映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年01月18日

「エンジェルス・イン・アメリカ」3(第五章)マイク・ニコルズ

現実と妄想の果てに.jpg

第五章 現実と妄想の果てに

ルイス。悩むふりをしながらこんなに嫌な奴もいないやね。あっちもこっちも不幸にして自分が一番傷ついているみたいでさ。プライヤーに謝りに行くんでももっと素直にひれ伏して謝ればいいのに「自分も悪いけど君も悪い」とか。御託の多い奴ってやだやだ。ちと我が身を振り返りそうになるけど傍で見ていてこうも腹立たしい奴って。
プライヤーを傷つけたのも酷いが、新しく肉体関係を持った相手・ジョーがモルモン教徒で共和党支持者だとわかるとごねるはごねるは。こうぽんぽん悪口が出てくるのが頭のいいユダヤ人らしいんだろうけどね。
でも共和党にろくなのはいない、のくだりは笑えるけど。
一方、ジョーは長い間閉じ込めていた欲望を解禁し、女房と別れ男の恋人を持ったために怖ろしく開放的に変身。元・恋人に会いたいと泣く彼を見て「君のためなら第二の肌も脱ぐよ」とモルモン教徒のパンツ(そういうのがあるらしい)を海辺で脱ぎ捨てる。つまり素っ裸になったわけ。今までジョーはあまり好きじゃなかったけどこの率直さに好感度アップ。「優しさだけが親切じゃない」と訴える。それなのにルイスみたいなのを好きになってしまってさ(なんでこうもてるんだアイツ)

そして、そんなルイスが恋人だったプライヤー。エイズに罹りふらふらで可哀想なのだ。その上、ルイスがあっという間に見つけた新しい恋人ジョーを見に行って「いい男だった。カウボーイだ。自分がデイジーを耳にさしたフェアリーに思えるよ」なんて言ってしょげてしまう。可愛いではありませんか。
それにつき合うプライヤーの元恋人・ブリーズも健気だよね。
プライヤーはルイスの恋人を見てやろうと(そして何か文句言ってやろうとしてハンサムさに驚いて何も言えなかったわけなんだが。その後、喚いてはいたが)弁護士である彼の事務所に押しかけ、その後、ジョーがモルモン・センターに入るのを見てまたびっくり。そこにはジョーのお母さんがソルトレイクシティーからはるばるやって来て働くっていうかボランティアしてた。息子がゲイになったと聞いて心配して飛んできたのだ。そのお母さんの前でエイズのプライヤーは倒れこんでしまう。お母さん(メリル・ストリープなんだけど)はそんなプライヤーを抱きかかえ雨の中、タクシーを拾って病院に連れて行こうとする(気持ちはわかるけど、プライヤーをそうびしょぬれにさせちゃいけないんじゃ)

ロイ・コーンのエイズ症状はますます酷くなり激しい痛みを頻繁に受けるようになる。
そんなロイにジョーは自分が妻と別れ、男の恋人と暮らしている、と告げる。
隠れゲイであるロイ・コーンはそれを聞いて動揺しジョーに「そんな話をするな」と言って点滴の針をはずしてしまいあたりとジョーのシャツを血で汚してしまう。

プライヤーの所へ行くと言ったルイスを見送り(必ず戻ると信じて)ジョーは再び妻・ハーパーを迎えに行く。
そしてセックスをするが二人とも無言。目をつぶっているジョーを見てハーパーは「男を想像しているのね」と言う。
また出て行こうとするジョーにハーパーは素裸を見せる(今回は素裸を見せるということなのか)「私を見て。何が見える」「何も」
ジョーは出て行く。

女が男に素裸を見せて「何も見えない」と言われちゃ立つ瀬がない。こうしてジョーとハーパーは再び別れたのだった。

「エンジェルス イン アメリカ」WOWOWサイト


posted by フェイユイ at 22:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ〜
モルモン教のパンツって、白い股引きの七部丈みたいなのですよね…(笑)
白いシャツに白いそのパンツは聖なるものを表すみたいな…ことを聞いたことがあります。アメリカの映画で「Latter Day」というモルモン教の青年とゲイの青年が恋に落ちる話があって、もろにその姿を見ました。白い=モルモン教とカラー=その他の人々(映画の中ではゲイの人々)というような表現をした映画でした。

なんじゃ〜それは…と思ってしまうようなおじさんスタイルでした(ごめんなさい。モルモン教の方達…)
これはドラマシリーズですよね。すいません。名前だけ聞いたことがあったんですが、結構濃いドラマですね…明日早速TSUTAYAにGOします。まだBまでしかないようなんです。
Posted by まもう at 2007年01月19日 18:55
こんばんは、まもうさん。
そうです!その通り!!それでルイスがそのパンツを嫌がって・・・ってこれから見るのに話しちゃいけませんね(記事に全部書いてしまってるんで今更ナンですが(笑))でもジョーはすらりとしてハンサムなせいか、結構かっこよかった(笑)
Bまでと言うのはDVDが三枚ということですよね?一枚に2話ずつなのでそれで全部(6話まで)だと思います。今回私が3枚目の一話だけ(第五章)しか見なかったので紛らわしかったですね。
とりあえずWOWOWのサイトを記事に貼り付けてみました。よかったらどうぞー。
Posted by フェイユイ at 2007年01月19日 23:13
wowowのサイトありがとうございました。
すごい名優さんが出てたんですね〜
アル・パチーノって結構ゲイの役っぽいのが多いですね!
もう早速TSUTAYAでDVD三巻とも借りて参りました。今夜からじっくり見ます。
ありがとうございました。超楽しみです。
Posted by まもう at 2007年01月20日 16:01
主役じゃなく脇役が名優ぞろい!!
でも最後まで見ると皆に愛着がわいてしまいます。面白いドラマでした。
最近アル・パチーノの「スケアクロウ」を何度も借りようとしてなかなか借りれません。好きなんでもう一度観たいと思ってるんですけどねー。

Posted by フェイユイ at 2007年01月20日 23:13
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