映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年06月27日

「ドリームガールズ」ビル・コンドン

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ジェニファー・ハドソンの歌唱力、ビヨンセの美しさに酔いしれた130分間であった。思わず体が動き出し,涙がこみ上げてきた。
描き出されるのは差別偏見と戦いながら華やかなアメリカショービズ界の人間たちの生き様。
作り上げられていく美貌のディーナ率いるドリームガールズはその名の通り夢の女達である。
反抗的なエフィーはやり手マネージャー・カーティスから切り捨てられてしまうが、最初から彼女は地道に音楽活動をして実力を認めてもらいたいという思いを持っていたのだから我慢してやり続けたとしてもどこかで爆発してしまったに違いない。リードシンガーを任されたディーナもついには自分の道を歩みだしていく。

人の心を魅了するその華やかさ、力強さはまさにアメリカそのもので素直にその楽しさに浸る者もいれば、反発を感じてしまう人もいるだろう。
確かにあまりにも単純な構図なのであろうがその中で生きていくしかない彼らの生き様とそこから溢れ出す音楽の力を感じずにはいられなかった。
その感動は昔「ライトスタッフ」を観た時と同じものと言ってもいい。なぜかストーリーも殆ど同じである。
華やかに人々の注目を浴びる選ばれた者たちと実力がありながら陰の生活をせざるを得ない者。だが陰の生活をする者にも輝く時がある、という筋立てだ。
私は酷く感動して何回も観たものだがその時の感動は空を飛ぶ、という心地よさによるものでもあった。
今回は歌の素晴らしさである。ブラックミュージックの波動に揺れ動かされたのである。

監督:ビル・コンドン 出演:ジェイミー・フォックス ビヨンセ・ノウルズ エディ・マーフィ ジェニファー・ハドソン アニカ・ノニ・ローズ ダニー・グローバー シャロン・リール ヒントン・バトル ジョン・リスゴー
2006年アメリカ


posted by フェイユイ at 00:04| Comment(4) | TrackBack(1) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
う〜ん。。フェイユイさんの評に脱帽☆です!
ワタクシが感じて言葉に出来なかったものが、かっちりと“映画評”としての形になって現われたと思いました。ありがとうございます!
私は“映画はなるべく映画館”という人間なので、この作品もシアターでみましたが、やはり歌曲と歌手の迫力が素晴らしく、酔いしれることが出来ました〜◎
『ライトスタッフ』も『ドリームガールズ』もそうですよねアメリカならではの、正にアメリカン・ドリームを掴む☆お話ですものね。そういえば『ライトスタッフ』でも、あの主題歌が物凄くインパクトありましたし使われていた音楽が今でも耳に蘇ります・・^^
Posted by フラン at 2007年06月27日 16:36
うわわ、そんなに言ってもらえると困ってしまいます〜。というのはいつもそうですがこの感想は特に難しかったからなんですよねー。

観ていてばーんと撃たれたように感動し惹き込まれたのですが、他の方の批評では「ありきたりの展開」などと言われてたりもしてますね。考えたらそうですが、その言葉だけでは語りきれない「パワー」と「隠されたもの」というものを感じたんですね。表面に描かれなかったものがある。

フランさんの書かれた「アメリカンドリーム」という言葉でそうだった!その言葉があった、と思いました(笑)基本なのに出てこなかったですね。
「アメリカンドリーム」というともう使い古されてると少々馬鹿にされているのかもしれませんがこの映画の奥にあるアフリカ系アメリカ人の歴史を考えていくとやはり涙を覚えてしまうのです。そしてそれを手にいれてもまた自分というものを見失いたくないという思いもあるのですね。
 
「ライトスタッフ」もまた忘れられない映画の一つです。
私にとってもいい時期で映画館で感動できました!!
「ドリームガールズ」映画館で観る迫力を思うとさすがに悔しかったですねー。
Posted by フェイユイ at 2007年06月27日 20:47
フェイユイさん 今晩は。ご無沙汰しておりました。
この映画は確かにストーリーは単純と言えば単純ですが、歌にそれを十分補う力があったと思います。滅多に買わないサントラ盤を買って聞きましたが、これも素晴らしい。改めて、歌の力で引っ張っていった映画なのだと感じました。
Posted by ゴブリン at 2007年06月28日 17:27
こんばんは、ゴブリンさん。
映画そのものが歌、歌そのものが映画、と思わせるような力強さがエフィーの歌にありましたね。一方のディーナも素晴らしいと思いました。
私は詳しくはないのですが、ブラックミュージックは大好きです。
批評でうるさい、と感じられる人もいるみたいでちょっとおかしかったですが、これは好みの問題なので彼女たちの歌に共鳴できない場合はどうしても低評価になってしまうのでしょうね。

歌に感動する映画でした。ハリウッド映画というのはやはり迫力あるものだなと改めて思わされましたねー。
Posted by フェイユイ at 2007年06月28日 18:38
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ドリームガールズ
Excerpt: アメリカ 2007年2月公開 評価:★★★★☆ 原題:Dreamgirls 監督
Weblog: 銀の森のゴブリン
Tracked: 2007-06-28 17:19
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