映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年06月30日

「悪魔のいけにえ」トビー・フーパー

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ごめんなさい、こんな怖いの貼ってしまって。
画面大きくしたらもの凄く怖いです。こんにちはー、って感じもしますが(しないって)

こんなに単純にストレートに怖い映画というのは他にそうそうないのかもしれない。

前置きが長くなるが、少し前に「男が近所の女達を殺しては皮をはいで家具などを作る」という映画をテレビでちょっとだけ観てしまい、何の映画か判らず悶々としていたら最近やっとエド・ゲインという(有名な)名前を知った。(レンタルしたかったがなかった)
実在の人物なのだが墓場を荒しては人体を解体し様々な家具やお面、服のようなものを作っていたという怖ろしい事件なのである。
この事件を元に多くの小説・映画などが作られ最も有名なものはヒッチコックの「サイコ」だが、もう一つ「解体」ということに焦点をあてたのが本作なのであろう。

といっても本作は単にエド・ゲイン事件を模倣しただけではない恐怖がある。公開当時は、その荒っぽさと唐突な展開、意味のなさからB級のレッテルを貼られてしまったようなのであるが、今、観直してみればそれどころではない恐怖がある。

「変態村」を観た人であれば(順番が逆の場合が普通かもしれないが)この映画の影響が大きくあったのがわかるはずだ。
粗い画面、有名俳優がいないために本当のことを映しているかのように思える映像。
なにか金属製の引き戸から突如現れるレザー・フェイスの恐ろしさ。おかしな兄弟。今にも殺されようとする若い女性の泣き叫ぶ声の悲痛さ。それを見て嗤う殺人者たち。
「サイコ」とエド・ゲイン本人は母親がキーワードだったのにここでは殆どミイラ化しているような祖父が元凶となっている。死んでいるかのような祖父に若い女の指から血を飲ませたり、「爺様は痛くないように殺すよ」とか言いながらもう動かない手にハンマーを握らせようと何度も繰り返したり(ホントに一体これ何の意味があるのか、クレイジーとしか言いようがない)そのハンマーで少しだけ頭を殴られたりして痛そうである。
再び逃げ出したサリーをふざけながら追いかけてくる兄弟。あわやという所で通りがかりのトラックに乗り込み狂ったように笑い出すサリー。獲物を逃し悔しがってチェーンソーを振り回すレザーフェイスのその動きはダンスのようである。
その設定も展開もシュールとしか言いようがない。何の意味も動機もなく殺人を犯す兄弟たち。アメリカの片田舎、殆どの者がただ通り過ぎていくだけの土地ではこんな家があるのかもしれない。

監督・トビー・フーパー 出演:マリリン・バーンズ アレン ダンジガー ポール A パーテーン エドウィン・ニール ジム シドー ガンナー・ハンセン ポール・A・パーテイン エド・ニール
1974年アメリカ


ラベル:ホラー
posted by フェイユイ at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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