映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年05月25日

「007/カジノ・ロワイヤル 」マーティン・キャンベル

JWmEC.jpgOOV.jpg

困ったね。ハートを射抜かれました。
私ときたら、007はピアース・ブロスナンではなく、ショーン・コネリーしか認めないね!というオールドファンなのである。
まあ、テレビで観たものなので思い出す声はコネリーじゃなく若山弦蔵だったりするが。
ショーン・コネリー=ボンドはあの太くてやや下がり気味の眉が男らしくて大人でステキなのであり、常に冷静、ゆとりある紳士なアクションなのであった。次々と現れる美女に対しても精悍且つ鷹揚なのでありその上ユーモアのある軽やかさをもつ大人の魅力を持ち合わせていた。
ロジャー・ムーアで別れを告げ「ネバーセイ・ネバーアゲイン 」で再びコネリーを観て喜んだ後はもう観ていないのだった。一応どのボンド役も顔を見たがその気になれなかった(どの気?)

今回、初の金髪碧眼のジェームズ・ボンドとなったダニエル・クレイグはボンド役を見る前に幾つか作品を観てその魅力は認知していたのでボンド役にも抵抗はなかった。

だがだが、クレイグのボンドはそれどころじゃなかったねー。さすがに今回の007には女性観客が多かった、というのが頷ける。
ブルーの瞳はクールなのになぜかしらん唇がいつも何か言いたげで意味ありげでむずむずするのだ。
金色の短髪もやや太めな感じのする鍛え上げられた肉体も凄く好きなタイプで観初めてこの新しい007に惚れてしまうのに時間はかからなかった。
(コネリーしか知らないので)コネリー=ボンドに比べると落ち着いたゆとり感がなくアクションもせっかちなのだが、それはジェームズ・ボンドの若い頃だという設定だということで何の問題もない。
ガンガン走って頑張ってるのにやたらと失敗してるのも若気の至りということでむしろ可愛く感じてしまうではないか。
美女と目が合うだけでうまくいってしまうのはさすがに007ならではの技。
しかも常にクールであろうとするジェームズがヴェスパーに惚れこんでしまい、シャワー室で泣く彼女を一緒に濡れながら抱きしめる場面(指なめなめ色っぽい)、彼女の裏切りを知ってからも水中に沈む彼女を救おうと我を忘れてがむしゃらに潜っていく様は心かき乱される切なさがあった。

ダニエル・クレイグの007はゲイの方々に大いに賞賛されているということで私はそうではないのでなぜなのかはよく判らないが、そういえば「カジノ・ロワイヤル」はボンドの拷問シーンがホモ・セクシュアルだということで昔話題になっていたのだが、未読なのでその辺もうまく言えない。しかしいきなりジェームズを捕まえて裸にし二人きりになって(なぜ二人きりになる?)拷問していくというのは確かにいやらしい。しかし映画では特にホモセクシュアル、というようにも見えなかったがどこが違うんだろう?
ピアース・ブロスナンはゲイ度0でクレイグは110パーセントらしいが、全くよく判らないものである(というのは嘘で勿論よく判る)

とにかくクレイグ=ボンドが思った以上にセクシーボンバーで粉砕してしまったのだった。大体ヴェスパーって大変な思いを背負って行動しているはずなのにジェームズにタキシードを贈ってそれを身につけた彼を見てるところは楽しげであった。
あの場面はヴェスパーがというよりカメラが正装したジェームズの姿を執拗に映し出しているようななまめかしさがあった。
というか全体にボンドガールの美しさより若いボンドのセックスアピール画面が多いようでその辺りがゲイ的なのかもしれない。

作品自体の評価をまったくしてないが、先にも言ったように冒頭(から少しして)が007としてはバタバタしたアクションの連続のように感じるが、それは若さゆえの暴走なのであろう。
カジノシーンがかなり長いためか144分という作品だが私としては文句ない仕上がりであった。
ショーン・コネリー以来、久し振りに007を堪能できたのも嬉しいことである。
次回作もクレイグ=ボンドが観られるのもまた興奮であるな。

監督:マーティン・キャンベル  出演:ダニエル・クレイグ 、エヴァ・グリーン 、マッツ・ミケルセン 、ジュディ・デンチ 、ジェフリー・ライト 、ジャンカルロ・ジャンニーニ
2006年アメリカ、イギリス、ドイツ、チェコ


posted by フェイユイ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ダニエル・クレイグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。