映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2007年07月11日

神G侠侶・第41集 完結

やっと出会えた楊過と小龍女はいつもでもこの谷の底で暮らそうと約束する。
だがその時、楊過は郭襄の涙を額に感じたのだ。

宋の襄陽城は蒙古軍に攻められ窮地に陥っていた。郭靖を先頭に必死の攻防が続いた。
疲れ果て皆が眠り込んでいる時、郭靖は愕然とする。なんということか、城の前で愛娘・郭襄が金輪国師によって柱に縊りつけられまさに火をつけられようとしているのだ。
郭靖を始め皆が郭襄を助けようとするが果せない。母親・黄蓉は嘆き苦しんだ。郭靖は今は宋を守る事が先決と城へ戻ろうとした時、大鷲と共に楊過・小龍女が現れたのだ。

小龍女は美しい舞いのような戦い方で敵をなぎ倒していく。楊過は金輪国師と対決しあわやという危機に陥りながらもついに金輪を倒し得た。
そして楊過は蒙古の大ハーンをも倒し、宋に勝利をもたらしたのだ。

歓喜の行進の中で楊過は30年前、郭靖が重陽宮に自分を入れてくれたことで今の自分があると感謝した。

そしてやっと楊過と小龍女は二人だけの世界へと旅立った。見送る郭芙は二人がいつまでも幸せに暮らせるよう祈るのだった。

かなり端折った書き方ですが、この最後の一話はこれまでの物語をかなりぶっ壊してくれるような破壊力があってなんとも言い難いものがあるのだ。

楊過は宋のために蒙古と戦っていて郭靖からも「民の為に戦う者こそ本当の大侠だ」と讃えられるのだが、蒙古への反撃の凄さ、大ハーンを串刺しにしてしまう酷さ。郭芙までにんまり笑ってるのが戦争というのはこういうものだなと思わせられるのであるが結局宋が蒙古に破られる運命にある。つまり漢民族が征服されるというのをここで鬱憤を晴らしているわけなんだろう。
というかここらで鬱憤を晴らしておかねばならないほど蒙古軍は怖ろしいものだったのであろう。
それにしてもその戦いを演出する特殊効果がかなりミジメなもので無理に入れなくてもよかったのではと思わせる。

全編に渡ってひねくれ者であった郭芙も夫・耶律斉を楊過が助けてくれ、一旦は叩頭しろと言った楊過に覚悟を決めた郭芙を「冗談だ」と言って止めてくれたことでやっと心を改めたようである。

原作のイメージと違い一躍人気者になった金輪は弟子にしようとした郭襄を柱に縛り付けて人質にするなど人気も失墜かと思いきや最後に襄を庇って倒れてきたものの下敷きになり「最後に一言師匠と呼んでくれ」と言って泣かせる。うーん、いいけど先程まで殺そうとしてたくせに師匠と呼べっていうのは。呼んであげる襄って本当にいい子だ。

そしてやっとやっと結ばれた楊過と小龍女。最後はやはり谷底に戻ったのだろうか。
郭襄の言葉通り二人がいつまでも幸せに暮らせるよう願いたいものである。
ラベル:金庸
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2007年07月07日

神G侠侶・第40集

谷底に飛び込んだ楊過の後を追った郭襄。だが谷底には池があり二人の命は助かったのだった。
郭襄は以前楊過がくれた願い事をかなえる金の針を取り出して絶対に自害はしないでと願った。楊過はこれに頷いた。

崖の上では金輪が郭襄を落としたのではないかと周伯通が疑って襲い掛かった。たちまち腕の見せ合いとなる。そこに瑛姑が助太刀し、さらに一灯大師、白鷲のつがいが金輪を襲う。だが片方の鷲が金輪の技で谷底へ落ちてしまった。もう片方が後を追って救い出す。が、落ちた白鷲は動かなくなってしまった。片方は再び谷底へ向かった。

金輪相手に打つ手がなくなったその時、黄薬師が現れた。さすがの金輪も覚悟を決めたか「わしには後継者はおらんのか」と叫び金輪を我が身に向かって投げた。
がその金輪は国師に届く前に阻まれた。
その時、白鷲が郭襄を連れて舞い上がってきた。襄は助かったのだ。だが白鷲はもう一方の鷲の後を追うかのように崖に身を叩き付け、底へと落ちていった。
襄が楊過は谷底で生きていると言うと皆は助けだすため蔓を降りることにした。

楊過は一人谷底を見渡していた。谷底にはミツバチが飛んでいて小さな木に巣がかかっている。
楊過は小龍女がいると思い。名前を叫んだ。
だが姿はない。楊過は池に飛び込み、深く潜っていった。
奥深く潜っていくと洞穴に出ることができた。美しい樹花が咲きミツバチが飛んでいる。
楊過が震える思い目をやるとその向こうに小龍女の姿があったのだ。

小龍女は全く変わらない美しさであった。あの時小龍女はもう死ぬ覚悟だったのだが、楊過が後を追って死なないように16年後に会おうと書き残したのだった。16年たてば後を追うこともないだろうと思って。

その頃黄蓉達は、点穴をついて動けなくした金輪と疲れている郭襄を残して楊過を救うため皆で谷底へ降りていた。
だが二人きりになった時、金輪は体の辛さを訴え、郭襄に点穴してくれるよう頼む。優しい襄はつい金輪の言うとおりにしてしまい、金輪は自由になってしまった。動けるようになった金輪は郭襄を弟子にするため蒙古の兵営に連れ去ってしまった。
(あ〜あ、何も皆で降りてしまわなくてもいいのにねー)
谷底に楊過の姿はないがもしや池の底に何かあるのでは、と掴んだ黄蓉達は崖上に戻ったがその時はすでに遅し。
金輪と郭襄の姿はなかった。
茫然とする黄蓉に皆は金輪は襄を弟子にしようとしてるだけ。追いかけましょうと励ました。

楊過は小龍女にどうやって傷を治したのかを聞く。古墓にあった寒玉床のような氷がここにもあったのでそこに寝て気を逆流させ内傷を治したのだという。そして周伯通のミツバチが飛んできたので巣を作って蜂蜜を取り、魚を食しているうち治ったというのだ。
ミツバチの羽に字を書きいつか誰かが気づいてくれる事を待っていたのだった。
小龍女は楊過が来てくれたことを喜んだ。だが楊過の髪が白髪になっているのを見て苦労をさせたと悲しんだ。
楊過は天が小龍女を連れ去らなかったことに感謝している、と言った。

その頃、蒙古は再び宋の城を攻めていた。
ラベル:金庸
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2007年07月06日

神G侠侶・第39集

金輪は強情な郭襄に手を焼き、柯鎮悪は程英たちに郭襄が金輪に浚われたことを郭靖に伝えるよう言伝た。
程英と陸無双がまだ二人で暮らしながら楊過のことを思っていたことに感動。しかもここで話に絡んでくるとは。

嘉興の鉄槍廟に着いた楊過はそこで柯鎮悪を待ち伏せる男たちと律儀に約束を守ってやってきた柯鎮悪を見る。この場所はかつて楊過の父・楊康が死んだ場所なのだ。
父・楊康を冒涜する柯鎮悪に堪らず楊過はくってかかる。何故父を悪く言うのか。柯鎮悪は楊康が祖国を裏切り、楊康の父と郭靖の父を殺した仇・完顔洪列を討たず、金の王子の座に居座り続けたこと。そして黄蓉を手にかけようとした時、黄蓉が着ていた鎧に楊康の師匠である欧陽鋒の毒がついておりそのために楊康は死んだのだった。死体はカラスがついばんでしまったのだ。
父の生き様を聞いた楊過はそうとも知らず仇を討とうとして善人(郭靖たち)を殺そうとした、と嘆いた。
柯鎮悪から郭襄が金輪に浚われた話を聞き、楊過はすぐさま助け出しに行くと言った。そして柯鎮悪に父のための新しい墓を建ててくれるよう頼んだ。

だが金輪と共にいる郭襄の姿は見つからない。楊過は彼に仕えている者達に捜索を頼んだ。小龍女との約束の日が近づいていたのだ。

郭襄は金輪が約束した絶情谷へ行こうとしないので拗ねまくり絶食していた。
強情な郭襄にさすがの金輪も太刀打ちできずついに絶情谷へと向かった。

郭襄が金輪に浚われたという知らせを程英・陸無双から聞いた襄陽の城では黄蓉が二人を連れて探しに行くと言い出した。郭靖は城を離れるわけにはいかないのだ。
だがすぐには見つからず黄蓉たちはさらに北へ向かった。
黄蓉たち一行は以前小龍女が操っていたミツバチの群れを見る。そしてその近くにその技を伝授された老頑童、瑛姑、一灯大師が共に住んでいたのだった(自然の中でなかなか居心地よさそうな住処である)いつもながら子供のような老頑童は黄蓉にミツバチを自慢する。その羽に不思議な文字が書かれているというのだ。その文字は「私は谷の底にいる」というものだった。その字をつけたミツバチは数年前からあらわれたのだと老顔童は説明した。黄蓉はあまりの不思議さに首をかしげた。
久し振りに旧知に出会った黄蓉すっかりはしゃいで嬉しそうで昔の利発さを発揮してます。苦しい事ばかり続く黄蓉ですが、もともとはこういう茶目っ気のある少女だったんですよね。

ついに約束の16年目の日が訪れた。楊過は日が沈むまで待ったが、小龍女は現れない。楊過は沈み行く夕日が見えるところまで追いかけたが、とうとう日は沈んでしまった。嘆き悲しむ楊過は絶望し崖の上から身を投げた。
あと少しで間に合わなかった郭襄は楊過を呼びながら自らも谷底に身を投げる。驚いた金輪が手を伸ばすが届かない。
そこへ駆けつけた黄蓉たち。茫然と崖っぷちに座り込む金輪は郭襄が残した靴を見せる。娘の穿いていた靴を見て悲痛な声を上げる黄蓉。
老頑童は金輪に「幼い娘を殺すとは」と罵った。
ラベル:金庸
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神G侠侶・第38集

郭襄は母から楊過のこれまでの経緯を聞き、姉・郭芙が楊過の右腕を切り落とし、郭芙が放った毒針で小龍女が命を落としそうになったことを話した(しかし自分たち夫妻が楊過の父親を殺したかどうかで楊過に疑惑をもたれていることはさすがに言えないでいるね)
そしてその小龍女が南海神尼のもとで養生をしているというのは黄蓉が楊過を自殺させない為の嘘だったのだ、と黄蓉は娘・郭襄に打ち明けたのだった。

一方、楊過は気の合う黄薬師と共に酒を酌み交わしていた。楊過は黄薬師から南海神尼のことを聞きたかったのだ。
だが、南海神尼は黄蓉のでまかせ。黄薬師が知るはずもなく、聡い楊過は全て黄蓉の嘘だった事に気づく。

真実を知り、楊過と郭襄は傷ついた。楊過は泣き叫び、郭襄は楊過を探すため城を抜け出した。
当てもなく楊過を探し続ける郭襄が出会ったのは楊過に恨みを持ちこちらも楊過を探している金輪国師であった。
郭靖や楊過の友人を装って郭襄に近づいた金輪だったが、偶然やってきた大頭鬼たちに正体を明かされた為殺してしまう。
そして怒る郭襄を連れ去ってしまったのだ。
そしてなぜだか嫌がる郭襄に弟子になれとしつこく迫るのだった。
金輪突然どうしたのか。可愛い郭襄を好きになっちまったのであろうか。

傷心で酒びたりの楊過は川べりで自分を嘉興の鉄槍廟へ連れていってくれと運搬用の船に乗り込んだ。

賭博場で柯鎮悪は郭襄が金輪国師にさらわれた事を聞く。江南七怪・柯鎮悪は道を急ぐが途中で郭靖が原因で傷を負い盲目になった男達に出会ってしまう。彼らと戦う羽目になった柯鎮悪は危なくなり「今はどうしてもしなければいけないことがある。傷を治す薬をやるから命を取るのは明日までまってくれ」と説得した。
合う場所は嘉興の鉄槍廟とした。

郭襄と金輪は一ヵ月後、楊過が小龍女と会う約束をしている絶情谷の断腸崖に行くことにした。

ラベル:金庸
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2007年07月05日

神G侠侶・第37集

新幇主を決めるための武芸試合が始まった。

郭襄は試合そっちのけで神G侠が誕生日の祝いに来てくれるのを待っていた。母・黄蓉はそんな娘を心配して試合の途中で様子を見に来る。
しょんぼりと待つ郭襄の前にやって来たのは大頭鬼。神G侠が郭襄への贈り物を3つ用意する為に遅れているという。
早く来てくれた方が嬉しいのに、と言いながら郭襄はすっかり元気を取り戻し試合会場へ向かった。

試合場では郭襄の義兄になる耶率斉が勝ち進み、新幇主に選ばれそうになっていたが、そこへ吉報がはいった。
蒙古軍の先鋒隊が宋の町へ攻め入ってきたが、町は無事で蒙古軍は全滅したというのだ。蒙古軍は皆耳を切り落とされたのだ。
場内は新幇主の誕生をそっちのけにこのニュースに大喜び。そこへ何者かが地響きと大音響と共にやって来た。
大頭鬼が叫ぶ「一つ目の贈り物だ」攻撃をかけようとする父郭靖に襄は「友達がお祝いに来てくれたの」と言う。
それは史兄弟が神G侠からの贈り物を持って来たのであった。手に手に袋を持っている。
「何の贈り物なの」「耳だよ」蒙古軍を全滅させ耳を切り落としたのは神G侠だったのだ。
郭襄の誕生日に攻め込もうとしていた蒙古軍の先鋒隊を神G侠が倒してしまったのだ。
喜びに沸く大勢の中で郭芙はすねていた。せっかくの夫の新幇主の祝いの席を楊過が台無しにしたのだ。昔の恨みの仕返しだと苛立つ。

それに気づいた黄蓉は郭靖に耳打ちし新幇主も祝う事にする。
郭芙の夫である耶律斉が新幇主になることに反対するものはいない、と思われたその時、口を挟んだ男がいた。
その男は何師我といい傷だらけの顔の見慣れぬ者であった。耶律斉はもともと蒙古の者なのに幇主になれるのか、そして試合に勝っただけで新幇主になるのではなく前幇主の仇・クドゥを倒し、失った打狗棒を奪い返してこそその資格があると言うのだ。
しかも耶律斉はその男と戦い敗れてしまった。
何師我はこのまま新幇主になっては申し訳ない。クドゥを倒し打狗棒を取り戻してから認めてもらおう、という。
その時、神G侠の第二の贈り物が届いた。
箱の中に入っていたのは金輪の弟子ダルパであった。
ダルパは何師我に襲い掛かる。その隙に何師我の鉄の杖を割ると中から打狗棒が出てくるではないか。何師我こそがクドゥだったのだ。
ダルパがクドゥを倒すと郭芙は傷だらけの男の素顔を見てやるといって近づくとクドゥははっと起き上がり郭芙を捕らえようとした。その時、郭芙を救った人影があった。
なんと黄蓉の父・東邪=黄薬師その人であった。お爺様を見た襄は大喜び黄薬師も襄は亡き妻にそっくりと喜ぶ。黄蓉が東邪と小邪は気が合うわねというと黄薬師は愚鈍な父親に似るより邪の方がましじゃ、と大笑い(ウウ。黄薬師ってまだ郭靖に冷たいのね、っていうかそれが東邪なんだけど。一緒に笑う郭靖偉い。きっと引きつってるんだろうけど。この場面色々なことを一編に表現してるわ)

そしてまた神G侠からの3つ目の贈り物が届いた。
今度の箱からは打ち上げ花火が飛び出し夜空を彩った。集まった皆も襄も大喜び。
そして花火の向こうで南陽の空が赤く燃え盛っているのが見えた。神G侠が蒙古軍の兵糧に火をつけたのだった。

その花火の中から現れるように神G侠=楊過が空を飛んできた。
宋を救い、打狗棒を取り戻す算段をしてくれた楊過こそ新幇主にふさわしいという声に楊過は耶律斉こそ皆が求める新幇主だと言う。それを聞いて黄蓉は厳かに儀式をおこなった。耶律斉は丐幇達から唾をかけられ新幇主となった。

この間に楊過と東邪はこっそりと抜け出し空を駆けた。そして酒を酌み交わそうと笑った。

残された郭襄は悲しみにくれていた。そんな娘を見て黄蓉は楊過の生い立ちを話して聞かせた。楊過がここで育ったのだと。





ラベル:金庸
posted by フェイユイ at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 神[周隹]侠侶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

神G侠侶・第36集

神G侠=楊過は襄に金の針を渡しながら「どんな願いことでも3つ叶えてやろう」と言う。襄は「あなたの顔が見たい」と一つ目の願いを伝える。奇妙な皮に隠された素顔をみて襄は驚いた(あんまりかっこいいんでびっくりしたわけです)
続けて2つ目の願いは自分の誕生日に襄陽の城に来て欲しいと言う。楊過はどんな願いも叶えるというのに子供のようなそんな願いでいいのかとあきれる。が、他のものには会わず襄だけに会うのならと請合った。

勝手な思いですがこの物語を映画にするならこの襄と楊過の出会いの場面から始めてもいいかもですね。
謎の正義の味方でしかも憂いを秘めた美男子、と言うのは素敵ですからねー。性悪な郭芙がやたら活躍する前半部分は辛いし(とはいえこの性悪な美女、というのが金庸ものの醍醐味だったりもするんですが)明るくて優しい襄が出てきて少しほっとしました。
ところでやっぱり郭芙は耶律斉と夫婦になってたんですね。耶律って偉いなあ、あんな女性と。耶律の前では郭芙もいい子になるんでしょうか。それとも耶律って耐える男なのか?絶対わがまま言ってるはずなんだけどね。

すっかり楊過を好きになってしまった郭襄は友達になった史兄弟と大頭鬼たちが姉・郭芙と剣を合わせているのに気づいた。さほど強くない郭芙は大頭鬼たちの敵ではないのだが、驚いた襄が声をかけると史兄弟らは手を止めてしまった。それを見た郭芙は其の機を逃さず史猛捷の胸を傷つけてしまう。
襄は慌てて駆け寄り手当てをするが郭芙は全く意に介さず去ってしまう。仕方なく襄は史猛捷を心配しながらも姉の後を追いかけるしかなかった。あまりに違う姉と妹の性格に皆あきれてます。
襄のいいところは単に優しいというだけでなく気さくで大らかなところなんですね。女性だっていいですが男だったら本当にリーダとなれるような大きな器といった感じがします。それにしても双子の片割れは影が薄いね、今のとこ。

郭襄はおじいさんと言ってもいい魯有脚とも仲がよくてよく酒を酌み交わす関係なのだった。魯有脚は丐幇の幇主である。しかし襄は16歳なのに随分イケる口だね。
その魯有脚がなんとクドゥに殺害され打狗棒を奪われてしまったのだった。

仲のよい魯有脚が死んでしまい、襄は夜更け一人で魯有脚のために酒をついで供養した。それを見つけた姉・郭芙はその様子を咎めた。そして襄の誕生日は次の丐幇幇主を決める英雄宴の最後の日になるので誰もあんたの誕生日など祝ったりしないと意地悪を言うのだった。
そこへ尼摩星が突如現れついて来いと言うのだ。郭芙・襄は二人がかりでかかったがとても適うものではない。その時、襄の耳元で「怖れるな、暗器を使え」と言う声がした。「もうないわ」と襄が身を伏せると髪に刺していた細い飾りがひとりでに飛んで尼摩星の額に突き刺さったのだ。
駆けつけた郭靖・黄蓉は細い髪飾りが尼摩星の命を絶ったことに驚く。わけを聞いても襄はわからないというばかり。

昔からのんびりした郭靖は気づかないが敏感な黄蓉は娘・襄が戻ってからぼんやりしたり嬉しそうにしたりする様子を見ていた。
一人で襄の部屋に行き、話しかけるが襄は何もわからないと答えるだけ。母が去ってから寝台の中で襄はもらった神G侠人形を抱きしめて眠るのだった。

郭襄は客を招いて酒宴を開いていた。客はどうやら突然やって来た見知らぬ者達らしい。襄の誕生日に祝いの品を持ってきたのだ。
黄蓉は見知らぬ者達の贈り物に疑念を持った。何かの陰謀ではないかと感じたのだ。それらは珍しい宝ばかりで千年を経た白人参もある。彼らは黒衣尼聖因、百草仙、人厨子、九死生、狗肉頭陀、韓無垢、張一氓である。どうやら郭襄の誕生日と重なった新丐幇幇主選びの大会にやってくるようなのだ。黄蓉は不安を郭靖に訴えたが豪放な郭靖は大丈夫というばかり。黄蓉も郭靖に賛同することにした。

ところでドラマでは言ってたかな、小説では自由奔放で飾らない郭襄は小東邪と呼ばれているのです。つまり黄蓉のパパである東邪みたいに変り種ということですね。

ところで丐幇というのはご存知でしょうか。これは国中を網羅している物もらいの人々たちの集団なのですね。幾つかの派閥はあるものの武芸を身につけ互いに助け合う巨大な組織なのです。かつては郭靖・黄蓉の師匠である洪七公が幇主であったしそれを黄蓉が打狗棒を受け継ぎ幇主になったのです。それで彼女は座を退いた今も幇主と呼ばれているのですが。その後、幇主となった魯有脚が突然死に新しい幇主が選ばれるわけですが丐幇幇主となるのは物凄いことなのでした。「天竜八部」では蕭峯も丐幇幇主でした。

いよいよ英雄宴が開始され新幇主を選ぶ為の戦いが始まった。
襄は一人ぽつんとその場を離れ約束した楊過の訪れを待っていた。
ラベル:金庸
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2007年04月21日

神G侠侶・第35集

史兄弟の3番目の内傷を治すには九尾霊狐の血が必要だったのに一窟鬼たちのせいで逃してしまったのだ。
一窟鬼たちは狼狽する。
九尾霊狐は数里四方の泥沼に住んでいて捕まえるのは容易ではないのだ。
襄はそれができるのは神G侠しかいないと言う。

神G侠=楊過は襄を連れて九尾霊狐を捕まえようと沼に近づいた。二匹の霊狐を見つけたが一軒の小さな家に入り込んでしまう。そこには白い髪の老女がいた。
老女の名は瑛姑。かつて傷ついた黄蓉を助けたその人であるが、娘・襄と楊過は知る由もない。
神G侠・楊過は内傷を負った者のために狐を渡して欲しいと頼むが狐と住んでいるのだという瑛姑は首を縦に振らない。

そこにどこからか一灯大師の声が聞こえた。
本人は遠くにいるのだが、声だけを届かせる技なのだ。声を頼りに近づくと一灯大師が倒れた慈恩・裘千仞の側に立っていた。金輪国師にやられたのだ。裘千仞は昔、瑛姑の子供を殺した事を悔い、彼女に許してもらうためやってきたのだった。
それを聞いた楊過は気合声を出して瑛姑を呼び寄せた。
倒れている男が子供の仇と聞いて瑛姑はもがき苦しむ。仇を討ってよいといわれても我が子を殺された悲しみは癒されるわけではない。
瑛姑は周伯通を連れて来てくれれば霊狐を渡すし、恨みも忘れると言う。

老頑童と気の会う楊過は引き受けた。

周伯通は百花谷で養蜂をしていた。楊過は瑛姑が会いたいと言っていると伝える。とんでもないという周伯通に楊過は武芸を仕掛ける。武芸好きの老頑童は大喜び。
楊過はあきらめたように出て行こうとするが老頑童が引き止める。楊過は老頑童の子供を死なせてしまい申し訳ないと一灯大師もと段皇帝が謝っていたと伝える。
老頑童は自分の子供がいたと聞いて驚いた。

周伯通は瑛姑に会いに行った。二人の子供の事を聞いて喜び、だがその子はもう死んだのだと思い出してしょんぼりした。可哀想な二人である。老頑童に子供がいたら強かっただろうし可愛かったはず。
瑛姑も泣き出し、老頑童は慰める。
側に倒れている慈恩・裘千仞を指し一灯大師は仇をとるがいいと言う。が、二人はもうそのつもりはなかった。瑛姑はもう昔の恨みは忘れるという。それを聞いた慈恩・裘千仞はほっとし息絶えた。一灯大師は彼の極楽往生を喜ぶのだった。

瑛姑から二匹の九尾霊狐をもらい受けた楊過に大師は殺さずに交互に少しずつ血をもらい内傷を治すとよいと助言した。
霊狐が可愛いのでこれを聞いてほっとしたよ。

楊過たちが史兄弟、一窟鬼の元へ戻るとみなひれ伏して出迎える。
皆で喜び酒を酌み交わそうとすると外で妹を取り戻しに来た郭芙の声が聞こえた。襄は名残惜しくも姉のほうへ帰ることにした。
襄は楊過に愛する小龍女に会えたら是非襄陽に一緒に来て欲しいと言う。
楊過は襄にもし困ったことがおきたらいつでも助けを呼ぶようにと言った。

ラベル:金庸
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2007年04月20日

神G侠侶・第34集

黄蓉が襄陽に戻りようやく郭靖は双子の子供達、襄と破虜を共に見ることができた。
郭靖は小龍女と楊過の事を心配した。郭靖が二人は16年後にまた会えるのだからと言うと黄蓉は二人が会えるかは縁次第だと答えるのだった。

楊過は義妹である無双に玉女心経の口伝と型を教え終わり、最後の解毒である断腸草を口にした。
陸無双と程英が楊過の部屋に食事を運んできた時、彼の姿はそこにはなかった。「しばしの別れだ」と書き残し去ってしまったのだ。泣き出す無双に程英は行かせてあげてと抱き寄せるのであった。

楊過は大鷲のG兄の元へ行き、G兄から与えられた木剣で修行を始める。これまで使っていた大剣と違い、軽い木剣は速さを求めるものであった。
小龍女がいなくなって10年の歳月が流れた。楊過は修行の末、敵がいないと思えるほど強くなっていた。
同じように独孤も敵がいなくなり山奥に隠居したが楊過は人助けをしながら小龍女を探すと決意した。そしてG兄と共に山を出た。

さらに月日は流れる。

開慶元年、蒙古は大挙して中原へ攻め込んだ。人々は家を焼かれ故郷から追われ地獄の日々を過ごしていた。
郭靖と黄蓉は襄陽に総攻撃をかけられる不安を覚え、各地の英雄達に助けを求めていた。
夫婦になって30年以上、二人の絆はより強いものとなっていた。だが二人の子供達は襄陽の城を離れていた。

成長した襄と破虜。そして郭芙は共に旅路を急いでいた。郭芙は相変わらずわがままで情けがないのだが、妹・襄は浮浪者たちを丐幇と思い込み優しくする。郭芙は騙されていると言って怒るが襄は丐幇の幇主に紹介するから襄陽に訪ねて来てと約束する。
狭い橋の上で郭芙が対向者と争えば謝る。この時の男は人形劇の人形を運んでおりその中に片腕のないものがあった。それは神G侠なのだという。大鷲に乗り人助けをする人気者なのだ。
それを聞いた襄はその人形がとても気に入ってしまう。それを見た人形劇の主は襄に神G侠の人形をあげようと言った。襄は喜び、是非襄陽に遊びに来てというのだった。

姉と違い、襄はくったくのない優しい気立てで可愛いですね。破虜はいまいちよくわかんないけど。それにしても郭芙もう随分いい年になってるはずなのにいつまでたってもこのわがままぶり。ん、結局、耶律さんとは何にもなかったのか。

渡しに急いだ3人だったが酷い寒さで黄河が凍り足止めを食らう。雪の中、集まった人々は焚き火に当たりながら襄陽の戦で郭靖・黄蓉夫婦の活躍の話を聞いた。
そして神G侠が民を苦しめる役人を懲らしめる話となり襄はもらった人形を抱き話に聞き入った。
そこに今から神G侠に会うという男が口を挟む。襄はそれなら私も連れて行って、と言うと郭芙達が止める間もなく男は襄の手を取って飛び去った。男は西山一窟鬼の一人。郭芙と破虜は後を追った。
男に連れられた襄の前に西山一窟鬼の面々が登場。作戦を練り楊過と戦うのだと言う。襄は約束が違うと驚く。

彼らの前に現れたのは、万獣山荘の主人、史のご兄弟だった。猛獣を意のままに操れるのだと言う。
気がつくと西山一窟鬼と襄は史兄弟の猛獣達に囲まれていた。彼らが狩りの邪魔をしたのだと言う。
九尾霊狐を逃がしたのだと責めた。忽ち一窟鬼たちは史兄弟の攻撃を受け、猛獣達をけしかけられた。
襄も豹に襲われそうになったがあわやという所で豹たちは去っていった。襄は赤ん坊の時、豹の乳をもらって飲んでいたので仲間だと思い込んだらしい。
そこへ登場したのが、神G侠。顔に皮をつけてわからないが勿論、楊過である。
史兄弟が攻めようとするが叶わない。一窟鬼たちを襲う猛獣を止めろというが血を見るまでは止まらないと言う。それを聞いた神G侠は襄に耳を塞がせ不思議な力のある声を発した。
人間達も参ったが動物達は皆逃げ出してしまった。
一窟鬼たちは神G侠との果し合いをすっかりあきらめていた。そして神G侠に何なりと申し付けてください、と頼む。神G侠はそのうちの一人が細君に暴力を振るったのを見咎めていたのでこれからは大事にするよう言いつけた。

一窟鬼たちは大事な九尾霊狐を逃したことを詫びる。襄は九尾霊狐って。と訊ねた。
ラベル:金庸
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2007年04月15日

神G侠侶・第33集

楊過と小龍女について話しながら陸無双と郭芙は言い争い剣にまで手を伸ばす。それを見た程英と耶律斉が間に入った。
郭芙相変わらず懲りませんがその品位のなさはとても郭夫妻の娘とは思えないという言葉にぐさり。

楊過と小龍女は寄り添っていたが小龍女の心はもう決まっていたのだった。花が咲き乱れる木の下で添い寝をしている間に小龍女の姿は消えていた。
目覚めた楊過は小龍女の名を叫びながら皆に訊ねる。そして昨日黄蓉が小龍女に話しかけていたことを咎め、憎しみに満ちた声で恨みを言う。あまりの興奮に気絶してしまうほどに。
黄蓉は自分の言ったのは楊過を癒すには断腸草を用いて欲しい、と言っただけと言う。

皆は小龍女を探しに山の中へ入っていった。どこにも姿はない。突然楊過は駆け出し切り立った崖の淵に立った。そこには楊過が彼女の髪にさした花と断腸草が落ちていた。
そして側の石には彼女の文字で「16年後ここで会いましょう。小龍女」と刻まれていた。16年後。あまりの長さに楊過は茫然としてしまう。
それを見た黄蓉は「よかったわ」と言う。驚く楊過に黄蓉は「小龍女さんは南海神尼に会ったの。仏法と武芸に秀でた素晴らしい女僧です。16年に一度中原に現れ悪者は運がつき善人には慈悲をかける。小龍女さんは気に入られ弟子となって南海に行ったの」と言う。
それならなぜそうと書かないのか、と楊過は疑う。黄蓉は自分も16年という年月から推測しただけだが他にそのような人はいないと言い、大師にも賛同させる。
楊過は石に彫られた字と二人しか知らない絵を見て信じ、断腸草を飲む決心をした。
大師はそれを飲むには点穴をして心脈を守り服用すること、間を空け次第に量を少なくする事を楊過に教えた。
楊過の無事を見た黄蓉は安心して襄陽に帰ることにした。楊過はここを離れない、と言う。陸無双、程英が楊過につきそう事になり、皆は旅立っていった。黄蓉は陸無双、程英に楊過が治ったら襄陽に来て欲しいと頼んで去った。

残った楊過は二人に義兄妹の契りを結びたいと言う。そして情花を根絶やしにすることにした。
そして断腸草で次第に毒が消えていった。恩返しはしてやれないという楊過は陸無双に古墓派の奥義・玉女心経を口伝しようと約束した。

襄陽にいた郭靖は蒙古軍が流行り病で撤退したという知らせを受けた。郭靖は流行り病は宋の者達も苦しめているだろうと心配する。
そこへ黄蓉たち一行が戻ってきた。
ラベル:金庸
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2007年03月31日

神G侠侶・第32集

緑萼は父・公孫止に母と自分に冷酷なことを嘆き、せめて楊過に毒消しを渡して欲しいと訴えた。

情花の毒で気を失っていた天竺僧が目覚めたが李莫愁の暗器をこめかみに受けて倒れ死んでしまった。

公孫止は娘・緑萼に刀をあて裘千尺の攻撃から身を守ろうとする。
緑萼は楊過を見つめた後、父親の刀を自らの体に貫いた。死の間際にも楊過が毒消しを飲むことだけを願って。
緑萼、なんだか小さい時からいいことなかったんじゃないのかなー、いわばお姫様なのに、気の毒。

公孫止が崖の岩場に逃げ込んだために楊過・黄蓉たちはその様子を見つめるばかり。
そこで程が岩場に飛ぼうと試みるが公孫止に阻まれてしまう。
それを見た小龍女は公孫止の岩場へ飛び移った。
公孫止は妻にと望んだ小龍女の美しい姿に見惚れる。小龍女は楊過を夫と呼び、毒消しを渡たしてくれるよう頼むが公孫止がはいと渡すわけがない。小龍女はついに戦いを挑む。小龍女の武芸は美しく皆見惚れてしまう。
だが弱っている小龍女を心配した黄蓉は楊過に言葉で公孫止を動揺するようにと声をかける。黄蓉と楊過はかわるがわる公孫止の気持ちをかき乱すような言葉をかけるのだった。
二人の言葉は公孫止を惑わし小龍女を助けた。ついに小龍女は公孫止を崖から突き落としてしまう。だがあわやというところで体をつなぎとめ、命と毒消しを交換条件にした。
仕方なく公孫止は毒消しを投げる。
小龍女はそれを手にすると楊過の元へ戻った。楊過は小龍女が青ざめたのを心配し「半分の薬では二人の命は救えない。自分だけが生き残っても生きてはいけない」と言って毒消しを谷底へ落としてしまう。小龍女は気を失った。
ひえええ。なんと可哀想なことを。必死で手に入れたのに。せめて取っとくぐらいにしてはいけなかったのか?

公孫止は命からがら逃げ出し毒消しを渡すはずだった李莫愁に事の次第を伝えて去った。

李莫愁が大師の命を奪ったために毒消しを作れる望みも断たれてしまった。
絶情谷の屋敷が燃えた。武・父は李莫愁が暴いた陸展元夫婦の遺体の在りかを問う。李莫愁はとっくに焼いて捨てたと答える。
が、陸展元を思った時、李莫愁は気を失って倒れた。情花の毒が効いたのだ。
火事の中に愛した陸展元の姿を見た李莫愁は炎に身を投じてしまった。

楊過・黄蓉達が行く山の岩陰になぜか裘千尺が座っていた。そこへ公孫止がやってきて裘千尺への恨みを吐き出した。
裘千尺はからかうように公孫止をおびき寄せた。
公孫止は裘千尺へ飛びかかろうとしたが突如あった穴に落ちてしまう。それを見た裘千尺は喜んで近づくがその途端公孫止の袖が首に絡まり共に落ちてしまった。

黄蓉は小龍女に楊過を助ける方法を教える。亡くなった天竺僧の側に断腸草が生えていたのだ。それは劇薬なのだが、もしかしたら楊過を救えるかもしれない、というのだ。
だが小龍女が治らなければまた楊過は飲まないかもしれない。黄蓉は小龍女に楊過が飲むよう勧めて欲しいと頼んだ。
小龍女は引き受け、自分が死んだ後の楊過をよろしくと頼む。
小龍女は自分の死期が近いのを感じていた。
ラベル:金庸
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2007年03月30日

神G侠侶・第31集

情花の棘から自分を守る為にただ一人の味方である弟子・洪凌波を殺してしまう李莫愁。あまりの酷さに黄蓉もその行為を非難してしまう。

黄蓉一行と楊過たちは谷主である裘千尺の前に出た。一行の中には裘千尺の兄である裘千仞もいる。
それに気づいた裘千尺は長兄の仇を討たず仏門に入った次兄を咎めた。
相変わらず棗吹き攻撃をするんだけど、これって気持ち悪いんだよね。吹く前に口の中でごにょごにょするでしょ。あれが胃の中に溜め込んだ棗の種を戻してるのかな、って感じでイヤーなかんじなの。それをぷってされたら汚なーい。特に千尺さんにされるのはやだ、やだ。

裘千尺は楊過に絶対に毒消しを渡そうとしない。これは娘・公孫緑萼の婿のためのものだと言い張る。
楊過は自分の妻は小龍女だと言う。
緑萼は楊過に文句をつけて母親のように棗を楊過に向かって吹き付けた。
だがそれは弱々しく楊過に取られてしまった。

楊過は以前優しかった緑萼の変化と吹き付けられた棗に疑問を持つ。受け止めた棗の種に触るとそれは割れて中から地図が出てきた。それは捉えられた大師たちの居場所を教えるものだった。

楊過が助けに行った時、大師は毒消しを調合するために自ら情花の棘を刺し、昏睡状態にあった。

裘千仞は苦しんでいた。妹からは兄の敵を討てといわれ一灯大師からは諌められた。
裘千仞は黄蓉の赤ん坊を取り上げ殺そうとする。皆に緊張が走った時、黄蓉は大笑いし、瑛姑を演じて裘千仞が赤ん坊を殺したことを思い出させその時と同じように殺せと言うのだった。
裘千仞はかつての罪を思い出し、郭襄を取り落とす。咄嗟に黄蓉は赤ん坊を足で掬い上げた。
裘千仞は落ち着きを取り戻した。
これを見た裘千尺は黄蓉たちの周りを刃物のついた網で囲ってしまった。

楊過と小龍女は二人話し合っていた。
楊過は助かる時はふたり一緒でなければいけないし、自分だけが助かるなどは考えられないと言う。
そしてまだ情花の毒で苦しむ楊過を見て小龍女は心配する。楊過は時には痛みも幸せの一部なのだという。
情花って意味深な名前。その毒は好きな人の事を思う時に作用する、なんて酷いのだろう。誰も好きにならなければ苦しみもないが、どうしても好きになってしまうものなのである。誰かを好きになるとそれだけでも胸が苦しくなるわけだし、また色んな困ったこともおきる、ということをこの情花で表してるのだろう。困った情花である。

公孫緑萼は楊過と小龍女が仲良く話し合うのを聞いて涙し、父親と李莫愁が自分を殺して情花の毒消しを手に入れようと算段しているのを盗み聞きしてしまう。
実の父親にこんな話をされてしまうなんて。緑萼ほど可哀想な娘もいませんね。母親も嫌いですが、この父親は一体ナンなのでしょうか。
悲しむ緑萼は自分で情花の中に身を投げ出し、母親に泣いて訴える。始めは緑萼の声に嘘を見破った裘千尺だったが、父上は私が母上のことばかり思っているのが気に入らないのです、という訴えにやっと頷き復讐を誓うのだった。

裘千尺は黄蓉たちを捕らえていた網を解き、黄蓉に棗をぶつけ、黄蓉はこれを受ける、という勝負をした。出来れば毒消しを渡すという約束で。
黄蓉は口で持って千尺の棗を受けた。
裘千尺は約束だから仕方ない、と言って緑萼に毒消しの在りかを伝えた。その声は小さく周囲のものにはわからなかった。
ただ一灯大師にはその内容が知られていた。クスリは床下に隠され偽物と一緒に保管されていた。勿論千尺は偽物を渡せといったのだった。緑萼が悩んだ末に取った毒消しの壜を黄蓉に渡そうとした時、父・公孫止が横からクスリ壜を横取りしてしまった。
ラベル:金庸
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2007年03月29日

神G侠侶・第30集

耶律兄妹は全真教に蒙古軍が攻めてくることを伝えた。耶律斉の師匠は周伯通なのだった。老頑童は蜂を操るのが巧くなりご満悦である。

郭襄を連れた楊過と小龍女は古墓にいるのだが、そこへ行くには潜水をしなければいけない。出産後の黄蓉は潜水するわけにはいかないので残る事になり道を知っている李莫愁について郭芙、耶律斉、武兄弟が行く事になった。

ところが途中で気が変わった李莫愁は4人を岩室に閉じ込めてしまう。
郭芙はまた武兄弟にあたるが耶律は岩の間から赤ん坊の泣き声を聞き、郭襄ではないかと察した。耶律は岩を砕き赤ん坊を助ける。
古墓の中では楊過が小龍女の治療の手助けをしている最中である。そこへ李莫愁が乗り込んでいったので治療は中断してしまう。李莫愁の攻めで一旦穴道が開いたのだが彼女の内力に毒が含まれていたために小龍女は再び血を吐いてしまう。
楊過は李莫愁を棺に閉じ込め自分たちも棺に入って治療を再開するが今度は郭芙がそこに李莫愁が潜んでいると思い違いし、李莫愁の毒針を打ち込んでしまう。楊過たちは棺を飛び出す。楊過は郭芙を憎しみに満ちた目で睨みつけた。だが小龍女はこれは運命なのだからしょうがない、という。
こういう時にも郭芙は自分のいいわけばかり言ってますます楊過を怒らせる。楊過は郭芙から赤ん坊を取り上げて小龍女と共に閉じこもった。

小龍女は傷ついた体で横たわりながら楊過に赤ん坊を黄蓉に返し自分が死ぬ前に旅をしたいと言う。楊過は肯いた。

郭襄を取り戻せないまま古墓の外へ出た郭芙たち。そこには黄蓉の姿はなく山火事が起こっていた。母親を探して火の中へ入る郭芙。だがそこには黄蓉ではなく李莫愁がいた。郭芙は李莫愁に捕らえられてしまう。黄蓉は娘を助けようとして火に阻まれていた。

小龍女は自分たちは不幸になる運命だが誰かを幸せにしたい、といって楊過に郭芙を助けるよう頼む。小龍女の願いに楊過は郭襄を黄蓉に返し火の中へ入り郭芙を救ったのだった。

楊過と小龍女は旅に出た。山に登りたいという小龍女に楊過は傷ついた体を心配するが願いをかなえることにする。
山で二人は一灯大師と苦悩する慈恩に出会う。
一灯大師は小龍女の体をすぐに察し丸薬を渡し師弟なら毒を消せるかもしれないと伝える。
それは楊過のために絶情谷へ行った大師であった。
苦悩している慈恩は裘千尺の兄・裘千仞であった。大師はともに絶情谷へ向おうと勧めた。

李莫愁は弟子の凌波と共に陸と程を追いかけていた。そこへ楊過たちが到着し、絶情谷の中で戦う彼女達に花の毒の事を告げた。陸無双は楊過の右腕が無い事に驚く。
そこへ登場するのが郭芙たち。郭芙はまた自分が悪者になっていることに憤慨し騒ぎ立てた。黄蓉が郭芙を咎める。

そんな時、李莫愁は情花の上で弟子の凌波を蹴り飛ばしていた。

ラベル:金庸
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2007年03月28日

神G侠侶・第29集

全真教の者たちは毒消しを残していった楊過と小龍女に感謝する。だが毒消しを持っているはずの老頑童はそれを落としてしまい、鐘の中にいる趙志敬がちゃっかり手を伸ばして取ってしまった。
趙志敬は毒消しを渡す代わりに逃してもらいたいと条件を出す。老頑童は本物かどうか匂いを知りたいといって趙志敬に毒消しの蜜の蓋を開けさせる。蓋を開けると蜂が集まって来て鐘の中に入り趙志敬を刺したのだった。

楊過と小龍女は古墓に戻り傷ついて起き上がれない小龍女を休ませていた。
二人は結婚を誓い、名前を呼び合った。
小龍女は楊過に頼んで開祖様が残した婚礼衣装を身につけた。楊過は赤い蝋燭を灯した。
だが小龍女は自分の命が残り僅かなことを感じ死を怖れた。

武親子と高僧たちは楊過の毒消しを探すためにぜ絶情谷へきていた。が、情花を摘むのを谷の者たちに見咎められてしまった。

楊過は死を怖れて悲しむ小龍女を救う方法を思いつく。経脈を逆行させ寒玉床で治すことができるはずなのだ。
玉女心経の気を逆行させ陽の気にすれば寒玉床と合うのだ。
二人はすぐに寒玉床へ向かった。

絶情谷では武・父や高僧たちがが裘千尺の攻撃を受けて捕まってしまうのだった。かろうじて武兄弟は逃げ延びた。
武兄弟は途中で情花の棘を刺してしまい、痛みはなかったのに郭芙を思い出した途端に痛み出した。

武・父たちは捕らえられかまどの中で火にあぶられていた(いくらなんだってコレ死ぬよね)
そこへ公孫止の娘・緑萼が来てかまどの中を覗き込み楊過の安否を尋ねた。高僧は娘の目の清らかさを見て楊過の様子を話した。
緑萼は火浣室の火を弱めたと伝える。高僧は緑萼に情花を持って来てくれるよう頼んだ。毒消しが作れるか調べたいと言って。

逃げた武兄弟は耶律斉兄妹と出会う。蒙古軍に追われていた。武兄弟は助けに入った。耶律兄妹は蒙古の終南山への攻撃を教えようとして追われていたのだった。
そこへ郭芙の赤馬が誰も乗せず走ってきた。武兄弟は驚き急ぎ赤馬に乗った。耶律兄妹はこれを見送った。
走る武兄弟の逆方向から公孫止が完顔萍を馬に乗せて駆けてきた。それに気づいた武兄弟は馬を返して後を追う。公孫止を止めようとするが公孫止は武兄弟の敵ではない。
再び走り出した公孫止の前に耶律兄妹がやって来た。武兄弟は止めてくれと叫ぶ。耶律斉の攻撃に公孫止と完顔萍は吹っ飛んでしまった。武弟が完顔萍を抱きとめる。
耶律斉が公孫止と戦っている間に武弟は完顔萍を赤馬に乗せて走らせた。
走ってくる完顔萍を郭芙・黄蓉・李莫愁が見つける。

黄蓉と李莫愁はまだ耶律たちと戦っていた公孫止に立ち向かった。「また美女か」と言う公孫止の言葉に満更でもない李莫愁かっこいいなー。
だが公孫止は二人から逃げ、再び完顔萍と郭芙を捕まえた。そこへ耶律斉が追いつき郭芙を助ける。武弟は完顔萍を。
そしてなお逃げる公孫止を黄蓉は追いかけた。
ラベル:金庸
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2007年02月20日

神G侠侶・第28集

騒然となった全真教。やはりここは教主代行に従おうということになる。甄志丙は控えめながらも全真教教主ならこの場合どうするか、師の教えに従いたい、誇りのためなら命も惜しくはないと言う。趙志敬は、では勅命を受けないと言うのだなと言い捨てる。
甄志丙はクドゥに勅命を受けないことを伝える。趙志敬は代わりに自分が勅命を受けると言う。大ハーンからの勅命は趙志敬を教主に任命するということだった。趙志敬は深く礼を言うが周りの弟子達は蒙古の言いなりにはならないと剣を抜いた。

その頃、楊過はさらった郭靖・黄蓉の息子を腕に抱きながら馬を走らせていた。
そして重陽宮に小龍女がいると見込んで洞窟に赤ん坊を隠し、重陽宮へと急いだ。
あんな場所に赤ちゃんを置き去りにするなんて。いくらすぐ帰ってくるって言っても授乳はどうなるのか。もうすでに泣いてるし。

重陽宮に金輪が現れ趙志敬に歯向かうものたちを跳ね飛ばし、趙志敬を教主にすると断言した。
甄志丙と趙志敬に逆らった者を縛り上げた。一人ずつ処刑し始めた。甄志丙の番になった時現れたのが小龍女であった。
甄志丙は自分で殺すと言うのだ。それに肯いた趙志敬にも刃を向けた。
小龍女はただ一人で全真教そして金輪たちと戦おうとしていた。金輪の力をもってしても小龍女を倒すのは簡単なことではない。
だがクドゥたちが小龍女と戦う隙に金輪は彼女めがけて攻撃を仕掛けた。それを観た甄志丙は小龍女の傍に立ちふさがった。金輪の攻撃を感じていた小龍女は勢いあまって甄志丙を刺し殺してしまった。
それを見た全真教の者たちが驚いていると小龍女は外へと飛び出した。そこには楊過が来ており飛び出してきた小龍女を抱きとめた。
とうとう会うことができた二人。小龍女は楊過の右腕がなくなっているのに驚き心配した。楊過は郭芙が右腕を切り落としたことを話し、もう永遠に離れないと誓った。

それを眺めている金輪たち。勝手にしろと言う感じ。だが甄志丙を殺した小龍女と楊過の態度に文句をつける。言い返す楊過に趙志敬たちが飛びかかるが修行を積んだ楊過にもうかなうわけもなかった。趙志敬は逃げ出し、金輪は跳ね飛ばされ助けに入ったクドゥも逃げ出した(おいおい)
楊過は金輪に行ってしまうよう促した。全真教らも楊過たちに過ぎたことは忘れてもう責めないことにしよう、と言い出した。

逃げ出した趙志敬は蜂で遊んでいた周伯通に見つかった。老頑童はすぐさま蜂を仕掛ける。逃げ出そうとする趙志敬を動かないようにしてから毒蜘蛛のお礼だとばかりに蜂に襲わせたっぷり刺させた。

楊過は重陽宮の中で小龍女との婚儀を行った。全真教たちはさすがに呆れ怒ったが手出しはしない。
そこに蜂をうまく扱えず周伯通が趙志敬を抱えて逃げ込んできた(ほっとくといいのにね)蜂が後を追いかけてくる。周伯通は鐘の下に潜り込んで蜂を避け小龍女は蜂を操って全真教たちを襲わせ逃げ出した。
周伯通は趙志敬に鐘をかぶせて皆の前で起こった。どうしたのかと言う師匠に趙志敬は裏切ったのだと皆が言いつけた。趙志敬はわざと蒙古に寝返ったふりをしたのだと喚いた。そして甄志丙が小龍女を汚したのだと言い放った。

断崖絶壁にある重陽宮から逃げ出すには小龍女の力は残っていなかった。楊過は彼女を箱にいれ崖に綱を渡し滑り降りていくことにした(ロープウェイみたいなもんですな。箱は綱の上に乗ってるけど)皆があっと驚く間に楊過と小龍女を入れた箱は断崖の間を滑っていった。後には蜂の毒消しが残されていた。
下に降りると楊過は古墓に戻る為泳げない小龍女を再び箱に入れた。今度は郭襄も一緒に(よかった。忘れてなかったよ)
楊過は箱に綱をつけ水のなかに潜った。

小龍女を信じさせるのはなかなか大変でしたー。小龍女って楊過がいない方が強いみたい。
ラベル:金庸
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2007年02月19日

神G侠侶・第27集

楊過は大鷲のG兄と修行を続けていた。G兄のおかげで重剣の扱いも次第に上達してきた。
楊過はG兄に感謝しながらも腕の仇である郭芙に会い、姑姑を連れて戻ってくる事を約束した。

襄陽の城では郭靖と黄蓉が子供達と楊過のことで言い争っていた。郭靖はいつも冷静な黄蓉が何故子供の事になると判断できなくなるのかと問い詰めていた。そして黄蓉の口ぶりで郭芙が戻っているのに気づいた。
郭芙に会った郭靖は楊過が義侠心に厚く自分たちの命を何度も救ってくれた事若くして志の高い事を語った。郭芙が楊過の悪口をまた言うと、郭靖は楊過はその気になればお前の腕などすぐ切れたのだ、と言い自分がその腕を断ってやる、と剣を振り下ろした。さっと助けに入ったのは黄蓉だった。
郭芙に再び逃げるよう言い、郭靖が動けないように点穴した。
一部始終を楊過が聞いていた。

黄蓉は娘を城から外へ出した。

楊過は二人の後をつけた。黄蓉は郭芙似食事をさせながら一人旅の為の食料を買いに席を立った。
そこで黄蓉は偶然、李莫愁に出会った。その腕にはさらわれた赤子がしっかりと抱かれているではないか。
黄蓉は李莫愁の後を追った。
人里離れた場所で黄蓉は李莫愁を呼び止めた。赤子の事を訊ねると李莫愁はこれは小龍女と楊過の不義の子だと答えた。抱かせて欲しいと頼む黄蓉におかしなものを感じた李莫愁は身をかわした。黄蓉が追い、戦いが始まった。
赤子を庇う李莫愁に黄蓉は子供連れを倒してもしょうがない、その子供を始末してから勝負しようなどと言い出す。
黄蓉は藤蔓で赤子を取り巻いた。そして李莫愁にもう赤子には触れないと言う。
黄蓉は李莫愁がかつて父を侮辱したからと桃花島の技で赤子の回りに九宮八卦陣を張り巡らせたのだ。李莫愁は赤子の傍にどうしても近づけなくなった。
李莫愁がどんなに攻撃しても打狗棒を自在に操る黄蓉の敵ではなかった。放った毒針が李莫愁の手に刺さり毒が彼女の体を襲った。李莫愁は自分は殺されてもいいから赤子だけは助けて欲しいと言う。黄蓉は李莫愁の懐から解毒剤を取り出した。そして死の間際に娘を気にかけてくれたことに対し毒消しを飲ませた。
ほっとした黄蓉が襄の傍に寄ると娘の姿は消えてしまっていた。

李莫愁はいつも強くてなかなか誰も太刀打ちできないのですが、黄蓉とは雲泥の差のようです。滅茶苦茶かっこよかったです。
と言っても黄蓉は娘の命を救おうと必死だったでしょうから物凄いパワーが出ていたのだと思います。それだけに再びいなくなった時の動揺は可哀想ですね。

襄を盗んでいったのは楊過だった。赤ん坊を抱えて楊過は馬に乗り郭芙の前に出た。驚いた郭芙は剣を抜いた。
楊過は黙ったまま袖でその剣をばらばらにした。

郭芙は母・黄蓉と李莫愁が連れ立って来るのを見つけた。襄は楊過が連れ去ったのを告げ、毒消しの為に絶情谷へ向かったのだと言い張った。黄蓉は郭芙がまだ楊過のことがわからないのを咎め、楊過は自尊心が高く妹をさらったなどと言いがかりをつけられたのでさらったのだと答えた。ほとぼりが冷めれば戻してくれるでしょう。
そして郭芙に楊過は小龍女に会うため終南山に行くだろうから後を追って心を込めてあやまるのだといいつけた。
だが郭芙は向こうが悪いのに何故謝らねばいけないのかと言うばかりだった。
もうこの辺観ててはらわた煮えくりかえらない人いませんよね。わがまま娘とは知ってましたがここまでものがわからないとは。とても郭靖と黄蓉の子供だとは思えません。黄蓉ももう少し厳しく躾けて欲しいものです。

終南山では帰ってきた趙志敬と甄志丙を他の弟子達が出迎えた。師匠と私淑は修行中で甄志丙を教主代行として全権をまかせるよう言い付かったと伝える。
その様子を趙志敬はじっと見つめた。

重陽宮に戻った趙志敬と甄志丙は師匠たちが全真教の力の足りないのを案じ修行しているのだと知る。
そこへまたクドゥが登場した。大ハーンからの勅命を受け取られよ、と言う。
教主代行である甄志丙はひとまず皆で話し合ってからでないと受け取るわけには行かないと答え、クドゥを別室に待たせ協議に入った。
蒙古からの勅命を受けようとする趙志敬と別の弟子とのあいだで言い争いとなる。
そして敵である蒙古の勅命を受けるものは悪党であり、罪人だという言葉に趙志敬はかっとなり手を出してしまう。たちまちつかみ合いになり甄志丙はやめろと叫んだ。

久し振りのクドゥちゃん。かわいいですー。しかしいつもほんのチョイ役なんだよね。今回少しは長く出てくれるのかしらん。
ラベル:金庸
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神G侠侶・第26集

盗もうとした旗がなく苛立つ周伯通に趙志敬は金輪の策略どおり洞窟に誘う。最初は自分で見つけると言い張った老頑童も趙志敬の後を追った。
ところがそこには金輪が仕掛けていた毒蜘蛛がうようよ待ち伏せており、周伯通は手を刺されてしまい苦しむ。
突然の出来事に驚く趙志敬に金輪は邪魔になるだけだから最初から老頑童を殺すつもりだった。お前に言うと義理堅く助けるかもしれないと思ったのだ、と言う。
毒蜘蛛に刺され動けなくなった老頑童を助けに入ったのは小龍女だった。小龍女はあっという間に手に張り付いた毒蜘蛛どもを針で刺し落とし、襲ってくる金輪の攻撃に反撃した。
小龍女、さすがにこういう場面、かっこいいです。攻撃がなんとも美しくて強くて見惚れますねー。金輪も小龍女には勝てないのですから古墓派の技というのは凄いものですね。
それにしても小龍女に毒針を打ってもらって毒蜘蛛の毒を消す時の老頑童はちょっとマゾっぽいです。

楊過はG兄に手厚い看病をしてもらい、傷は癒え、気力を取り戻していた。
ある日。G兄は楊過を剣塚に連れて行く。そこは独孤求敗の剣塚で生前愛用した剣が幾ふりか収められているのだった。それらの剣の下には独孤求敗の剣への思想が書き刻まれていた。
G兄は楊過に一番重い剣を使うように伝えた。

老頑童の体内の毒は内力を使い出そうとしてもなかなか消えずにいた。
洞窟の中、毒蜘蛛が近づけぬよう小龍女は毒針で二人の居場所を確保し座り込んで周伯通の様子を見守った。
周伯通は右手と左手を別々に使って一人で戦う遊びを教える。小龍女はそれができれば左手で全真剣法、右手で玉女剣法を使い玉女素心剣法が完成して金輪を倒せる、と考えた。
老頑童はこの技法は頭のいいものは使えない。だから黄蓉はだめだったが郭靖はすぐ使えるようになった、と言う。だが小龍女はすぐそのコツを飲み込んでできるようになった。
これはなるほどでしたね。小龍女は純真すぎる人ですから、むしろ郭靖に似てるところがあるのですねー。楊過の方は知恵が回る役どころなんですね。
そして小龍女は蜜の壜で山蜂を誘いこみ、金輪たちを追い払った。その上、まだ毒の消えない周伯通に山蜂の毒で毒消しをした。
周伯通はまた痛がりながら喜び、是非技を教えて欲しいと頼む。終南山に行こうとする小龍女についていこうとするがやはり襄陽に言って郭靖を助けねば、と悩んだ。小龍女はいつか必ず技を教える事を約束して分かれた。

楊過はG兄の教えを受けて滝で修行を積んだ。片腕でも重剣を扱えるようになり腕前は上がっていった。

蒙古の王子は金輪の口添えを受けながら趙志敬が全真教の教主の座につけるよう約束をするのだった。
もし全真教が逆らうようなら攻撃するから安心しろというのだ。この論理、おかしんんだけどね。
しかし喜んだ趙志敬は訝る甄志丙をせかして重陽宮へ戻る準備を始めた。急ぎ馬を飛ばしたが、その二人の後を小龍女が追ってきた。二人は再び逃げ出した。
ラベル:金庸
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2007年02月14日

神G侠侶・第25集

お久し振りです。前の記事・24話目が1月3日なので一ヶ月以上になるのですがもっと長い間だったようにも思えますね。ではまた暫く楊過たちの物語を楽しんでいきましょうか。

楊過の口からでまかせをすっかり信じてしまい悲しみに沈む小龍女は楊過と対の剣を郭芙に預け出て行く。楊過を頼むと言い残して。
小龍女は郭芙と別れてすぐ、別の部屋の中で全真教の趙志敬と甄志丙が言い争っている声が聞こえてきた。「主席であるお前が自分だけ女と楽しんでいるとは何事だ」というわけ(師兄の嫉妬ですな)小龍女はここで自分を最初に抱いた男性が楊過ではなく甄志丙だった事を知る。趙志敬に剣を向けた甄志丙だったが師父に全てを打ち明けると告げた。そこへ小龍女が姿を表し、血を吐いて倒れこんでしまう。それを郭芙も聞いていた。

武兄弟のために毒を吸った楊過は倒れ手当てを受けていた。毒に詳しい師叔によると楊過は強い2種類の毒を体内に入れたため互いに消しあったのだと。楊過は是絶情谷の毒の期限を過ぎていたのに死ななかったのだ。
だが姑姑を思い出した為にその毒が効き目を表す。突然苦しみだした楊過に驚いた武父は師叔に楊過を助けてくれるよう頼み込む。師叔は絶情谷へ行って毒消しを作る事を約束する。
師叔落ち着いてます。隣で楊過が苦しみ悶えても「大丈夫。善人は救われます」って。さすが人間ができてらっしゃる。
心配する皆とは違い郭芙は自分の妹を放り出してしまった(と思い込んでる)楊過を罵る。

郭芙は武親子が楊過と自分が結婚すると思い込んでるのを知って驚く。ぶつぶつ文句を言っているとその様子を見た父・郭靖は武兄弟を無意味に決闘させそのせいで楊過が苦しむ事になったのはお前のせいだと言ってきつく叱った。
それまで怒られた事のないわがままな郭芙は全ては楊過の仕業だと考え小龍女から受け取った剣を取り楊過の部屋へ走る。
郭芙は激しい怒りを楊過にぶつけた。嘘をついたことを楊過は謝るが郭芙の怒りは治まらず妹を絶情谷へ連れて行き毒消しをもらって助かろうとしていると叫ぶ。あげくには小龍女の悪口を言い出した。小龍女が道士と関係があるとばらし「ふしだら」と罵った。
楊過は愛する姑姑の尊厳を傷つけられたまらず郭芙の顔を叩いてしまう。親にも叩かれたことのない郭芙は怒りに燃え「妹の仇を討つ」と言って楊過の腕を切り落とした。

事の次第を聞いた黄蓉は郭靖は許さないわと娘・郭芙を逃がす。郭靖が慌てて楊過の部屋に入った時、楊過の姿はすでになく血の吹き溜まりの中に腕が落ちていたのだった。

小龍女に話を聞かれた趙志敬と甄志丙は馬で逃げ出した。小龍女は黙ったままその後を追う。その追撃はどこまでも続いた。
その彼らの様子を金輪国師が見つけた。金輪は趙志敬に小龍女を追い払い全真教の教主の座につく手助けをすると約束した。金輪国師は道士たちを蒙古まで連れて行く。
途中、周伯通がこともあろうに蒙古の旗を盗んできて喜んで掲げているのに出会う。
金輪は「私の留守中を狙ったのだ」と言うと老頑童はでは堂々と盗みに行く、と言って返した。

金輪は一旦蒙古の殿下に旗を返す。そしてまた旗を盗んできて洞窟に隠し、趙志敬が旗の居所を教えれば全真教の長老格である周伯通は趙志敬を教主にしてあげるだろう、というのだ(そんなもんか)
しかし蒙古の殿下の前で趙志敬は礼をしたが甄志丙は蒙古は全真教の敵だと言って踵を返したのだった。
文句を言う甄志丙だったが、ここまで追われてきたのはお前のせいだと趙志敬に返す言葉がない。趙志敬ちょっぴり甄志丙がかわいそうになってしまうのだった。

腕を切り落とされた楊過は彷徨い、いつの間にかG兄の元へたどり着いていた。G兄は親切に楊過の看病をし蛇の肝を飲ませて助けようとした。腕の痛みに苦しみながら楊過はG兄の言うとおり肝を飲み込んだ。

夜になり、周伯通は蒙古のパオを飛び越して旗を盗みに来た。が、すでに旗はそこにはなかった。

原作:金庸 製作:張紀中  監督:于 敏
出演:楊過=ホアン・シャオミン、小龍女=劉亦菲、甄志丙=程皓楓、郭 靖=王洛勇、金輪国師=巴音、黄 蓉=孔 琳、李莫愁=孟广美、郭 芙=陳紫函、郭 襄=ヤン・ミー、公孫止=鐘鎮涛、霍 都=高 虎、郭破lu=銭博、陸无双=楊蕊、武敦儒=王 寧、武修文=趙錦涛、周伯通=趙亮、欧陽鋒=huo乃社、
柯鎮悪=馬杰林、裘千尺=李 明、丘処机=陳継銘、耶律楚才=張紀中
耶律斎=張鴻飛、公孫緑萼=傅miao、一灯=王衛国、孫婆婆=李名qi、洪七公=大 力、孫不二=孫xiao燕
ラベル:金庸
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2007年01月03日

神G侠侶・第24集

金輪と仲間(と言いたいけど仲間じゃないね)尼摩星は楊過の罠にまんまとかかり李莫愁の毒針・氷魄銀針を踏みつけてしまう。その上、二人は手柄を争って崖から落ちてしまった。生きてはいたが尼摩星の足は毒で腫上がっている。金輪は気絶した尼摩星の足を切り落とした(のか?)

楊過の策略で金輪から逃れた楊過と李莫愁は赤ん坊を連れて外へ出た。赤ん坊を連れ去ろうとする李莫愁を楊過が止めると「玉女心経」を渡せばこの子を返す、と言う。その前に乳をやらねばと楊過が言った。
私に乳が出せるか、という李莫愁がおかしい。どうも李莫愁より楊過のほうが黄が回るみたいでまたおかしい。赤ちゃんなんではやくお乳あげてください。
乳をもらいに近くの村を訪ねるとそこは蒙古軍に襲われ荒れ果てていた。死体にすがって泣く子供達。とてもお乳をもらえるような状況ではない。蒙古軍に怒りを覚えながら仕方なく二人はその場を去った。(楊過の「蒙古軍は李莫愁よりひどい」というのがおかしい)
そんな二人を一匹の豹が襲ってきた。反撃しようとする李莫愁を抑え、楊過は豹を捕らえてしまう。「こいつは雌だから動けなくして乳をもらう」抜け目がない。
しかし赤ん坊の初授乳は豹の乳だ。

李莫愁、すっかり母性愛が出てしまったようで赤ん坊につきっきりで可愛がっている。わかるなあ、ほっぺがふっくらしてたまりませんね。
休んでいると妙な音がして李莫愁は不安を抱く。楊過は「見てくる」と言って一人離れた。
しばらく行くと林の中で大きな鷲が大蛇を捕まえている。楊過は鷲を手伝い蛇を切りつけた。
そして大鷲のG兄の腕前を褒め称えた。楊過は鷲をG兄(ディアオシオン)と呼ぶことにした。
G兄が何かを訴えているようなので楊過は後をついていく。G兄が楊過を導いたのは洞窟の中。そこには石碑があり、英雄が残したと思われる詩が書かれていた。それは好敵手を探しても会うことができず鷲を友として生きた剣魔・独孤求敗のものだった。楊過は尊敬の念を持ちながらその洞窟を後にした。
自分の命も僅か、と知る楊過は郭靖の子供を返したらここに戻ってきて残りの時間をG兄と過ごすと約束した。

楊過は李莫愁の所へ戻ったが、また怪しい人影があるというので再び様子を見に行く。
そこにいたのは武兄弟の父・武三通。女を巡って殺し合いをしようとする二人の息子を嘆いていたのだった。
楊過は武三通のために人芝居うつ事にした。目の前で命がけで戦っている武兄弟に(しかしとことん馬鹿だね)郭靖・黄蓉はもう自分を郭芙の婿にするつもりなのだと笑ってみせた。
武兄弟は驚くが信用しきれない。そこで楊過は黄蓉から直伝された技だと言って次々と必殺技をみせる。
慌てる父親のために手加減しながら武兄弟をやっつける。武兄弟はしぶしぶ「もう郭芙には近づかない」と約束した。

折悪しく楊過を追ってきた小龍女が一部始終を見ていた。楊過の口から郭芙と婚約したのだと聞かされ黄蓉の秘技をみせられた小龍女はすっかり勘違いしてしまう。
後で楊過は小龍女の気配に気づくがすでに遅かった。

そして武親子は今からは母親の仇である李莫愁を殺すために地の果てまで行くことを誓う。これを聞いていた李莫愁は武親子の前に出た。
武親子は李莫愁に襲い掛かる。李莫愁は武兄弟に毒針を打ち込んで赤ん坊を抱いたまま豹に跨り逃げ去った。
毒を吸い出そうとする武三通を楊過は止め、点穴をして動けなくする。どうしても息子を救いたいと泣く父親の代わりに楊過は毒を吸出し気を失った。

もうどう考えても死んでもらいたい武兄弟である。パパも情けないが息子思いなので仕方ない。
それにしても小龍女、楊過と長いんだからもう少し信頼すべきでしょう。せめて確認しようよ。
ラベル:金庸
posted by フェイユイ at 16:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 神[周隹]侠侶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神G侠侶・第23集

クドゥは身重の黄蓉に攻め立てられ金輪の書状を残して去って行った(ちぇー、高虎の出番あっという間)

黄蓉は郭靖には見せず書状を読む。そこには金輪が襄陽の城に攻めてくることが書かれていた。傷ついた郭靖と楊過、身重の自分が大して役に立たないと黄蓉は小龍女に助けを請う。だが小龍女は自分は楊過を守るだけだと答えた。
黄蓉は小龍女と二人きりになって話し合う。黄蓉は楊過が親の仇である郭靖・黄蓉を殺そうとしていることを見破っていると話した。小龍女は楊過が絶情谷の毒で僅かの命であり助けるには郭靖・黄蓉を殺さねばならない、と打ち明ける。黄蓉の「あなたが金輪から郭靖を守ってくれれば自分の首をあげる」と言う言葉に小龍女は驚く。
二人が話していると郭芙が飛び込んできて武兄弟が今度は二人で決闘をすると騒いだ。どちらが役立たずか、証明するというのだ(ほんと、死んで欲しいよまったく)この大事の時に黄蓉は呆れて答えなかった。

城から離れて(馬鹿)武兄弟は決闘をすることにした。二人の間に突然飛び込んできた男がいた。いきなり攻め立てられ武兄弟は面食らう。だがそれは一陽指である。二人はその男が幼い頃生き別れた父親であると気づき自分たちの技を見せる。「せがれか」男は涙ながらに喜んだ。
物凄い突然パパの出現!しかもいきなりの攻撃だし。せがれも父親に妙な波紋を送ってるし、こういうのが金庸世界って(武侠世界って)摩訶不思議?!せがれがとんちんかんならおやじもとんちんかんぽいなあ。

襄陽の城では楊過が郭靖を守って帰ってきたことが知れ渡っていた。楊過はまだ起き上がれない郭靖に城が強固に守られている事を報じる。
そこへ金輪国師の声が響きわたった。郭靖を捕らえにきたのだ。
郭靖は身重の黄蓉を庇おうと自分が出て行こうとする。黄蓉は「あなたは国と私の体とどちらが大事なの」と問う。郭靖は「そうだ。国を守らねば」と留まり黄蓉が出て行った。楊過と小龍女が後を追う。
ここは凄く大変な場面ですね。郭靖というのは常に国を憂う英雄なのです。だからこそ皆から大侠と尊敬されています。楊過は郭靖・黄蓉夫婦が国を一番に考えているのに自分たちは己の事しか考えてない事を恥じるわけです。
とは言え郭靖が黄蓉のことを大事にしてないわけがなく(物凄い愛妻家なのはご存知ですね)それがこの後に解ります。

金輪の居場所に楊過が近づく。金輪はまだ楊過が敵討ちを考えていると思っているがここで楊過は自分が倒すのは郭靖ではなく金輪だと撃ちかかる。
金輪の2人の仲間と小龍女も加わり壮絶な戦いが始まる。
金輪は郭靖のいる場所に火をつける。郭靖もたまらず出て行こうとするが黄蓉が止める。振り払おうとすると黄蓉はおなかを押さえ「生まれそうだ」と言う。怖ろしい火事の中で黄蓉のお産が始まった。燃え盛る炎の中で女の子が生まれる。だが産婆はもう一人おなかにいると言う。双子だったのだ。黄蓉と見守る郭靖の頭上に燃えた木材が落ちてきた。それを小龍女が蹴り飛ばして救う。黄蓉は小龍女に生まれたばかりの赤ん坊を託した。

楊過は死体に郭靖の鎧甲を着せて身代わりにし、おぶって走った。それを見た金輪たちは楊過を追いかける。
楊過は死体を投げつけさらに逃げた。金輪は偽物だとわかると楊過を追ってきた。
そこへ赤ん坊を抱えた小龍女が追いついてきた。楊過を心配する。金輪は二人と戦いながら赤ん坊が郭靖たちの子供だと知ると「使える」と考え、赤ん坊を狙ってきた。
赤ん坊を奪い合う所に一人の女性が。あの李莫愁であった。赤ん坊を小龍女の産んだ子供だと勘違いした李莫愁。処女であるはずの古墓派の者が赤ん坊を産むとはと言って罵り奪って逃げた。
これを金輪・楊過が追う。小龍女も馬で後を追った。
金輪・李莫愁・楊過が赤ん坊を巡って戦い続ける。楊過と赤ん坊を抱いた李莫愁は洞穴に身を潜めた。
金輪は追いついて来た仲間と洞穴の入り口で火を焚く。煙で咳き込みながら楊過は洞穴の入り口に李莫愁の氷魄銀針を上向きに植え込んでいった。

前にも書いたかもしれませんが、楊過・小龍女みたいな夫婦ペアの殺陣というのは色んなアクションものでも珍しいですよね。しかも女性の方が強いわけですからうれしくなってしまいます。しかも美男美女で美しいし。
金庸ものは「笑傲江湖」でも「射[周鳥]英雄伝」でも夫婦が組んで戦う、というのがいいですね。しかも全部女の方が武力が上だ(笑)
ラベル:金庸
posted by フェイユイ at 14:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 神[周隹]侠侶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

神G侠侶・第21・22集

裘千尺から毒消しを半分飲まされた楊過の命はわずか18日。裘千尺は後の半分を飲む為には郭靖・黄蓉夫婦を殺して来い、と楊過に命じるのだった。

復讐は止めて、残された18日を姑姑と過ごしたいという楊過に小龍女は自分たちの不運を嘆く。そして楊過が死ねば私も死ぬ、と言う。それを聞いた楊過はやはり郭靖たちを討たないわけにはいかないと決心する。

その頃郭靖たちは攻めてくる蒙古軍から宋を守る為、襄陽の城塞に立てこもっていた。援軍が来ず状況は切迫してういた。
決意を固めた楊過と小龍女はその中へと入る。楊過たちを人前で咎めた郭靖は帰ってきた二人を歓待する。楊過たちが窮地を救いに来たと信じているのだ。だが黄蓉は朱の助言もあって楊過たちの企みを感じていた。だが大きなおなかを抱えた黄蓉は通常のように自由がきかない。大きな戦いを前にして不安もある。おおらかな郭靖は黄蓉の心配を打ち消し楊過を信じていた。

久し振りの再会に郭靖は楊過に同じ寝台で寝るのを勧める。楊過が夜中に刃を向けても郭靖は内功が乱れたのだと言う。
夜が明け、蒙古軍が攻めてきた。その中にはフビライと金輪国師の姿もある。蒙古軍は宋の民を盾にして攻撃するという卑怯な手を使ってきた。郭靖たちの軍が攻撃すれば宋の民を殺してしまうのだ。
仕方なく攻撃をする軍に郭靖は「宋の民を助ける為に戦っているのだ。殺すな」と叫ぶ。そして大軍を前に獅子奮迅の戦いぶりを見せ付けるのだった。その凄まじさにはフビライも舌を巻き「さすが祖父が娘婿にしようとしただけのことはある」と感嘆する。
だが金輪国師の矢の攻撃に郭靖も危うくなる。それを見た楊過は我慢ならず郭靖を助けてしまった。

うう、やっぱり郭靖はかっこいいですー。本当の英雄ですね。それに比べ楊過は迷いがあり苦しんでいます。

楊過に助けられた郭靖は自ら矢を放ち金輪国師に反撃する。それを見たフビライは撤退を命じた。宋軍は喜んだが、郭靖は統制のとれた蒙古軍の引き上げにも感心し宋軍の力のなさを実感した。

宴が催され郭靖と楊過の活躍が讃えられた。それを見ていた武兄弟は無謀にも二人だけで蒙古へ行き、フビライを闇討ちしようとする。
それを知った郭靖は楊過を連れて二人を救い出しに行った。今にも生まれそうな黄蓉は小龍女に残ってくれるよう願った。

かつては郭靖の親友トゥルイがいた蒙古。そしてトゥルイの息子フビライを相手に郭靖は武兄弟を放すように申し出た。フビライはそれを許した。そして無謀な行動をした兄弟を叱らずその意気を褒める郭靖を見てフビライは、宋の王は忠臣や民を思いやらぬ愚王である。英雄である郭靖がなぜそのような王に仕えるのか、と聞く。郭靖は王ではなく民のために戦うと言う。
フビライは英雄の願いは同じだ、蒙古軍は宋の安泰のために宋を攻めている、と言う。これに郭靖は蒙古軍がどれほどの宋の民を殺したか、と怒り、楊過とともに帰ろうとする。
その前に金輪国師たちが立ちはだかった。凄まじい勢いで郭靖たちを襲う金輪たち。郭靖の反撃もまた怖ろしいほどの迫力である。だが楊過の心にはまだ迷いがある。なぜ郭靖が父・楊康を殺したのか、と。だが命がけで自分を守ろうとする郭靖に楊過はついに覚悟を決めた。
だがすでに郭靖は傷つき楊過の力だけでは脱出が難しい。そこに以前鍛冶屋をしていたフォンが登場した。フォンは格段に強い金輪を羽交い絞めにして離れようとしない。力は上だが執念ですがりつくフォンをさすがの金輪も手のうちようがない。その隙に郭靖をおぶって逃げる楊過を追わんとする金輪だがフォンに手こずりやっとはがしてもフォンは金輪にしがみついたままの格好で死んでいた。

命からがら襄陽の城にたどり着いた楊過と郭靖。
郭靖は楊過が命がけで自分を守ってくれたと黄蓉に告げる。まだ半信半疑な黄蓉(まったく用心深い)楊過は小龍女に「郭靖は宋の民のために戦っている。自分は殺す事ができない」と打ち明ける。
黄蓉は楊過を見舞い桃花島の秘薬九花玉露丸を小龍女に渡す。礼を言う楊過。そこにどこからか金輪国師の弟子・クドゥの声が聞こえてきた。金輪国師の書状を持って来たという。無礼なクドゥの物言いに黄蓉は声を荒げる。そして臨月の身でありながら、クドゥの手から書状を取り上げた。

わーい、久し振りのクドゥ=高虎さんですわ。タレ目がかわいい。虚竹だったのが不思議なほど悪い奴です。ちょっと抜けてるとこは同じですが(笑)
次回も出てきますね、これだと。

それにしても激しい2話でした。郭靖すてきです。でも、どうしても郭靖=リー・ヤーポンって思い出しちゃう。かっこよかったなあ。昔は悪口ばかり言ってたけど(すまん。だって凄くお間抜けだったから)大侠というにふさわしい男です。
ラベル:金庸
posted by フェイユイ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 神[周隹]侠侶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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