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2007年07月12日

「レボリューション6」グレゴール・シュニッツラー

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いい年こいてんのにいつまでたっても大人になれないし、なりたくない。そんな奴の話。
かつては帝国主義に対し過激な抵抗運動をやっていた6人の男女仲間が時の流れと共に離れていってしまった。
占拠したマッハナウ通りの廃墟ビルに残ったのはティムとホッテの二人きり。ティムはいつまでも昔の夢と情熱を忘れきれないでいる。ホッテは活動中に両足を失ってしまい車椅子生活を余儀なくされている。ティムはそんなホッテから離れず面倒をみているのだった。

他の4人は全く違う社会生活を営んでいる。マイクは最先端の広告業界の一人者で羽振りがいい。テラーは弁護士になり特に過去の行動を後悔している。ネレはシングルマザーとなり二人の子供の世話に追われているが満足している。ティムの恋人だったフローも華やかな生活を送りまた新たな幸せを手に入れようとしていた。

「資本主義を倒せ」と、爆弾作りのアナーキストという社会に認められない連中の青春が一旦終わりを告げたのに、どうしても過去の夢を捨てきれずにいるティムの意地っ張りぶりが切ない。
昔の仲間に再会しまた以前の状態に戻れると喜ぶ姿も悲しい。
物語の展開はちょっと甘めではあるのだがそれもまた青春の苦さとよく調和しているのではないだろうか。
主人公ティムは無表情で無口なのだが友達思いで特に車椅子のホッテへの友情にはほろりとさせられてしまう。
演じているティル・シュヴァイガーがクールで素敵だった。

若い時に観るより年をとってから観た方がきっと胸が痛くなるそんな映画である。

監督:グレゴール・シュニッツラー 出演:ティル・シュヴァイガー マーティン・ファイフェル セバスチャン・ブロムベルグ ナディヤ・ウール マティアス・マシュケ
2002年ドイツ

ドイツ放浪の旅第一弾として幸先いい作品に出会えた。よかった。


ラベル:青春 ドイツ映画
posted by フェイユイ at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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