映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年01月22日

「地球で最後のふたり」ペンエーグ・ラッタナルアーン

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時間がゆっくりと流れているようなどこからどこに繋がっているのか判らなくなるような物語で好きです。
もしかしたら全部が最後のシーンでケンジ(浅野忠信)が思い描いた妄想だったのでは、とも思える。

潔癖症の自殺志願者とかいう設定って大概嫌いなんだけどここではとてもよかった。それは見知らぬ関係でありながら突然一緒に暮らし始めるノイ(シニター・ブンヤサック)の部屋が怖ろしいごみため状態でケンジがそこを片付け始めるのが結構気持ちよい。
舞台はタイ。ふたりはそれぞれの兄と妹を失ったばかり、という共通点はあるが日本人とタイ人で互いの言葉はカタコト。どうにか英語で意思を通じ合う。従って台詞はかんたんな言葉にならざるを得ない。
そういう感覚もいいなと思ってしまう。
静かな時間。なぜかふたりは映画のお決まりどおりにキスしたりベッドインしたりすることもない。それはケンジのせいではあるのだけど。ノイは結構その気になってるのだけどね。
タイで流行っているのか、ノイの妹が勤める性風俗の店のセーラー服をノイが着ているのがおかしい。
ケンジがなぜここにいるのか判らないがケンジの兄は大阪の暴力団に属していて組長の怒りをかって逃げてきている。ケンジの背中にもびっしりと刺青が施されているのだ。なにかワケがあるのかもしれない。
その組の者に竹内力や三池崇史監督が出演しているのがちょっとした楽しみ。
ノイのしつこい恋人(?)的な男。ノイに男がいると聞いて飛び込んでくるかと思ったら、なかなか来ないし、やっと来てもケンジに軽く殴られて即退散。ヤクザの弟だからもともと強いのか、やはり夢想なのか。

タイの気だるく暑い雰囲気をクリストファー・ドイルが美しい映像で魅せてくれる。(汚い部屋が美しいのだ)
浅野のクールな表情はとても好きだ。

監督:ペンエーグ・ラッタナルアーン  出演:浅野忠信、シニター・ブンヤサック 、ライラ・プンヤサック 、松重豊 、竹内力 、三池崇史
2003年タイ



posted by フェイユイ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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