映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年04月30日

「陸軍中野学校 雲一号指令 」森一生

_w.jpg

陸軍中野学校第二弾。
一作目において日本初のスパイ養成学校で鍛え抜かれた卒業生たちが世界各地で活躍し始める。
主人公・椎名次郎は北京へ向かう途中であったが、参謀本部からの暗号電報で神戸へ行く事になる。
そこには中野学校の創立者である草薙中佐が彼を待ち構えていた。神戸港から出発する大型軍用船が度々時限爆弾により爆破されていいるというのだ。草薙中佐は第一期卒業生である椎名に捜査を任命し中野学校の名誉にかけて解明を求めた。これを「雲一号指令」と呼ぶ。

81分という作品の為もあるが粗筋だけを追っていった様な仕上がりで深みやスリルといったものが欠落してなんとも物足りない。
それでも市川雷蔵と加東大介の演技だけでなんとか見せてしまうのだから凄いものである。
私としては北京に行った椎名の活躍を見たかったんだけど指令変更なんでしょうがない。
椎名が朝鮮半島を北上する列車の中で朝鮮の衣装をつけた乗客がいたりするのが当たり前なんだけど日本の映画ではあまり見れないようで興味深かった。
また芸者・梅香に変装した中国人スパイが凛としてたじろがない美貌であった。

実際はどうなのか解らないし、この映画のせいなのかもしれないが、スパイ映画と言っても随分のんびりした風情がある。街ものどかである。憲兵だけは怖いというイメージがあるのでびびるけど。
緻密な計算だとか、人間離れしたアクションだとか惨たらしい光景だとかもなし、かといって007のような華やかさもないという不思議な感じ。爆発も小さいし。あの程度でいいのかな。
端正な市川雷蔵が変装したりしてるのを楽しみながらぼんやり観ていた。
なんとなくこのまま日常的スパイ物パロディが出来そうな匂いもある。この辺のパロディ漫画とかありそうだ。
とはいえ、どうしてもこのシリーズ観たいのでそう数があるわけでもないので観ていこうと思っている。

監督:森一生 出演:市川雷蔵、加東大介、村松英子、佐藤慶
1966年日本


ラベル:スパイ
posted by フェイユイ at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。