映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年04月07日

「身毒丸」蜷川幸雄

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ちょっと今茫然というか頭くらくらしてるとこです。というのは記事タイトルが示すとおり舞台劇「身毒丸」白石加代子×藤原竜也を観たばかりだからなのですが。

ここで演じられる義母・撫子(白石加代子)と美しい少年・身毒丸(藤原竜也)の激しい憎しみと愛の物語にすっかり酔ってしまったわけです。
舞台劇を観ることは殆どない私ですが白石加代子が演じる女に驚きました。白塗りの顔の奥に隠された表情のなんと豊かなことでしょうか。低く響く声が素晴らしく恐ろしい魔力のようなものを感じました。
身毒丸の藤原竜也はテレビでもいつも見れる顔ですし、私でも何度となくドラマや舞台も観ています。大変繊細な綺麗な顔立ちで好感の持てる印象の人ですのでいつもつい観てしまう人ですが、なぜか出演映画が好みでないのでいつかきちんと作品を観てみようと思っていました。
蜷川幸雄演出「身毒丸」で彼が15歳の時ロンドン公演で喝采を浴びたというのは当時も聞いていたしやはりこれを観たいなあという思いはありました。
で、観る事ができて、これは凄い。という感想です。
藤原竜也はやはり舞台の人なのでしょうか。いつもテレビドラマで観るのとは迫力というか美しさがまったく違うように見えるのです。
テレビではどうしてもアップが多くなるのですが、DVDに撮るためにアップなどの処理をされているとはいえ、舞台での彼はほっそりとした長身がいっそう伸びやかに感じられますし、活かされています。
ドラマや映画での抑えた演技より舞台での激しい過剰なものの方が彼の今にも壊れそうなくず折れてしまいそうな魅力がより強く表現されているのです。
この色っぽさをそのまま映画に作り変えることは出来ないのでしょうか。
その時だけの舞台だからこその魔法なのでしょうか。

家というものを重んじ継続していく事だけに価値を見出している父親。息子はいるが母親が死んでしまったために代わりの母親を金で買おうとする。
息子は愛する母親の後に入る女性に対し、それを認める事が恐ろしく反発してしまう。
買われてきた義母は夫にとって自分は女ではなく家事をし母親の役を全うすることだけが目的なのだと知り絶望する。
義母・撫子と身毒丸の苦悩する姿に目を奪われる。
全体を包む妖しげな雰囲気にも見惚れてしまった。

映画館で映画を観る事以上に生で舞台を観るのはテレビやパソコン画面のそれとは比較にならない事は僅かな経験からもわかってはいる。
だがそれも叶わぬものにとってはこうしてこの素晴らしい舞台劇を観ることができたのは喜びであった。

ほんとうに藤原竜也は綺麗な人ですね。もう少し違うというか自分の好みの映画に出てくれるといいんですけど。

作:寺山修司/岸田理生  演出:蜷川幸雄  出演:身毒丸:藤原竜也 、白石加代子 、三谷昇 、蘭妖子 、 石井愃一
2002年1月の彩の国さいたま芸術劇場大ホールでの公演の模様をDVD化

特典でオーディションを受ける15歳の藤原竜也くんの映像が映るんですが可愛いったらない。今も可愛いですけどね。


ラベル:演劇
posted by フェイユイ at 23:25| Comment(5) | TrackBack(1) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「身毒丸」の話題が!きゃっ!
かなり前ですが、この舞台をみました。
98年だから藤原くん、17歳くらいだったと思います。
 この人は映像の世界よりも舞台の方がより一層輝いてる気がします。
「おかあさん、もう一度ぼくをにんしんしてください」
という身毒丸の叫びが、忘れられません。
白石加代子さんも鬼気迫る?ものがあって
本当にすばらしい舞台でした。

DVDにオーディションの映像もついているのですか?これは観なくっちゃ、だわ。
武田真治版のビデオも以前観まして
これもよかったですけど、藤原くん本当に
いいですね。
Posted by マチルダ at 2007年04月08日 00:49
生の舞台!羨ましいですねー!!!
テレビで他の舞台の彼を観た事はありますが今回観てほんとに舞台の人だと思いましたねー。でもいい映画にも出て欲しいですけど(笑)
白石さんとの絡みシーンは色っぽくてどきどきでした。これを生で観れたなんて・・・!!!

オーディション風景といってもほんの少しですが(笑)
ただ蜷川氏や白石さんと話されていたロンドン公演のエピソードは素敵でしたよー。
腰が痛くてどうしても舞台に上がれなくなった藤原くんがやりたいと号泣するのを見て蜷川さんが「もう竜也と心中する!」と覚悟して彼を使ったという。それだけでも映画のようですね。

武田真治もいいですね。これも観たい!
Posted by フェイユイ at 2007年04月08日 12:11
ふたたびこんにちは。

お芝居を観に行った経験はそんなにないのですが、「身毒丸」公演観られたのは本当に幸せなことでした。

 公演終了後、いつまでも鳴りやまない拍手の中、藤原くんと白石さんは舞台のソデから何度も何度も出てきてずっと手を振ってくれました。
藤原くんはたった今、激しい演技をみせてくれた「彼」とは別人みたいに、八重歯のかわいい男の子でした。

それにしても不調を押しても舞台にあがるといった藤原くんもすごいけど「竜也と心中する!」って本当にすごい覚悟ですね。
Posted by マチルダ at 2007年04月08日 17:30
DVDにも藤原くんと白石さんが何度も礼をする様子がありました。
藤原くんの八重歯って歯列矯正があたりまえになった今は逆に新鮮ですねー(笑)
昔は八重歯がチャーミングポイントの一つだったんですけど。とても可愛いので矯正して欲しくないです(笑)
でも海外での活躍が増えたりすると真直ぐになってしまうかもしれません(やたら八重歯にこだわってしまった)

ほんの少しの時間なんですが機会があったらこの特典のためにDVD見てみてください〜。私、蜷川さんが好きになりました(笑)好きでしたけど。
Posted by フェイユイ at 2007年04月08日 23:17

腰が痛いのは辛いものです。
私も14年間悩まされました。

私が考案した腰痛解消法をお試しください。

【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。

腰をお大事に。
Posted by 腰痛アドバイザー at 2008年03月24日 17:55
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Excerpt: 蜷川幸雄蜷川幸雄(にながわ ゆきお、1935年10月15日 - )は、埼玉県川口市生まれの演出家、映画監督。俳優としての活動もある。開成高校卒業。娘(長女)は写真家..
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