映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年07月11日

「エム・バタフライ」デヴィッド・クローネンバーグ

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凄く面白いものを観てしまった気がする。今慌てて書いてるので調べたりしてないのだが、こういう西洋人の目から見た中国の文化大革命と人々というのを描いたものというのはあまりないと思うので非常に興味深かった。

最初、ルネがソンに惚れこんでいくとこなんておかしくて「やれやれ」と応援していた。
クローネンバーグの作品をそれほど観てはいないのだが、不思議な世界に入って行く話が好きなのでは、という印象がある。
ジョン・ローン演じるソン=バタフライが妖しく神秘的でしかもか弱いという理想の女性そのものになっていてこちらもすっかり魅せられてしまった。

ルネは二人で作り上げてしまった幻の女に恋をしていたわけで、結局ソンはマダム・バタフライになってしまったのだが、この映画ではバタフライを捨てた男自身もバタフライになろうとするというのがなんとも、またグロテスクにおかしいのだ。
さっきからおかしい、とばかり言ってるが決して馬鹿にしてるわけではなく人間の作り出す幻想というのはなんと不思議なものだろうと思っているわけなのだ。
西洋・東洋、男・女、それらが作り上げる幻想が恋になるわけで幻想なしには恋というのはあり得ないのかもしれない。
例えば真っ裸で座っていた西洋女のようにさらけ出してしまっては。

監督:デヴィッド・クローネンバーグ 出演:ジェレミー・アイアンズ、ジョン・ローン
1993年アメリカ


posted by フェイユイ at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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