映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年04月13日

『ユメ十夜』最終夜

ユメ十夜 松ケン.jpg

というわけで『ユメ十夜』すべてに感想を書いたわけだが、ここでもう一度松山ケンイチ主演の「第十夜」について触れずにはおけない。前に書いたものと重複するとは思うが。

『第十夜』
監督:山口雄大 脚本:山口雄大、加藤淳也 脚色:漫☆画太郎
出演:松山ケンイチ 本上まなみ 石坂浩二 安田大サーカス

この最終篇は尋常ではないので観る人によって評価の違いは甚だしいであろう。
自分としてはここまで漱石をぶっ壊したということでもそのアイディアの面白さも卓越したもので楽しませてもらった。
漱石、というより宮沢賢治でもいいのかもしれない(余計怒られそうだが、あの美しい世界を)

脚色の漫☆画太郎氏の賜物だろう、漫画そのものという破壊力がたまらない。

松山ケンイチはここで珍しくも性格の悪い町内一の美青年、という役どころである。
役になりきる彼らしく眼差しも美男子らしい色香をかもし出している。
この主人公はブスを見ると殺人を犯していたという設定なのだが、そこまでの猟奇性というのは松ケン=庄太郎からは感じられないのだが、それはあまり重くしないための計算の上でなのか。
どちらにしても本作ではケンイチ氏の甘さが漫画的手法にぴったりあっていて他の人では出せないような魅力になっていたと思う。
傷ついた男、というのはセクシーなものであるが、目玉が飛び出し、内蔵が落っこち、血のついた包帯を頭に巻いたケンイチはステキなのであった。様々の豚攻めで苦しんでいる姿も愛らしい。
しかし私は車椅子のケンイチだとか血だらけのケンイチだとかばかりに色気を感じているのだ。私こそが猟奇的かもしれない。
こうしてこの映画も私の中で「松山ケンイチ萌え」の一つになったのだが、もう一つの「萌え」映画『ウィニング・パス』とともに共通点はいかにケンイチを苛め抜くか、ということであって、ケンちゃんの傷つき苦しむ姿に自分はどうしようもない愛おしさを覚えるのであった。
豚さんとのプロレスで散々痛めつけられている表情と頭から液体がだらり、というのがたまんないっすね。

本作で特筆すべきは美しい本上まなみさんの崩れぶりだろう。彼女が這いつくばって変身するところは蝦蟇功を思い出させる。豚功というわけだ。蝦蟇功というのは金庸小説でお馴染みの欧陽鋒の技である。

ケンイチ氏と源内先生(石坂浩二)健さん(板尾創路))とのやり取りも今までに今までにない面白さがあった。

ところで「パナマ帽」ってみなさん発音しにくそうである。

台湾版DVDについての説明をもう少し。
DVD二枚組みが箱に入っているという豪華仕様である。その表紙は松山ケンイチ一人(後ろに市川実日子の横顔がある)で彼の説明は「死亡筆記本」(てなんのことかと思ったが『デスノート』ね)“L”松山健一、となっている。ケンイチは研一なんだけどなぜか健一。
側面の写真と2枚目DVDの背面は山本耕史。
このブログで一番評価の高い第六夜は無視だ(笑)女性でもなく男性陣が表紙を飾っているわけですな。

DVD2枚目は特典映像。舞台挨拶、インタビュー、フォトなどが入っていました。
これはすべて日本語なので安心。
例の日本語字幕なしさえなければ満足のDVDでありました。

 


ラベル:松山ケンイチ
posted by フェイユイ at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 松山ケンイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。