映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年09月11日

『ラン・ローラ・ラン』トム・ティクヴァ

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この映画、観ようと思いながら延ばし延ばしにしていた。
まずボーンシリーズでマット・デイモンの相手役をやっていたフランカ・ポテンテが主人公ローラ役だったということ。次にドイツ映画を観ていこうと思った時、かなり高評価だったので。
そして『パフューム』を観て凄く面白いと思ったら『ラン・ローラ・ラン』と同じ監督だと知ってとうとう手を伸ばす気になった。
なるほどなかなか面白い作品だった。

本作と『パフューム』の共通点はしょうもない悪党男が問題提起しているのと長さの差はあれ(『パフューム』は2時間半近く本作は80分ほどという短さ)一気に見せてしまうテンポのよさと心地よい歯切れ感である。カメラワークもそのひとつであった。

真っ赤な髪のローラが駄目男ではあるが恋人のためにひたすらベルリンの町を疾走する。どうなるのかどうするあてもなく駆け回る姿がなんとも小気味よくかっこいい。

取引の大金を失った男から金を都合してくれと与えられた時間は僅か20分。映画はローラと恋人マニの20数分のドラマをパラレルに展開してみせるのだ。
同じ出だしでほぼ同じシチュエーションにも拘らず少しずつのタイミングのずれが人生を変えてしまう。

どうしようもなくなる時もあれば過剰に手に入れてしまう時もある。

無論現実に人生のやり直しは無理なのだけど。

ローラの駄目恋人マニを演じたのがモーリッツ・ブライプトロイ。昨日観た『ストーン・カウンシル』で主人公ローラ(こちらもローラだったよ)を助ける(こちらでは助けてた。ん、いや助けられてたな)寡黙な刑事役だった。
他にも『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 』でかっこいいグラサン黒服だけどチンピラアラビア人の役。そして『エス』の主人公をやっている。

原題より邦題のほうがかっこいい。(原題:LOLA RENNT )

監督:トム・ティクヴァ 出演:フランカ・ポテンテ モーリッツ・ブライプトロイ ヘルベルト・クナウプ ニナ・ペトリ アーミン・ローデ ヨアヒム・クロル ハイノ・フェルヒ
1998年ドイツ


ラベル:ドイツ映画
posted by フェイユイ at 21:16| Comment(2) | TrackBack(1) | 欧州 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この映画のマニ役は、「ES」の主人公だったんですね、気付きませんでした。

あと本当に『ラン・ローラ・ラン』は、邦題の方がいいですね。これは走る映画だと思います。
途中でアニメが出てきたりして、面白いです。
でもお父さんが銀行に勤めているのにアパート暮らし?娘とは別居か?

ローラがカジノで大金を稼いだのに、彼が偶然忘れたお金を拾った人に出合うのオチは、拍子抜けという感じで、逆に良かったです。
Posted by おおくぼ at 2007年09月12日 23:46
小品でも脚本と演出がうまければこんなに面白くなるよという見本みたいな作品でした。
トム・ティクヴァ監督これからも楽しみです。
Posted by フェイユイ at 2007年09月13日 13:37
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ホップ、ステップ、ラン!〜『ラン・ローラ・ラン』
Excerpt: 『パフューム/ある人殺しの物語』の感想で「赤毛のローラ」に言及している方が多かっ たので、トム・ティクヴァ監督のこの作品を観てみることにした。タイトルは何度も 耳にして知っていたし、公開当時か..
Weblog: 真紅のthinkingdays
Tracked: 2007-09-11 23:54
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