映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年06月04日

「リトル・ミス・サンシャイン 」ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス

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凄く判りやすく人生を描いた映画のようで本当にその意味が解るのは難しいのかもしれない。

実はあまり書くことがない。あーそうだなって思うし、負け犬っていうのは挑戦しないことだっていってとにかくやってしまえっていうのもわかるしね。
問題はこの映画の外にあってじゃあ自分は?って考えてしまうことなんだけど。

上の写真が全てを描いてるっていうのもあって、この映画は人生について語る以上に家族と言うものを描いている。
殆どの家族はこの旧型の黄色いワーゲンバスそのものでクラッチも効かなければいきなりクラクションが鳴り続けたりする。修理はいつまでかかるか判らない状態。仕方なき成り行きまかせで走っていくしかない。
やや常軌を逸したと思われる家族の中で母親だけがまともっぽいがこの辺がこの製作者の母へのイメージなのであろうか。だがこの母親は毎日フライドチキンというのが失格だよ、ということを言いたいのだろうか。そういえばその家庭を表すワーゲンバスを運転するのは父親で母親が運転しようとすると動かない。
いい母親だけど家庭を動かすのは父親だと言ってるというのは考えすぎか。自分がその立場のせいか、母親も皆と同じような意味で何かの異常性を持っていて欲しかったが料理をしないこととマニュアル車運転ができないっていうのが異常というのはちと寂しかった。
やはり母親と言うのは「まとも」じゃないといけないということなのかなあ。
負け犬の母親というのは料理ができない、ってことなんだよね、この映画によると。
して彼女は挑戦してるのか?何を?料理の挑戦?

どうしても母親のことで長くなる。

まあ、情けない家族ではあるがそれほど酷くないから観れるわけで、アメリカでももっと観ていられない様な家族はもっと溢れるほどいると思うが。
「ブッチャーボーイ」を観た後でこれを観たら「幸せだよ、あんたたち」ってしか言えない。そんな比較ばかりしてちゃ何も言えなくなるけどね。

明るいアメリカ映画で観てる間はなかなか楽しめるんだけど書き出すとなぜかこんな風な文章に。
ロードムービーの部分が短かったからちょっと不満かも。
死んだおじいちゃんを連れ出すとこは好きだった。

グレッグ・キニアが父親役で出てたので観てしまった。マットの双子の兄貴だから観ようと思って。
オリーブちゃんは可愛かった。
ヘロイン中毒の昔気質の爺様可愛くないとこがよかった。

よく出来た映画である。こういうの観るとやはりもっとわけのわからない映画の方がいいな、と思ってしまうのだった。

監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニア トニ・コレット スティーヴ・カレル アラン・アーキン アビゲイル・ブレスリン ポール・ダノ アビゲイル・ブレスリン


ラベル:家族
posted by フェイユイ at 23:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はひじょーに感動しました!涙が滲んでしょうがなく。泣き笑いってやつです(^^;)
各所に笑い&泣き所満載で。
フェイユイさんの“もっと母が異常であって欲しい”“もっと訳のワカラナイ映画がいい”て意見にも笑い(すいません;)。ブラックだけど結構素直な印象の映画ですものね。
役者皆素晴らしいナァ〜・グレッグ・キニアやスティーブ・カレルは喜劇出身だからラストのお馬鹿ダンスもいっそ気持ちがいいし、そこにポール・ダノの踊りがまた喜劇慣れしてないからこそ嬉し恥ずかし(見てる自分が)^^ダノは、今気になっている俳優です^^v何とも云えない(この作品では)無言の存在感〜若者の感情の爆発。
そしてアビゲイル!!なんて旨いのか。特におじいちゃんとベッドで話すシーンの感情表現たるや只者でない感じ。(泣!)〜その後の作品『幸せのレシピ』でも素晴らしかったです。
私はとにかくあのポンコツ車に皆が必死で飛び乗る様が、可笑しくて可笑しくて。人生を現しているのですよね〜“その車に乗って行く”ということが一番肝心なわけで。だから皆、必死なわけで。だんだん皆に連帯感が生まれ、飛び乗り方も上手になっていく。前に進むと変わるよね、多分どんなことも。小さなことから。。
最後に“母”の異常性ですが・^^;私は見ながら不思議でした・何故こんなジコチュー家族を普通に見守っているのだろ?と。ま、でも変わり者の人々にはそれを許している変わり者の家族が存在している、てことなのかな〜と思いました。
一番好きなシーンは(全然くだらないのですが☆)ダノ(息子)が、母に“チキン持ってきて〜お皿は紙皿よ〜”なんて頼むと、ぼそーっととってきて淡々とした様子で(テキトーに投げたりして^^;)テーブルセッティングするシーン。・・いいなぁ☆男の子が家の中にいて(爆)☆長文すいません。^^;;;
Posted by フラン at 2008年04月17日 17:00
ちょっと時間がたってるので記憶が^^;なんですが、観た日の気分もあったのかもしれませんねー。
いやいや、凄くいい映画よくできた映画だったと思ったんですよ。
でも物凄い評判だったのでちょっと天邪鬼だったかもしれません。今観たらも少し素直な感想だったかもです(笑)
以前『サイドウェイ』で「よくできてるのは判るけど好み的に・・・」となった時に似てるかなー。
男の子でも女の子でも家族がいることは(特にこういう面白い家族)幸せなことですね。

みんなこういうほんわか家族に憧れてるのかなあ。

そうそうお母さんがおかしくてお父さんがまとめ役だったら私も同じように気に入ったかも。お母さんがまとめ役だったのが嫌だったんです(笑)昔風!と思って。
Posted by フェイユイ at 2008年04月17日 17:39
「よく出来た映画」への抵抗感、ですか〜私は割と逆に“よく出来ている作品かどうか粗捜し”する方かも〜。
お母さんが纏め役なのは、つまるところ究極男性のホンネなのではないでしょうか(笑)あ〜んな不良の爺ちゃん始め^^;誰かがしっかりしないと社会生活やってけないし(笑)。
現在ケンイチ君で胸いっぱいのフェイユイさんで思いついたのですが、このポール・ダノの役なんか、役者だったら演ってみたいようなユニークさ☆ですよね。例えばケンイチ君にはぴったりのというか似合うのではないかな〜と思いました。^^
Posted by フラン at 2008年04月17日 18:14
よくできた映画への抵抗感、ってことはないんですよー。
自分の好きなものならそうは思わないので。
つまり「よくできている」のはわかるけどそれが「好きか嫌いか」はまた別もの、ということですね。この映画も点数つけたら高得点だけど私は別の出来の悪い映画に好意を持ってる、みたいな。
ただ評判が悪い映画だと少しいい所を見つけてやろうか、と思ってみたりはします(笑)
評判がいい映画なら「いいとこ見つけた」っていう楽しみがないので(やっぱり天邪鬼?)

うれしいこと言ってくださいますねー。私もそう思うんですけど、ケンイチくんですねー。この人もひねくれ者みたいで、「ぴったりの役」とかはやりたくないんですって。
「ちょっと無理なんじゃない?」っていうのをやりたいんですと。
それで本人音痴なのに次『デトロイト・メタル・シティ』で悪魔系ミュージシャンなんですよ。
でも家族の話とかはまだやってないのでいつかそういうのもやりたくなるかもしれませんね。
Posted by フェイユイ at 2008年04月17日 19:37
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