映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年03月08日

「ゆれる」勝手な改変

「ゆれる」とはもうおさらば、と断言しておきながらまだ引きずって登場。この記事は蛇足にすぎないので特に「一般の方」はあまりお勧めいたしません。

昨日大変評判の高い映画「ゆれる」に対し憤懣をぶちまけたのですが、なぜこのように憤慨したのか自分でも少し疑問に思い、考えてみました。
昨日も書いたことですがそれはまったく自分の好みに由来しており、この作品自体の出来栄えがどうの、ということではありません。というか私にはいいのか悪いのかわからないのです。
というのは(昨日も書いたように)この物語と登場人物があまりにも当たり前すぎて私が求めているような不可思議さ、予想の裏切り、といった面白みに全く欠けていたからです。
まず何と言ってもつまらないのが、兄弟のキャラ設定です。私ならオダギリと香川氏に逆のキャラになってもらいます。
東京に行ったナウいカメラマンが長男の香川氏で田舎でお父さんの面倒を見ている可愛い弟がオダギリです。
無論性格が逆です。長男香川は女を抱いては捨てるような不埒な奴でオダギリは女性と口も利けないようなやや引きこもり傾向がある青年になってもらいます。
香川はそんな弟を可愛がってはいるのですが半分馬鹿にしてもいるし可哀想にも思っています。そして汚くなった自分と違いいつまでも純真な心を持っていることに反感と怖れも感じているのです。
オダギリは都会に住む兄を尊敬し慕っています。だが心の中で兄への嫉妬があるのもまた事実でした。

で勿論女を殺してしまうのはオダギリの方。あのねー、美形が罪の意識で苦しんでなきゃ萌えないでしょ。香川氏が縛られてても色っぽくないではないか。絵を考えてよー。
兄は晩生な弟と女性をくっつけようと考えますがいつもの悪い癖でつい手をだしてしまう。
女は可愛い顔をしているのですが実は弟に近づいてうまくいけば結婚できるかなと考える。だが女に臆病な弟は全くなびかずいらだっている。親父でもいいかなと思っていた。そこへ都会からカメラマンの兄が帰郷しこっちでもいいかな、一緒に東京へ出て行くかと考えている。
兄は身勝手にもそのことを黙ったまま弟と女をくっつけようとつり橋のある場所へ遊びに連れ出す。弟にプロポーズしろとたきつけて一人先につり橋を渡る。女が後を追いかける。弟は兄の言いつけどおりどうにか口が利ける女性であるその女につり橋の上でプロポーズする。女はもう弟にうんざりしていて兄の方に気が向いている。そこで弟の気の弱さ、意気地のないことを手酷く罵る。弟はつい女を。

で、警察に捕まった(自首した?)可愛い弟を助ける為に兄貴ががんばると。牢屋で酷い目に会ってる美形の弟と(アレされたりコレされたりね)その弟を救おうと苦悩する(結局苦悩はするけど)兄の愛は深いのだがしかし心のどこかで兄は弟を疎んじていて純真過ぎるがゆえに目障りな弟がこのまま出てこないで欲しいと思ってたりという葛藤でまた苦悩する、とまあこんなふうでしょうか。
だからといってこれが面白いかどうかは別問題だが。しかし映画って撮り方次第でどっちにもなるものではあるしな。

つまり私は「異常にそそる兄弟愛」であって欲しかったのだ。それなのに全然真逆だったのでじれにじれたのだねー。(あの弟のやり口っていいのか、あれで。人間として許されるのか??)

それとあーゆー女だけはごめんです。あんないじけ女今時いるのか?先に書いた話とは別の話になるかもしんないけど、弟と寝てたと思ったら兄貴ともやってるし実は親父ともできていて、さらには伯父さんともやってたらおかしいのに。あと従業員とも。そのくらいのごーまんさは欲しいですね!その上、死んでなくて金だけ取って逃げていた、なんていうのがいいです。意地でも死ぬなよ、兄貴を落とせよ。
以上のような異常な愛に萌える兄弟と意地でも死なず金だけ着服するようなタフな女が出てくる、そんな映画が私は好きです。


ラベル:女性 兄弟
posted by フェイユイ at 18:46| Comment(6) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
未見の映画ですが、逆に一回見ようかな…と思っちゃいました。フェイユイさんをここまで怒らせる映画なんて、ちょっとブログを読み始めて初めてだったからすごく興味を持っちゃいました。
でもきっとフェイユイさんの設定のほうが面白いのだ…と見る前から思いましたね。
だって本来は逆なんですよね…オダギリが結局今時青年の弟で香川さんが真面目な田舎のお兄ちゃんなんですね?
そのまんまやん…というような設定なんですよね…。
いじいじした女も見たい!
すいません天邪鬼のような反応で…
でも見て後悔するのかなぁ…
だってフェイユイさんの人があまり直目しない映画にいつも焦点を合わされるっていうところ大好きなんですよね。。
私も同様な部分がありますので…まだまだ及びませんが…
ちなみに「メゾン・ゾ・ヒミコ」も何度みても寝てしまって最後までみれないのです。なぜだろう…
Posted by まもう at 2007年03月09日 01:08
「メゾン・ド・ヒミコ」も合わなかったんですよねー(笑)なぜってゲイの話だっていうんで期待したのにオダギリのそういうシーンが全然ないんだもの(笑)
「ゆれる」も兄弟萌えを期待したのにそうじゃなかった。つまりどちらも下心を裏切られたんですねー。
まもうさんが寝てしまうのもそのせいじゃないのでしょうか?ゲイなのに女と関係持つシーンしかないなんて。あんまりだー。
すみません、まもうさんを私と同じに考えてしまって^^;

「ゆれる」を観るべきかどうか。この大絶賛映画をどう思うか。一度試して欲しい気はしますー。
Posted by フェイユイ at 2007年03月09日 22:36
フェイユイさんのおっしゃるとおりです(笑)全然ゲイ感も漂わなかったんですもの…オダギリジョーは結構好きですが、結構どの映画も同じように思えてきてしかたない…それも原因かも…
少しは覚悟をもって望んでほしかったです!せめて上半身くらいまでね(笑)
Posted by まもう at 2007年03月11日 22:15
上半身?(笑)映ってるのがってことでしょうか?それとも上半身しか許さない?

行為はしてるけど映ってなくて表情だけっていうのはありですか?
Posted by フェイユイ at 2007年03月11日 23:34
いえいえ、本来は全裸が好み!!(笑)

上半身演技ならせめて17歳的天空ぐらいまで頑張って欲しい!(笑)
でも日本の映画って勇気ないでしょ…まぁ規制が厳しいのでしょうけど、男女もんだとそこそこなのに、ゲイ映画となるとエロティックVシネマを除いたら、全然じゃないですか…それが嫌です。やるなら盛夏光年ぐらい頑張って欲しいです!(熱弁)
Posted by まもう at 2007年03月13日 09:33
日本の映画にはなぜこれという色っぽいゲイ・ムービーがないのでしょうか(一般上映されるもので)
これは作り手の問題なので・・・出てきてくれませんかねー。
いつも期待だけはしてるんですけど。
Posted by フェイユイ at 2007年03月13日 20:35
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