をやるのは勇気がいったんじゃないかと思うんですけど。今はこういった偏執的な役は皆やってみたいと思っているでしょうが。お手本みたいなものではないでしょうか。犯罪とその心理も現在の方がよく解るのではないかと思ってしまいます。

失踪した姉の行方を調べに来た妹がこのサイコなモーテルの主人の部屋で見つけたレコードはベートーベンの「英雄」でした。なにか意味があるのでしょうか。同じく見つけたタイトルのない本もちょっと気になりました。

ラスト、アンソニー・パーキンスのアップが移りますが、精神を母親に乗っ取られたということで一瞬母親の死に顔が僅かに重なるのが不気味でした。


posted by フェイユイ at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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