映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年08月30日

「ローズ・イン・タイドランド」テリー・ギリアム

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昔、女の子だった人間ならローズだったはず。と私は思ってしまう。

ローズと同じくらいだったかつて、同じように(頭だけじゃなかったが)人形片手に延々と空想遊びに没頭していた。ローズのようにぶつぶつぶつぶついいながら自分だけの世界に浸っていた幸せな日々。
遊び場は(こんな草原じゃなかったが)れんげ畑だったり刈られた後の田んぼだったり、すぐ近くに線路がありいたずらする者がいて列車が止まった事件もある。ディケンズみたいな子も近所にいて遊んでたし、大人は別世界の人間で怖い存在でしかなかった。
殆ど思い出と重なってしまうのだがみんな同じようなものではないのかな。

物語は「不思議の国のアリス」を踏んでいるということですぐに首をはねてしまう女王様と気違い帽子屋(なんでこう言いにくい言葉が多いんだ?)が登場する。
ラストは夢から醒めたアリスのパロディなのだろうか。怖ろしい目覚めである。

DVDの表紙絵がさかさまになった世界の木の枝にローズだけがまともに座っているという皮肉な構図になっている。

ローズ役のジョデル・フェルランドの可愛らしさ演技力の高さは言うまでもなく、あっという間に動かないままになってしまうジャンキーパパ=ジェフ・ブリッジスもよい。
ジャンキーパパが着ていた「ことぶき」文字入りはっぴと最後にローズが口にする日本みかん(だと思うが、アメリカにもあるのか?)がちょっと気にかかる。

どれを観ても(まだ全部観てないのだが)やっぱり変てこで面白いテリー・ギリアム。好きである。

監督:テリー・ギリアム 出演:ジョデル・フェルランド ジェフ・ブリッジズ ジャネット・マクティア ブレンダン・フレッチャー ジェニファー・ティリー
2005年イギリス/カナダ

現代版「不思議の国のアリス」というより日本のマンガねこぢるを思い出した。


posted by フェイユイ at 23:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この映画はまだ観てません。テリー・ギリアム監督は『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』を観たことあります。

今回書き込みしたのは、いわゆる差別用語は自主規制であって、法的な根拠はないということを言いたかったので。
だからゴダール『気狂いピエロ(Pierrot le fou)』とか、金田一探偵シリーズの『獄門島』の台詞「季違い」の問題は、もうそろそろ解消してもいいんじゃないかな?と思っているのですが・・・

関係ないですけど、『ねこじる』は凄い漫画ですね。青林堂版が好きです。
Posted by おおくぼ at 2007年09月01日 18:16
コメントありがとうございます!!

勿論法的に訴えられるということはなくても結構「言っていいのか?誰かを傷つけてしまわないのか(と誰かから批判されないか)」というのは一般に公開されているブログなので気になって怯えてしまいます^^;
でもある意味私が書いたような書き方のほうがおかしいようにも思えます。ちょっと書き直します。

おおくぼさんも言われるとおりタイトルや小説の言葉を気にするのはやめて欲しい、と思いますねー!!

ねこぢるさんを知った時は衝撃でした。
可愛い猫姉弟シリーズも大好きですが、インドの話は特別に好きです。
Posted by フェイユイ at 2007年09月01日 20:25
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