映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年12月28日

『Short Films』3:「ハナとオジサン」芹澤康久

ハナとオジサン.jpg
Short Films3

SF 3:「ハナとオジサン」(芹澤康久初監督作品/16分 [出演]ピエール瀧 hanae 優恵 [音楽]伊藤求)

とても可愛らしい10歳の女の子の家の前に突然現れた見知らぬオジサン。
ハナが海辺へ行った時もそのオジサンの姿を見かける。逃げ出すハナをオジサンが追いかけてくる。
逃げる途中でハナが家の鍵をなくしたのをオジサンは一緒に探してくれるのだった。

ハナがとても可愛くてオジサン役のピエール瀧はとぼけてて映像は綺麗だし、オジサンは実は女の子のお父さんじゃないのか、と思わせる感じなのでほんわか可愛い物語です、と言ってよさそうなんだけど、やっぱりこれってどうしても少女誘拐、変態親父、殺人前の光景にしか見えないよね。このまま、そういう展開にもっていけそうである。
やはり私は鬼畜系なのか。
そう思って観るとある意味、ぞくぞくと怖い雰囲気があって幼いエロティシズムも感じられる。
これを単にメルヘンチックな作品と捉える事ができるのだろうか。
ならば男性というのはこういうメルヘンに憧れているのだ、と思えてしまう。

見知らぬオジサンがやって来て女の子が徹底的に嫌う過程で少しずつ理解し繋がりが生まれるというのならわかるのだが、警戒する時間が短すぎる。最後までむすっとした女の子を観たくなかったんだろけどね。
母親のいない時ばかりに会いに来るのが怪しく思えてしまうではないか。(ママに会いにくいのだというのが本当の理由なのだろうが)
あっという間に女の子の心を和ませてしまう怖ろしい才能の男である。誘拐事件の被害者の親が「絶対見知らぬ人にはついていかない子なんです」という実態がここに現れているようで怖い気もする。
本当の父親だとしても10年間何をしてたのだ。
深ーい事情があるとしてもその事情を教えてもらってはいないので警戒を解くわけにはいかないね。

ピエール瀧の雰囲気はいいし、女の子は可愛いのでもう少しぴりりと塩味のある話にして欲しかった。
オジサンのメルヘン。


ラベル:オムニバス
posted by フェイユイ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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