映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年02月08日

「帝都物語」実相寺昭雄

帝都物語.jpg

「帝都破壊は亥の年、亥の月、亥の日」・・・今年ではないか!
映画を観ていて慄いた。しかも今年はまだ始まったばかり。
何の因果で今年観てしまったんだろうか。
恐ろしいことに亥の年に関東大震災、伊勢湾台風、阪神大震災、という大きな震災が起きているのだと言う。
今年また・・・などという恐ろしいことは考えてたくはないのだが。

なぜかしらん、突然「帝都物語」が観たくなってと同時に荒俣宏が読みたくなってしまったのですが、レンタルしたくても少なくともネットレンタルで「帝都物語」がない。(2作目の「大戦」はあるのですが)大体DVDが販売されてないようですね。もはや中古に頼るしかないのですが以前調べた時逆に中古が凄く高価だったんであきらめたんですよ(じゃ突然じゃなくて一度観たくなったんじゃん)そしたらなんと言う神のお告げか悪魔の計らいか、折りよく丁度いい値段で購入することができついに「帝都物語」を観る事ができました。といっても1988年公開当時随分話題になったものですからさすがに少しは内容を聞いたことはあるし、テレビでもすでに放映はされてますよね。ただあんまり熱心に観てなかったんで今回大いに期待しましたね。
で結果、これは物凄く面白いものだったんですね。これほどの完成度のある日本製ファンタジー(と言っていいのか)は他にはそうないのではないでしょうか。
とにかく映画に携わった人たちの名前が錚錚たる顔ぶれなのです。監督に実相寺昭雄、脚本に林海象、コンセプチャル・デザイナーにH・R・ギーガー、イメージデザインに椋尾篁などなど。出演者と言ったら今見るとさらに呆れてしまうほどの豪華キャストであります。勿論、加藤保憲役の嶋田久作が他の面々の影を薄くしてしまうほどの強烈な印象を残してしまったのですが、今は故き勝新太郎を始め坂東玉三郎、佐野史郎、寺田農、峰岸徹、中村嘉葎雄(森鴎外ですって)宍戸錠、大滝秀治、西村晃、平幹二朗いとうせいこう、と次から次へと登場してくれます。今はすっかり哀愁を帯びてしまった元・モテ男の石田純一氏もここではとてもいい雰囲気のある2枚目でぴったりです。不思議な力を持つ女性の原田美枝子さんが美しくて巧くて申し分ないですね。そしてこの中で最も美味しい役というか大変いいと思ったのが桂三枝師匠。黒田茂丸という風水師の役でこの映画で風水師は非常に重要な役どころでしょうからそこに三枝さんを使ったのはどういう配慮だったのか凄く味があってよかったと思いました。
今でさえなかなか日本のSFXには泣きたくなる時があるものですが、無理にこだわってないせいか、私はあまり気にならず気持ち悪い感じが出ていてよかったように思えます。SFXじゃないですが「学天則」君が非常に気になる存在でしたね。

原作を読まなければ理解不能と聞いてましたが、まだ読んでないのですがそれでも凄く丁寧に面白く判りやすく作られていたのではないかと思いました。今からちょっと「帝都物語」と荒俣宏の本を読んでいこうかな、と思っているとこなのです。


ラベル:風水
posted by フェイユイ at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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