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2007年07月09日

「不都合な真実」デイビス・グッゲンハイム

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これはアメリカ人によるアメリカ人のためのドキュメンタリーであったのか。
これを観た他国の人間がこの作品が「真実」かどうか疑問を投げかけているのだが、アメリカ人がアメリカ人のために作った作品としか思えないのでそう怒ることもないだろう。このくらい言わないと考えない国民なのである。実際、問題は山積しているわけだし。

無論これを観て別の国の人間が我が身を振り返るのは結構なことだろうが、アル・ゴア氏がこの講演の中でも何回となく「地球温暖化懐疑派」なる人々との軋轢を引き出して嘆いているが、アメリカ中を説得し行動させるのは大変そうである。頑張ってもらいたい。結局はゴア氏が正しいのか懐疑派が正しいのかは将来わかるわけだが、どちらが正しいにしても悲惨な未来であって欲しくはない。
ゴア氏が提示しているアメリカの現状を信じればあまりにもアメリカは酷すぎる。京都議定書に批准して欲しいし、全ての面でもっと節制していただきたい。

作品としては非常に内容は判りやすく、綺麗な画面で観やすい仕上がりとなって昨日の「ダーウィンの悪夢」とは両極端というほど違うものであった。
くらべなくてもいいが、「悪夢」ではインタビュアーの顔が見えないのに対しこちらはずーっとゴア氏の顔を観続ける事になる。映画でこんなに一人をじーっと見つめ続けることは殆どない。
「悪夢」は問題提議も答えもよく判らないのだが、こちらは明確そのもの。単なる答えだけでなく最後にどうすればいいかの提案がずらりと表示される。問題が難しくてもスライドによって写真・アニメ・実写・グラフなどが次々と現れ鈍らな頭でも理解できるよう細やかな配慮がなされる。
まあ、その作品自体はどちらが好きかといえば「悪夢」の方が私は好きだが、訴えている事自体が違うのだからこれはそれぞれよく出来ていると言っていいのだろう。

折りしも地球温暖化防止を訴える世界規模の音楽イベント「LIVE EARTH(ライブ・アース)」が7・8日(日本時間8・9日)、 アル・ゴア前米副大統領らの提唱で、8か国10都市で同時開催されたということである。私は観てないが盛況であったようだ。
若者は映画も観ないだろうから音楽で理解を広げようというゴア氏の活動は実に細やかである。

自分自身としては色々な情報を入れながら出来るだけのことはしようと思う。自転車に乗るのは健康の為にもいいし、とか。

しかしゴア氏の子供の頃の生活というのは凄く楽しそうだ。都会生活を離れて田舎で過ごす時間というのが自由で幸せそうである。
こんな子供時代があったら地球をなくしたくないはずだ。まあ私も田舎でのんびり遊んでいたから充分幸せな子供時代ではあったけど。

監督:デイビス・グッゲンハイム 出演:アル・ゴア
2006年アメリカ


posted by フェイユイ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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