映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年04月08日

『灌籃(カンフーダンク)』朱延平

灌籃(カンフーダンク)bbbb.jpg灌籃(カンフー.jpg

この記事は日本未公開の映画を輸入DVDで鑑賞したものです。ネタバレになっていますのでご注意ください。

さあ、ついに観た周杰倫主演コメディアクション映画『カンフーダンク!』ジェイの活躍がガンガン観れちゃうのだ。
もうこれはヨダレ物ですぜ〜!と言いたいところだったのだが、はっきり言うとこれは駄目だった。

ジェイにべた惚れの目で観ていてどうしたって褒めまくろうと思っている自分だがこの映画はあんまりではないのかなー。
こうして観るとコメディというのがいかに難しいのかわかる。ジェイにコメディを演じさせたことも酷だし、製作者のアイディアの乏しさも侘しすぎる。
これでもし面白かった、と感じるのならジェイ・チョウというブランドに流されてしまったのではないのだろうか。
私はこれを面白かったとは言いたくないのだ。

そのジェイ自身が作った『不能説的・秘密』はまだ素人っぽい作りながら繊細に神経を配った感覚があった。
ストーリーの起伏も伏線も細かい配慮が感じられたものだ。
本作にはそういった練りこんだものが何も感じられない。コメディアクションだからどうでもいいはずではなく、だからこそより複雑な計算があってこそ面白くなるはずなのに。
特にメインであるはずのバスケットアクションは一発放り込むことばかりで目新しさがない。
タイトルが『ダンク』なのだといってもジェイがやってるのはダンクじゃなくロングシュートだし、タイトルのダンクは最後の最後に決めるだけでも別にいいのだ。
やはりバスケの面白さはパス回しとドリブル、トリッキーな動きにあるわけで、そこらへんはMBAの物凄さを取り入れながらカンフーアクションを混ぜ込んで芸術的且つ超人的に嘘でいいから作り上げて欲しかった。単に長いシュートを入れるだけ、というのを繰り返してなにが面白いのだろうか。
肝腎のアクションも正直言ってジェイの場面よりチェン・ボーリンの方が迫力あったような気がして寂しい。
コメディではエリック・ツァンに勝てるわけもなく。

カンフー+球技ということでどうしたってチャウ・シンチーの『少林サッカー』と比べてしまうわけだが、悲しいかな、比べる域にも達していない。
無論『カンフーダンク』をチャウ・シンチーが主演してたらば出来栄えはまったく違っていただろうとは思う。笑わせる、というのは難しいものである。存在自体がおかしい、しゃべりや仕草がおかしい、笑いの要素も様々だがジェイにそれを求めたのはかなり無理があるのではないか。
とはいえジェイがすべての責任を被るわけではなくこの映画作品そのものが面白いおかしいと言えるのかどうか。楽しめる要素があるのかどうか。
敵方が卑怯な手を使い暴力行為で勝敗をモノにしようとする行為の繰り返しは中国サッカーチームの反則を思い出させ「こういうことだけなのか」とうんざりさせられる。
中国語がわからないから笑えないのでは、とも思ったが『少林サッカー』の時も条件は同じであった。言葉はよく判らなくともあの作品では終始笑っていたのだ。あれでも目に余る暴力行為があったはずなのにそれを気にさせないおかしさを感じたのはやはりチャウ・シンチーの凄さなのか。

ジェイも頑張っていたし、評判もいいと聞いていたのである水準は超えているものと信じて観た作品だったのだが、他の方の意見はどうにしても私自身はかなりがっくりさせられてしまった。
エリック・ツァンとジェイのやり取りはさすがツァンの上手さでほんわりいいものもあったのに。本当に残念である。

監督:朱延平 出演:周杰倫、陳柏霖、蔡卓妍、曾志偉、呉孟達
2008年台湾

ジェイの歌が流れてバスケットアクションが見れるのは確かに楽しいことだった。だがそれでは単にMVとしてのみ売り出せばよかったのではないだろうか。
チェン・ボーリンも気の毒だ。

『イニシャルD』で主演したジェイだが、あの時はもっと何もしない演技だった。だがそんなことはかまわないくらい製作者のアイディアが秀逸だったのだ。また周りの俳優陣のおかげでジェイは素晴らしく見えたものだ。
その後も『王妃の紋章』ジェイ自身の作品『不能説的・秘密』と高いクオリティの作品が続いた。チョイ役の『ジェイ・チョウを探して』もいい作品だった。
いっぱしの役者でも幾つか出演すれば一つくらいスカに当たるものだ(むしろ恵まれている方なのだ)すべて完璧とはいかないのが当然かもしれない。




posted by フェイユイ at 23:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 周杰倫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メイキングはご覧になりましたか?
ジェイがスタジオの隅で、手遊びという感じでピアノを弾いている
シーンがあるのですが、そのフレーズがとても美しく、そこばかり
何度も繰り返し見てしまいます。

スレ違いますが、「不能説的・秘密」夏公開だそうです!
→の写真のジェイ、可愛いですよね。
Posted by じえるな at 2008年04月12日 22:35
うググ、お察しの通りまだ観てませんでした。そうでしたかー。
まったくもう!私って!!絶対観てみます!!!

右の写真、いつもと違ってフェミニンなジェイですね。やっぱりすてきです。
Posted by フェイユイ at 2008年04月12日 23:14
最近ジェイ・チョウの恋の噂を聞きません。共演のシャーリンとも記者会見で冷たかったみたいだし。ツインズは相方がトラブルっているから、ジェイも距離を置きたかったのかもしれませんけど。
Posted by おおくぼ at 2008年04月14日 23:55
そうですね。この前のニュースでも「僕は今フリーだから」と言ってましたね。
あちらのパパラッチは物凄そうですからジェイも歌の通り、秘密にしてしまうのでしょうねえ。
私は作品を見たり聞いたりできればいいだけなのでパパラッチたちは消滅して欲しいです。
ジェイにもデートくらいゆっくりさせてやってくれ!!^^;
Posted by フェイユイ at 2008年04月15日 00:34
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