映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2008年02月03日

『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間 』デヴィッド・リンチ

Twin_Peaks_Fire_Walk_farger_stor.jpgtwin_peaks_twin_peaks_fire_walk_with_me2.jpg
TWIN PEAKS: FIRE WALK WITH ME


さてさてついにやっと観ることができた『ローラ・パーマー最期の7日間 』これはTV版ツインピークス全話を観通してから観た方がよい(少なくともシーズン1は)
時間としてはTV版の直前の話になるわけでドラマシーズン1の最後にわかる犯人ががここで登場してくるのである。またドラマの中の謎が解き明かされていくのだが、だからと言ってTV版のもやもやがこの映画ですっきり晴れるかといえばますます謎めいて判らなくなってしまうのがデヴィッド・リンチならではの味わいとなっている。

冒頭のパートではツイン・ピークス/ローラ・パーマー事件よりさらに一年前の殺人事件が問題となる。17歳の白人少女が何者かに殺害されたのだ。
この事件を担当するのはクーパーではなくチェット・デズモンド。だがこの捜査官もクーパー同様、独特の才能を持っているのだ。
別件を扱っていたデズモンドを飛行場で待っていたのがでかい声でお馴染みのゴードン・コール(デヴィッド・リンチ監督その人)と優秀な検視官サム・スタンリー(なんとキーファー・サザーランド。丸顔で可愛い。いい人っぽい)そしてゴードンが用意していた女性リル。
真っ赤なワンピースのリルは奇妙な動きをしてみせ、慣れないサムを驚かせる。コンビを組むことになったデズモンドは事件現場の町まで走らせる車の中でリルの謎を解いていく。
しかめ面は現場の町の警察から歓迎されないということ、瞬きは上層部とのトラブル、手をポケットに入れているのは何か隠し事がある、足踏みは足を使った捜査になる、服が縫い直されているのは麻薬が絡んでいる胸についた青い薔薇の意味は説明できない、と言う。
この説明できない、と言う言葉がまた奇妙だが、青い薔薇はこの世に存在しないものでありそれを胸に着けているというのは存在しないものがそこにある、ということになる。説明できないものを捜査しに行く、ということになるのではないだろうか。
ローラ殺人事件1年前のテレサ・バンクス殺害事件から恐怖が始まっている。実際の事件でもよく言う言葉だが、このテレサ・バンクス事件で犯人が捕まっていればローラの悲劇は起きなかったかもしれない(彼女の場合は起きたかもしれないが)
優秀なFBI捜査官であるデズモンドの謎の失踪によってすべてが断たれてしまった。
キーファーの検視官ぶりもよく、この冒頭部分だけでも見ごたえ充分。
クーパーが監視カメラを使って不思議な確認をやっているところへ2年間行方不明になっていたジェフリーズと言う男(デビッド・ボウイ)が突然帰ってきて監視カメラに映りこむ。
だがゴードンに赤い部屋へ行った顛末を話している間にまた消え去ってしまったのだ。
デズモンドの後を引き受け捜査に乗り出したクーパーはテレサの爪の間に入れられていたTの字の書かれた紙から事件が連続するだろうという予感を覚えた。

そして1年後。
舞台がツインピークスに移り、後に殺害される女子高校生ローラ中心のドラマとなる。
TV版ツインピークスで美しい死体となって登場し思い出の中だけでの出演だったシェリル・リー=ローラの7日間が描かれていく。
麻薬に溺れ、開放的性生活また買春も行っていたローラの日常と苦悩が描写され、TV版でも語られていたことがローラ自身の行動を観る事でより具体的に感じられる。
ローラの苦悩は幼い時から積み上げれらたもので、彼女はいつ「ボブ」に体を奪われるかと怖れている。
「ボブ」は悪そのものでありその姿を見れる者は少ないがローラと過去所の母親はそれを感知できるのだ。
「ボブ」が父親だと知った時のローラの驚愕。
リンチのこの表現は様々に受け止めることができるのだろうが父親から性的虐待を受ける少女の恐怖を表しているように思える。
ローラ自身そのことを以前から知りつつ、確信できずにいたようだ。12歳の時からボブの姿を見ていたと彼女は言う。
その恐怖が彼女を麻薬に溺れさせ、他の男とセックスすることで父親から感じる性的な圧力から逃れさせていたのかもしれない。
だからこそ親友ドナが自分と同じ行動を取ろうとした時、そういった恐怖のないドナが「する」必要はない、と訴えたかったのではないか。
ローラの母もそのことを薄々感じながら認めたくない気持ちがあり二人のその気持ちが「ボブ」という悪魔の姿を見させていたように思える。
実の父親の自分に対する異常な性愛を認めざるをえない少女ローラの葛藤はどのように深いものだったか。
この映画のローラは狂ったように騒ぎ、走り出し、笑い、泣き出す。その激しい精神の不安定さ。まだ少年のジェームズは彼女を愛してはいるがその苦しみを背負ってあげる力がない。TV版でもローラはジェームズの純真さに物足りなさを感じ精神科医に頼るがそれでもローラを救うことはできなかった。
映画において近親相姦という題材がさほど衝撃でなくなった感もあるが、やはりそれは異常で怖ろしいことであり、被保護者であるローラのような少女が父親という権威から逃れる事はできない悲しさがある。愛している、という気持ちがあるためにそれが性と重なった時、子供はどうしようもないのだ。
ローラが父こそがボブであると確信し、父親から強姦された挙句殺される運命にあると感じる。それでもなんとか明日までは逃れたい、と願いながらローラは男達のところへと出向くのだ。
その願いも空しく、父親リーランドから見つかった時のローラの嘆き。引き裂かれるように叫ぶローラの悲しみ。
この場面は他ではないほどの恐怖に満ちている。父親から殺害される娘ローラの絶望の叫び。
赤い部屋でクーパーと共にいるローラの前に天使が現れる。
様々な「悪い行い」をしていたローラだが、それは逃れられない恐怖からくるものだった。惨たらしく殺されてしまった憐れなローラに消えてしまったはずの天使が現れたのだ。
ローラは笑う。
だがなんとなくこの笑いに悲しみも溢れているように思えてならないのだが。

原題は『FIRE WALK WITH ME 』火は私とともに歩む
業火に苦しむローラ、そしてリーランドのことも含むのだろうか。

監督:デヴィッド・リンチ 出演:カイル・マクラクラン シェリル・リー デビッド・ボウイ モイラ・ケリー メッチェン・アミック ヘザー・グラハム レイ・ワイズ ダナ・アッシュブルック ジェームズ・マーシャル キーファー・サザーランド
1992年アメリカ

posted by フェイユイ at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.6 第28・29章 最終回 デヴィッド・リンチ

twinpeaks33.jpg

とうとう最後の2話を観てしまった。

一度(といわない回数だが)観たものではあるが、確かにこの終わり方は壮絶である。
ドラマというものはそれまでばらばらだったものがまとまり、謎が解明され恋が成就し物事が決着するものだが、すべてのことがより破壊されどの謎も解き明かされないまま終わリを告げる。

その最たるものはデイル・クーパーその人のことだろう。それまで正義の人だったクーパーがここで闇と悪の象徴であるボブに姿を変えてしまうのだ。
「ミスツインピークス」に選ばれた恋人アニーがウィンダム・アールに誘拐されてしまう。その跡を追ったクーパーは「赤い部屋」にたどり着く。そこでクーパーは様々な人に出会う。小人、ローラ、老ボーイ、巨人、マデリーン、リーランド、アニー、キャロライン、アール。
その人々は不思議な言葉を話す。逆さまから話す言葉を逆回転したものだ。クーパーは赤いカーテンの部屋を行き来しているうちにもう一人の自分と出会い、逃げようとしてつかまってしまう。
ボブがアールと笑っている横にクーパーも笑いながら近づいてくる。
アニーは「私を殺した人を見たわ。私の夫よ」という謎の言葉を告げる。これは将来のクーパーのことなのか。

キャサリンの兄とピートは謎の箱の中から貸金庫の鍵を見つけ出し銀行へと向かう。そこではオードリーが森の開発計画阻止運動として貸金庫の扉に自分の腕を鎖でつないでいた。
キャサリンの兄とピートが貸し金庫を開けると爆弾が作動した。
これでピートたちとオードリーは死んでしまったのか。

ドナは自分は母親とベン・ホーンの間の子供ではないかという秘密を嗅ぎつける。すっかり善人になったベンは嘘がつけない。
泣きじゃくるドナの前で父親はベンを殴りつける。ベンはどうなったのか。

ネイディーンが高校生のマイクにぞっこんになり、エドとノーマはやっと結婚できるか、というところでネイディーンの記憶が戻ってしまった。すべては元の木阿弥か。

シェリーはボビーから求婚される。喜ぶシェリーだが、その頃夫レオはアールの仕業でタランチュラの入った吊り下げられた虫かごのその吊りひもを必死で歯で引っ張りあげていた。力尽きて口を開けてしまえば自分の身の上に毒蜘蛛が落ちてくるのだ。

ツインピークスの災いも何も終わってはいない。
そしてクーパーはハリーが見守る中で違う人格に変わってしまった。アニーは命は取りとめたが傷を負って病院にいるという。
やがて退院し、アニーの言葉通りの悲劇がおきるのだろうか。

『ツイン・ピークス』シーズン2が終わった。もう随分前のドラマだが、こうして見返してみても古さというものをまったく感じない。(一つ違うのは携帯電話が出てこないことだが。私はあの携帯電話のシーンが出てくると取り上げてうるさくて投げつけたくなる。便利には違いないが、映画ドラマに出てきて欲しくない。とはいえ、でてこなければ嘘になるし。もう時代劇だけしか観ない事にするか)
都会から切り離されたような田舎町の物語だが、ホームズやミス・マープルが言っていたように田舎でこそ怖ろしい事件が起きるのだ。一見穏やかで人のよさそうな人々も裏の心を持っている。
多くの人々、多くの事件が起きていくが、どれを取ってみても人間には二面性があるということを語っている。ここではそれがホワイトロッジ、ブラックロッジという言葉で表されている。そしてその間をつなぐ赤い部屋がある。
正義の人であったクーパーが悪の顔になり、悪の見本だったベン・ホーンが善人に変身した。ローラ、ジョシー、ハリー、ネイディーンもドナもレオもジェームズも他の皆も一つの側面と違う側面を併せ持っている。
クーパーの才能が華々しかったシーズン1と違いウィンダム・アールの出現でシーズン2のクーパーは苦悩に満ちている。その代償のようにクーパーの心を和らげるアニーが登場するのだが、彼らの将来は闇の中にある。


監督:デビッド・リンチ David Lynch
マーク・フロスト Mark Frost

出演:
デイル・クーパー FBI特別捜査官…カイル・マクラクラン
ハリー・S・トルーマン…マイケル・オントキーン
アンディ・ブレナン…ハリー・ゴアス
ルーシー・モラン…キミー・ロバートソン
トミー・“ホーク”・ヒル…マイケル・ホース 
ゴードン・コール FBI地方捜査主任…デイヴィッド・リンチ
リーランド・パーマー…レイ・ワイズ
セーラ・パーマー…グレイス・ザブリスキー
ローラ・パーマー、マデリーン・ファーガソン…シェリル・リー
ベンジャミン・ホーン…リチャード・ベイマー
オードリー・ホーン…シェリリン・フェン
ジョスリン・“ジョシー”・パッカード…ジョアン・チェン
キャサリン・マーテル…パイパー・ローリー
ピート・マーテル…ジャック・ナンス
Dr.ウィル・ヘイワード…ウォーレン・フロスト
ドナ・ヘイワード(テレビシリーズ)…ララ・フリン・ボイル
ノーマ・ジェニングス…ペギー・リプトン
ハンク・ジェニングス…クリス・マルキー
レオ・ジョンソン…エリック・ダレー
シェリー・ジョンソン…メッチェン・アミック
ジェームズ・ハーリー…ジェームズ・マーシャル
エド・ハーリー…エヴァレット・マッギル
ネイディーン・ハーリー…ウェンディ・ロビー
ガーランド・ブリッグス少佐…ドン・S・デイヴィス
ボビー・ブリッグス…ダーナ・アッシュブルック
マイク・ネルソン…ゲイリー・ハーシュバーガー
マーガレット・ランターマン(ログ・レディ)…キャサリン・E・コールソン
ロネット・ポラスキー…フィービー・オーガスティン
リチャード“ディック”・トレメイン…イアン・ブキャナン
エブリン・マーシュ…アネット・マッカーシー
ウィンダム・アール…ケネス・ウォルシュ

posted by フェイユイ at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.6 第27章デヴィッド・リンチ

『ツイン・ピークス』もいよいよ最終章に近づいてきた。中で死んだ若者が詰め込まれたチェスのポーンが運び出された。クーパーはウィンダムがゲームをやめてしまったと感じる。

娘たちは「ミス・ツイン・ピークス」に出場するためスピーチの練習に余念がない。
シェリーはボビーと仲直りし、オードリーはジャックに処女をあげるが、彼はブラジルへ行ってしまう。
クーパーはドナ、オードリー、シェリーに怪しい男と会わなかったかを聞く。3人はそれぞれ違う形でウィンダム・アールに会っている。

仕事一筋だったクーパーがアニーに夢中になっている。ミス・ツインピークス前夜祭でクーパーはアニーをダンスに誘う。
ステージでは市長がスピーチをしようとしてハウリングを出してうるさい。アニーは笑ってそれを見ている。クーパーはアニーにミスツインピークスに出場することを勧めていた。アニーは別の世界を見るためにと言って出場を決める。
クーパーがステージの上の市長を見ていると周りが暗くなりそこだけにライトが当たって巨人が表れる。彼は何かを止めるように手を振り口をノーと動かしている。クーパーが見つめる内に彼の姿は消え市長の姿に戻る。市長が繰り返しつぶやく「何かがおかしい」

少佐はウィンダム・アールについて調べる。彼はクーパーに復讐するためにこの町にきたのかと思えたが、実はウィンダムは
ブラックロッジ」を見つけるためにやってきたのだ。ダグパスと呼ばれる悪の魔術師が悪のために悪を育む場所を見つけた。それがブラックロッジなのだ。純粋に悪を培養しそれを利用できる場所である。
クーパーたちがそれを調べようとし、疲れた少佐が森を散歩するという一部始終をウィンダムは盗聴していた。
そして少佐を待ち伏せしたウィンダムは薬で少佐を眠らせ連れ去る。そして隠れ家で少佐から言葉を聞きだす。それは「木星(ジュピター)と土星(サターン)が出会う時彼らは受け入れる」というものだった。
クーパーとピートは急に手が震える現象が起きる。クーパーがアニーとダブルRで話している時皿が落ちて割れる。クーパーの目にそこからしずくがゆっくりと落ちるのが映る。

キャサリンと兄はエッカートの秘書が持ってきた謎の箱を開ける。そこにはまた謎の金属のような物体が入っていた。

ウィンダムは木星と土星の正体が時間だと知る。そして洞窟の絵はブラックロッジへの地図であることを突き止める。

森の中でまたボブが姿を表す。そして赤い部屋と音楽が。


posted by フェイユイ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.5 第26章デヴィッド・リンチ

ウィンダム・アールの本質がさらに表現され、さまざまな出来事が一つに集約され始め、俄然面白くなってきた。
ウィンダム・アールが善人が住み祈りの世界である「ホワイト・ロッジ」と悪人のパワーが潜む「ブラック・ロッジ」について語る。「ブラック・ロッジ」の住人達の力を借りれば地球制服も夢ではないらしい。
わけんわからんチンピラ風男がアールに騙され張りぼてのチェスの駒の中に閉じ込められ弓矢で射殺される。
「矢をよこせ」という命令にためらいを見せるレオの方がはるかに良心を持っているわけである。無論、彼は反抗した為に首輪に電流を流され服従を強いられる。

クーパーたちはアールが暴いた後の洞窟を再び訪れ、彼の仕業で現れた壁画を見出す。絵を写しとり、再現したものを見た少佐は以前見た記憶があることを打ち明ける。

「ミス・ツイン・ピークス」の募集が始まり多くの娘たちが応募した。「ミス」といっても既婚者でもいいので、驚き。確かにミスにこだわる必要はないと思うし。ここでまたラナが登場、死んでしまった夫の兄である市長と結婚し、自分を「ミス・ツインピークス」にしてくれとせがむ。ボビーはシェリーに「美人を利用しろ」とミスへの応募を説得。ドナは母親がベン・ホーンとただならぬ関係なのを嫌がり「ミス」になってスカラシップをもらい、他所で勉強したいと言い出す。

ノーマの妹で修道院生活をしてきた美しいアニーに恋をしたクーパー。アールの妻を愛して、失った心の傷のため閉ざしていた愛情が解き放たれたのだ。
アニーも手首に傷を持つ悲しい過去をまだ打ち明ける事もできないでいたが、二人は次第に親密な関係をなっていく。

グレートノーザンホテルではすっかり善人になってしまったかのようなベンがゴーストウッド開発計画阻止運動を進めていた。
今回はデッィクによるワインセミナー。アメリカ人が気取ってワインを味わうマナーを学んでいる様子は(洒落ではない)日本人ともカブっておかしく可愛らしいものである。
でもテイスティングでワイングラスに鼻をつっこんだら鼻がワインに浸かってしまうのは違うところ。口に含むというのでガラガラしてるのはどうにもおかしい。味わったら吐き出して、と言われても飲んでしまうよね。
posted by フェイユイ at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月31日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.5 第25章デヴィッド・リンチ

ダブルRで丸太おばさんと少佐の刻印を描いていたクーパーにアニーは「洞窟の絵のようね」と言う。それを聞いたハリーも確かに洞窟の絵だと頷く。
クーパーたちは洞窟へと赴く。暗い洞窟の中で梟に襲われアンディは思い余ってつるはしを壁に打ち込んでしまう。偶然にもその部分が落ち、穴の中に梟のシンボルマークのような絵が描かれた棒状のものがあったのだ。

クーパーとアニーはさらに親しくなって行く。互いに変わり者と思われている二人はどこか似ているのだ。

ドナの母親とベンがかつて深い関係があったことがわかる。ドナは動揺し父親に問うが父親は思うところがあるのか、はぐらかすように答えるだけだった。

ウィンダム・アールはクーパーたちが去った後の洞窟へと入る。そして梟のようなシンボルマークのついた棒を回し絵を逆さにする。
すると壁から砂が零れ落ちだしたのだ。

ウィンダム・アールの策略。ミス・ツイン・ピークスの募集。少しずつまた事件へと向かい始めている。

posted by フェイユイ at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.5 第24章デヴィッド・リンチ

丸太おばさんと少佐には同じようなシンボルマークが体に刻印されていた。
少佐には3つの三角。丸太おばさんは二つの山のような印。そして二人とも同じように光を見ている。

ツイン・ピークスで一番まともでナイスガイのハリーが壊れてしまった。ジョシーの死の為に。

ウィンダム・アールはクーパーのチェスが彼自身のものではないと見破りルール破りだと怒る。そして変装してドナ、シェリーに近づいていくのだった。

ダブルRにはノーマの妹アニーが到着。店で働く事になる。コーヒーを飲みに来たクーパーはその美しさに目を奪われる。

ベン・ホーンはキャサリンの土地開発を阻止しようと「パイン・ウィーゼル」保護運動を始める。ツインピークスの森に住む可愛いイタチである。
善人のような運動を始めたベンにキャサリンは疑惑の目を向ける。
そのキャサリンの家にエッカートの秘書という女が訪ねてくる。油断なく銃を向けたキャサリンに女はエッカートからの贈り物を渡す。

すっかりマイクと恋仲になったネイディーンに離婚話を持ちかけるエドだが、ジャコビー先生の助けを借りても彼女に現実を飲み込ませることは難しかった。
ネイディーンとマイクは変装してグレートノーザンホテルに宿泊しようとするがマイクのクラスメイトにばれてしまう。
他にホテルはないのか。

エッカートの秘書は荒れ狂ったハリーがやっと眠りについた頃、見張りの者を殴って気絶させ、ハリーと添い寝するのだった。

ところでウィンダム・アールってクーパーが天才と怖れる男にしては貧相に見えるがそうではないのか。クーパーの元相棒としてもちょっとかっこ悪くないか。
posted by フェイユイ at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月30日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.5 第23章デヴィッド・リンチ

ツインピークス滝.jpg

クーパーはかつての相棒ウィンダム・アールのチェスを受けるためにピートの力を借りる。彼はチェスの名手なのだ。
ウィンダムはレオをすっかり隷属させていた。そしてオードリー、シェリー、ドナに謎の手紙を3つに裂いて郵送していた。
3人は手紙を持ち寄り、どういうことなのかと頭をひねるのだった。

パッカード兄妹に翻弄され、エッカートからも逃れられないジョシーはハリーに頼る事もできず、エッカートのいるグレートノーザンホテルに向かう。
知らせを受けたクーパーがエッカートの部屋へ飛び込む前に彼はジョシーに撃たれ死んだ。
駆けつけたハリーの目の前でジョシーも命を落としてしまう。
泣きながらジョシーを抱きしめるハリーを見ているうちにクーパーはそこにボブの姿を見る。彼は言う「ジョシーはどうしたのかな」
赤い部屋の小人の姿も現れる。ベッドの脇の机の取っ手にジョシーの苦しむ顔が浮かび上がる。
ジョシーの度重なる殺人もボブの仕業だったのか。だが救われて美しい世界へ行ったリーランドと違い、ジョシーは救われないままに苦しんでいるのだ。なんという酷いことだろう。

ネイディーンがマイクと情熱的な一夜を過ごしたためにエドとの離婚を決意する。そのためにエドはノーマと結婚する事を決意し、ノーマはハンクと判れる決意をする。また檻の中のハンクは離婚の条件にアリバイを証明してくれと都合のいいことを頼み込む。だがノーマは断り去っていく。

立ち直ったベン・ホーンは傾きかけたホーン家を復興させるため、ジャックという若い男を呼ぶ。彼はそういった危ない状態の会社を建て直し、高い値で売る、という凄腕なのである。
且つ色男なので早速オードリーとの間に意味深な雰囲気が。どうなる。

ノーマは修道院を出たという妹を呼び寄せる。この妹がまたもや重要な役どころになるのだ。
posted by フェイユイ at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月18日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.4 第21・22章デヴィッド・リンチ

twin_peaks_1.jpg

ウィンダム・アールが大きく動き出した。迎え撃つクーパーの手はすべて読まれ太刀打ちできない。
クーパーはハリーに過去を打ち明ける。かつてウィンダムの妻・キャロラインと自分が恋仲であり彼女はウィンダムに殺されたのだと。
クーパーの最初の相棒であり指導者であったウィンダムはその後気が触れ精神病院へ行くがそれは彼の演技であり彼はそこを脱出してしまう。ウィンダムの標的はクーパー。ここに来てウィンダムの復讐が始まったのだ。
立ち上がれるようになったレオはシェリーに足を刺され逃げ出す。そしてウィンダムの小屋に逃げ込んだ。そこでレオはウィンダムに電気を通される首輪をはめられ彼の手下になりさがってしまう。
今まで恐怖の対象であったレオがウィンダムの元ではまるで子供のように扱われてしまう。今までが酷かったので散々にやられるのがいい気味である。字を書けないといっては電気を流され、うまく書けたといってはお菓子を食べさせてもらいすっかり洗脳され哀れな存在となってしまった。小屋の中でウィンダムは尺八を吹きながら日本の武士は刀を禁止されても尺八を武器にした、と言ってレオに殴りかかる。そうだったのか。
クーパーを撃った犯人の遺留物である繊維とジョシーの服の繊維が同じであると判明。調べたのはシアトルから再び舞い戻ったアルバートである。今ではすっかりハリーと仲良くなってしまった彼はハリーの恋人ジョシーが非常に怪しいのだと言う。クーパーははっきりするまでは公表するなと釘を刺す。

キャサリンは夫ピートに兄が生存している事を知らせる。そしてトーマス・エッカートがジョシーに会うためにツイン・ピークスへ来ていることを知り家へ招待するのだった。
ジョシーと同じくエッカートの手下だった東洋人クマガイが殺害されたことをジョシーが知る。
『ツインピークス』はチベットや香港、日本などアジアテイストがちりばめられている。
それにしてもジョシーって気持ち悪いと思うのだがどうだろう。

精神科医ジャコビは美しいラナには呪いなど関係ないと断言する。それを聞いていた男たちは皆納得。クーパーでさえラナの性的魅力には口笛を吹いてしまうほどなのだ。そこに弟を魔女に殺されたといって猟銃を持って来た兄貴町長。亡くなった弟の若妻ラナを撃とうとする。クーパーは町長とラナを二人きりで話し合わせたほうがいいという。暫くして皆が二人の様子を覗きこむとなんとラナは町長の膝に座って彼の顔をキスマークだらけにしていたのだった。町長は彼女を養子にすると言い出した。
なんとも凄いセクシーダイナマイトなラナである。こういう女性には特別なフェロモンが蓄えられているのかもしれないなあ。

リー将軍になりきってしまい周囲のものも巻き込んでいくベン・ホーン。オードリーの願いでジャコビ医師は南北戦争を終結することを決意。グラント将軍になりすまして降伏のサインをする。ベン・ホーンのリー将軍が南軍に勝利をもたらしたのだ(無論歴史上は北軍の勝利)ここでベンは倒れてしまう。そして正気に戻るのだ。オードリーたちはほっとして笑い出す。
大きな敗北感を味わったベン・ホーン。リー将軍になって南軍を勝たせることでやっとバランスをとるとは。大変なリハビリであった。

ジェームズはエヴリンたちの罠にはまり窮地に追い込まれる。訪ねてきたドナが彼を救う。
ツイン・ピークスだけでなく様々な街で様々な事件が起きている。
ジェームズは結局ドナでなくローラのようなタイプの女性が好きなのだ。美人で秘密の影のある悪の匂いのする女性。一時期ドナが悪ぶって見せてたけどあれはジェームズがそういう女性が好きだと感じていたからなのだろう。でもドナは心底悪女じゃないからジェームズは本当は物足りないのだ。ローラとマデリーンの死から逃れる為、旅に出たジェームズはエヴリンに出会いローラに似た悪の雰囲気を感じたのだ。最後に「僕も君が好きだ」と言ってしまったのは嘘ではないのだろう。むしろそこに本音が出てしまった。
本人は純真なのに悪女が好きなジェームズと悪女じゃないのにそんなジェームズを好きなドナ。彼らの愛情は常に危険な状態なのかもしれない。

最後、クーパーの部屋にウィンダムがテープを残していた。「いつまでもキャロラインを愛している。君もそうだな。デイル、よく聞けよ。君の番だ」
posted by フェイユイ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月17日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.4 第19・20章デヴィッド・リンチ

twinpeaks22.jpg

やや緩やかに進行しているので2話をまとめて。
ベン・ホーンはおかしくなってアメリカ南北戦争オタクになってしまいリー将軍になる。
ベンと組んで金儲けをしようと企むボビーは当てが外れる。

行方不明になっていた少佐は突然家の中に現れ優しき奥さんを驚かす。
彼は炎の間から抜け出し闇の中に何かが、と思ったら焚き火が消え、2日間が経っていたのだと言う。他には何も思い出せないが感覚は残っていて巨大なフクロウの不吉なイメージが残っているのだ。
右耳の後ろに傷跡が三角形に残っている。
クーパーたちに「ホワイトロッジを探している」と言いかけたところで少佐は大佐の命令で連行されてしまう。

ディックは悪魔っ子ニッキーに殺されそうになりアンディと組んで、彼の秘密を探る。

ネイディーンはレスリング部のハンサムなマイクにお熱をあげ猛アタック。投げ飛ばされてさすがにマイクは怖気づくが激しいキスをされてたじたじとなる。

ノーマとエドが急接近。その様子をハンクに見られてエドは殴られてしまうがそれを見つけたネイディーンがハンクを投げ飛ばしてしまう。

傷心旅行中のジェームズはワケありの美女エヴリンとただならぬ関係に。彼女は夫に2週間に一度殴られるというのだ。心配している美女の兄、と思ったらエヴリンは兄マルコムと激しい(こればっかり)接吻を。

ボビーが悪だくみに夢中になっているのでレオの世話を一人で背負い込み鬱憤の溜まるシェリーであった。だがある晩突然レオが立ちあがったのだ。どうなるシェリー。

帰ってきたジョシーは悪女キャサリンにメイドとなる事を命じられる。それを見たハリーはジョシーを救おうとするのだが。

そのキャサリンはおかしくなってしまったベンに会いよりを戻そうとする。
オードリーは相変わらずクーパー捜査官一筋。考えたら結構けなげである。彼を窮地から救おうとルノーたちが密会している写真を盗みだす。
クーパーはFBIの資格と拳銃を取り上げられているがハリーによって保安官補に任命される。
ツインピークスに居住しようと家の物件を探すうちに彼の投げたコインが一枚の写真に落ちた。「デッド・ドッグ・ファーム」というその家には誰も寄らないという。何かを感じたクーパーはその家を訪れそこに下剤とコカインの粉が残っているのを発見する。
一味であるアーニーを抱き込んでルノーたちを捕まえようとするのだがあと一息で失敗し、クーパーが身代わりとなって捕まる。
クーパーを助けようと女装捜査官デニースがウェイトレスの格好で差し入れに近づく。
スカートの下の太ももに拳銃を隠しているのをクーパーがすかさず取り、ルノーを撃つ。だが彼を殺してしまった。

若い女性と結婚した老人がベッドで死亡。彼女は高校生の時から付き合う男性がいつも不幸に見舞われるのだと言う。
だがその色っぽさはいつも男性をひきつけてしまう。
アンディまでもが彼女にうっとりしているのを見つけ、ルーシーは怒り心頭となる。

クーパーはウィンダム・アールの手が読めずに苦戦する。クーパーが出した手はウィンダムにすでに読まれていたのだ。
そしてウィンダムは見知らぬ男の死体でチェスの一手を示すというグロテスクな表現でクーパーに挑戦する。その手は針金固定されチェスを指さしていた。

2話に渡って橋渡し的な展開だった。どれもこれも気になる、というところか。
クールなホークが美人の前で威張って見せてドジを踏むという茶目っ気を見せた。
シェリーはいつまでも不幸な人である。
エドがハンクに殴られどうなるのかと思ったらネイディーンが助けるとは。彼女がいたらどの犯罪も解決しそうなのだが。

それにしてもモルダーの女装は可愛いゾ。
posted by フェイユイ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.3 第18章デヴィッド・リンチ

巨人.jpg

少佐が消える前にクーパーに話しかけた言葉「ホワイトロッジ」は「人と自然を支配する霊の住処」といわれていてその影は「ブラックロッジ」また霊はそこを通らなければ悟りを開けないといわれている。自分の影に会えるのだ。「戸口に住む者」と呼ばれる。勇気なくしてブラックロッジに会うと魂の破滅となる。

今回の驚きはなんといってもブライソン捜査官デニス改めデニース。クーパーよりデカイ体の女装捜査官である。
これを観ていた当時は彼のことを知らなかったので何も思ってなかったが、彼は『Xファイル』フォックス・モルダーを演じたデビッド・ドゥカブニーである。再放送で観て気づいた時は転げた。ちょっと化粧して女装してるだけだがなかなかに美人である。モルダーからは想像がつかない。
彼というか彼女はクーパーを調べる為にツイン・ピークスへやってきたのだった。だがまあ昔クーパーと組んだこともあるという仲でいたって穏やかな雰囲気である。

ジェームズはバイク旅の途中で金髪で色っぽい年増女と出会い目をつけられる。
ネイディーンはドナの元カレ・マイクに夢中になる。
ベン・ホーンはすっかり落ちぶれてしまい、弟や家族と撮った昔のフィルムを観て懐かしむ(『ゆれる』を観た時、この場面を思い出しておかしかった)
ハンクはベンから離れジャン・ルノーへつきクーパーを陥れるために彼の車にコカインを撒く。
いつもけんかばかりしている老兄弟のダギーが少女のように若い女性と結婚。ドウェインは激しく反対する。

クーパーに再びウィンダム・アールからの手紙が届く。中には「ポーンをQ4へ」というメッセージとテープが。そこには「今回の私の手で我々は古典的な対決へと向かう」「パターン化は君を攻撃に対してもろくする」「目的を達成するためにクイーンさえも犠牲にする」という声が録音されていた。

ジョシーが戻ってきてハリーはまたぞっこんとなっている。だがジョシーはエッカートという名の男の影がちらついている。
同じく戻ってきたキャシーはジョシーをメイドとして扱うことに決める。そして驚いたことに死んだはずのジョシーの夫・キャサリンの兄が生きていたのだ。すべてはキャサリンたちの陰謀だったのだ。

ここまで来ると次から次へと起こる出来事がなにもかも信じられなくなる。だがそれでも面白い。
ディックは突然少年を連れて来て面倒を見ているのだがこの子供はとんでもない悪魔なのである。

posted by フェイユイ at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.3 第17章デヴィッド・リンチ

赤い部屋aaa.jpg

ローラ殺人事件が一段落し、物語は新たなる岐路に立った。
ツイン・ピークスを去るはずのクーパーが嫌疑をかけられFBIから尋問を受ける。。
「片目のジャック」の件でカナダ側へ通告もなく侵入したことが災いしたのだ。
クーパーを庇うハリーの友情が痛々しい。

レオの面倒を見続けるシェリーは落ち込み、ボビーは何とか事態を打開しようとベン・ホーンを訪ねる。
ノーマの店ダブルRは謎の評論家に手酷い批評を書かれてしまうがその本人とはノーマの母親だったのだ。
ノーマの夫ハンクはまた悪だくみをして「片目のジャック」のルノーと取引を始める。
ネイディーンはすっかり女子高校生になってしまいチアガールになるテストを受ける。突然身についてしまった恐るべきパワーは失われていない。物凄いタンブリングを決め、男子学生を投げ飛ばしてしまうのだった。

真夜中、ハリーの家へ突然ジョシーが戻ってきた。喜び彼女を抱きしめキスをするハリー。

そんな中、拳銃とバッジを取り上げられたクーパーは少佐と夜釣りを楽しんでいた。少佐が「ホワイトロッジ」についての話を仕掛けた時、クーパーは用を足しに場所を離れる。
暗闇の中で強い光を見た少佐がクーパーの名前を呼ぶ。戻るとそこには少佐の姿はなかったのだ。
posted by フェイユイ at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月23日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.3 第16章デヴィッド・リンチ

赤い部屋.jpg

ドナはリーランドの家を訪れる。リーランドの中にボブは存在していり新しい獲物の到来に興奮している。
ダンスを促されたドナは突然リーランドから抱きすくめられ動揺する。ハリーの来訪で何とか命拾いをしたドナはジェームズに会い、マデリーンが殺された事を知らせる。
それまで優しかったジェームズは別れを告げバイクで走り去ってしまう。

ボブに乗っ取られたリーランドが捕まった。

クーパーは酒場に必要な人物達を集めたのだ。ベン、リーランド、ボビー、レオ、ホテルの老ボーイ、ブリッグズ少佐、エド、ハリー、ホーク、アルバート。
激しい稲光の中でクーパーは魔法を使うと宣言する。
クーパーは赤い部屋に老人の姿になって座っており小人が踊っている。ローラがクーパーの耳元で何かをささやく「私の父親が私を殺したの」
真実が告げられた。
そこに現れたのは巨人、クーパーに指輪を返した。
その指輪はボブとマイクの欲望と満足の黄金の輪を現していた。

皆が見守る中でクーパーはリーランドに尋問する。無論答えているのはボブである。
ボブ=リーランドはローラを殺したことを認め、マディもまたその手にかけたことを述べた。そして“いい車だった”リーランドがもうボロボロなので出て行こうと思っていると告げる。
疑念を抱いていたハリーもこのりーランドの言葉に納得するしかなかった。

クーパーは皆に説明をする。ベンが犯人でないことは血液検査ですでにわかっていた。
夢の中の小人が踊っていたのはリーランドがいつも踊っていたのを示しており、幻のボブが白髪だったようにリーランドの髪も白髪に変わった。子供の頃会った男はロバートソン「ボブの息子」という意味だ。爪の中の文字は自分の名前を綴っていた。悪魔の署名だ。
リーランドは閉じ込められた部屋の中で叫んでいる。その時スプリンクラーから激しく水が噴出してきた。
ずぶ濡れになり狂ったようにドアに体をぶつけだしたリーランド。クーパーたちが慌てて中に入った時は血だらけになり倒れていた。リーランドは正気に戻りローラを殺めたことを謝った。そしてボブが体の中に入ってきたことを語った。
クーパーは彼の頭を膝にのせ語りかけた。道を辿る時が来たと。そして苦しむリーランドが光の中へ入っていけるように導いた。そこにはローラが待っており、リーランドはそこへ入っていったのだった。

ボブは人間の悪行の姿でありリーランドから離れどこかへ行ってしまったのだ。

クーパーの素晴らしい力が発揮される一話である。
悪魔に乗っ取られ地獄の苦しみを味わったリーランドがクーパーの導きで天国へと向かった。
だがなおもボブは存在しており、再び暴力が振るわれる予感がある。

ジェームズはドナを支える事もできず逃走。可哀想なドナである。

そういうシリアスな展開の脇で相変わらず妊娠問題で頭を悩ます、ルーシー、アンディ、ディック3人である。
posted by フェイユイ at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.3 第15章デヴィッド・リンチ

top_main.jpg

ついにローラを殺害したのが誰だったのかがわかった。そしてボブが宿ったのが誰だったのか。

鏡にその姿が映る、という演出が怖い。

リーランドが妻の注文を快く引き受けながらゴルフバッグにマデリーンの遺体を切り分けて詰め込んでいるのがちらりと映る。
すべてが何気ない調子で進むのである。
ホテルで踊っているリーランドにハリーは「ローラ殺害の容疑でベンを逮捕した」と伝える。驚き嘆くリーランド。リーランドはベンの弁護士なのだ。ハリーとクーパーから離れて泣き出すリーランド。だがその顔は実は笑っていたのだった。
欲望を満足させ、容疑はベンにかけられ、上機嫌のリーランドはいい気になって車を蛇行運転させハリーとクーパーに止められてしまうがもう少しというところでクーパーはリーランドの鞄を見ないまま去っていく。この辺はむしろ明るくさらりと映されているだけに余計怖いのだ。マデリーンの霊が「助けて」と呼んでいるような気さえする

ダブルRにノーマの母親がやってきた。どうやら彼女たちは折り合いがよくないらしい。ノーマのやる事すべてに文句をつけるという母親。意地が悪い。
しかも母親は再婚した夫を連れてグレートノーザンに泊まっているという。心穏やかでいられないノーマ。
だが母親はノーマとハンクを夕食に誘うのだった。

ベン・ホーンと弟ジェレミー、兄弟萌えというのがあるが彼らには絶対感じないであろうなー。感じる人がいたら怖い。というか凄い。
ベンがローラ殺しと疑われ拘留されたところへ一応弁護士の勉強をした弟駆けつけ、檻の中の2段ベッドを見て昔を思い出す。仲がよいといえばそうなんだがなー。

拘留されたベンのもとにピートがやって来る。死んだはずのキャサリンの言葉をテープに吹き込みベンに聞かせたのだ。
実はローラが殺された晩、ベンはキャサリンと一緒にいたのだ。キャサリンだけがベンのアリバイを知る人間なのだった。死んだものと思っていたベンはテープを手に入れようともがく。だがキャサリンはアリバイを証言する代わりに製材所を返すようベンに持ちかけるのだった。

ジョシーが去って苛立ち気味のハリーはいつもなら冷静なのにベン・ホーンを起訴した。クーパーが「勇み足だった。彼は犯人ではない」と言っても今回は「君の夢の話を信じているわけにはいかない」と荒れ気味だ。やはりジョシーを失った心の痛手が影響しているのだろう。さすがにクーパーはあっさり折れてハリーの意見を聞き入れた。

ノーマたちはグレートノーザンで夕食。ノーマと母が席を立った隙にハンクは義母の新しい夫の肩を抱いた。その男はハンクの刑務所仲間だったのだ。・・・一体どこまでこじれた関係やら。

ホテルの自室でダイアンに連絡していたクーパーをオードリーが訪ねて来た。父親に愛して欲しかったのだと言う。
そこへ電話がはいった。クーパーはオードリーに部屋に戻るよう言いつけ急いで部屋を出た。

クーパー、ハリーが連絡を受け現場へ駆けつけるとそこにはマデリーンの遺体がローラの時のようにビニールシートに入れられていたのだった。

出演:カイル・マクラクラン Kyle MacLachlan( デイル・クーパー)
マイケル・オントキーン Michael Ontkean( ハリー・S・トルーマン)
ジョアン・チェン Joan Chen( ジョスリン・“ジョシー”・パッカード)
パイパー・ローリー Piper Laurie( キャサリン・マーテル)
シェリル・リー Sheryl Lee( ローラ・パーマー/マデリーン・ファーガソン)
シェリリン・フェン Sherilyn Fenn( オードリー・ホーン)
ダナ・アッシュブルック Dana Ashbrook( ボビー・ブリッグス)
ジェームズ・マーシャル James Marshall( ジェームズ・ハーレイ)
ララ・フリン・ボイル Lara Flynn Boyle( ドナ・ヘイワード)
メッチェン・エイミック Madchen Amick( シェリー・ジョンソン)
リチャード・ベイマー Richard Beymer( ベンジャミン・ホーン)
ペギー・リプトン Peggy Lipton( ノーマ・ジェニングス)
ジャック・ナンス Jack Nance( ピート・マーテル)
キミー・ロバートソン Kimmy Robertson( ルーシー・モラン)
エリック・ダレー Eric Da Re( レオ・ジョンソン)
エベレット・マッギル Everett McGill( ビッグ・エド・ハーレイ)
レイ・ワイズ Ray Wise( リーランド・パーマー)
ウォーレン・フロスト Warren Frost( Dr. ウィリアム・ヘイワード)
グレイス・ザブリスキー Grace Zabriskie( サラ・パーマー)
ドン・S・デイビス Don S. Davis( ガーランド・ブリッグス)
シャーロット・スチュワート Charlotte Stewart( ベティ・ブリッグス)
ラス・タンブリン Russ Tamblyn( Dr. ローレンス・ジャコビー)
ハリー・ゴアス Harry Goaz( アンディ・ブレナン)
マイケル・ホース Michael Horse( トミー・ホーク・ヒル)
キャサリン・E・コウルソン Catherine E. Coulson( 丸太おばさん)
メアリー・ジョー・デシャネル Mary Jo Deschanel( エイリーン・ヘイワード)
フィービー・オーガスティン Phoebe Augustine( ロネット・ポラスキー)
ミゲル・ファーラー Miguel Ferrer( アルバート・ローゼンフィールド)
ウェンディ・ロビー Wendy Robie( ネイディーン・ハーレイ)
ゲイリー・ハーシュバーガー Gary Hershberger( マイク・ネルソン)
クリス・マルケイ Chris Mulkey( ハンク・ジェニングス)
アル・ストロベル Al Strobel( 片腕の男)
デビッド・パトリック・ケリー David Patrick Kelly( ジェリー・ホーン)
ウォルター・オルケウィック Walter Olkewicz( ジャック・ルノー)
ビクトリア・ケイトリン Victoria Catlin( ブラッキー・オライリー)
マイケル・J・アンダーソン Michael J. Anderson( 小人)
カレル・ストリッケン Carel Struycken( 巨人)
モリー・シャノン Molly Shannon
ビリー・ゼイン Billy Zane
posted by フェイユイ at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.2 第14章デヴィッド・リンチ

ツインピークスll.gif

今回は一つの山場になる重要な一話であり、最も怖ろしい場面が登場する。

ゴードンは極秘の任務でオレゴンへ行き、ホークはハロルドの家を捜索することになり、片腕の男はクーパーたちとグレートノーザンホテルにボブの霊が宿る者を探しに行くことになる。
ホテルには多くの客や従業員がいる。一人ずつ対面しながら当たっている時、ベンがその異常な状況に気づき入ってきた。
男は突然倒れてしまう。

シェリーはレオの看護のためダブルRの仕事も辞めざるを得なくなり前より酷い経済状況に陥る。
ボビーはなんとか状況を打開しようとするがなす術もない。その時意識のないはずのレオが「新しい靴」とつぶやいた。修理に出されていた靴のかかとを叩くと中から小さなカセットテープが出て来た。

オードリーからベン・ホーンがローラと肉体関係を持っていたことと彼女が「ジャック」で働いていた事を聞いたクーパーはハリーに令状を出すよう告げる。
「薬品なしで男は指さす」片腕の男が気を失った時入ってきたのがベン・ホーンだったのだ。

ホークがハロルドの家を訪れた時、彼はすでに首を吊って死んでいた。散乱した部屋の中に引き破られたローラの日記が落ちていた。

ピートは自宅に突然入り込んできたタジムラにキスされ驚く。なんとタジムラはキャサリンの変装だったのだ。
ピートはまだタジムラの変装のままのキャサリンを抱きしめて喜んだ(結局好きなのね)

バンバン・バーには多くの客が入っていた。女性歌手が気だるく歌を歌っている。
ドナはジェームズにハロルドが死んだのは自分のせいだと言い、ジェームズはそれを打ち消した。
そこへクーパー、ハリー、丸太おばさんが連れ立って入ってきた。ここから怖ろしいことが始まる。
歌っていた女性歌手がいつのまにかクーパーが見たあの巨人になって舞台に立っているのだ「今また始まっている」

その頃、パーマー家ではマデリーンが家に戻る事を告げ最後の夜になっていた。
ローラの母親サラは具合が悪くなり床を這いまわっていた。そして部屋の中で白い馬の幻覚を見る。
レコードは終わったのに針を上げられる事もなくいつまでも回っていた。リーランドは鏡を見ながらネクタイをきちんとつけている。その鏡にリーランドではなくボブの顔が映った。
なんと怖ろしい霊ボブはリーランドに乗り移っていたのだ。
「叔父様、叔母様」と言いながらマデリーンが2階から降りてくる。ボブに乗り移られたリーランドは白いゴム手袋をはめていた。マデリーンはその顔にボブを見た。叫ぶマデリーン。リーランドは首を絞める手つきをしながら彼女の後を追いかけた。2階に逃げようとするマデリーンを捕まえ手酷くその顔面を殴りつける。逃げ惑うマデリーンの姿に狂喜するかのように追い詰めさらに殴りつける「家に帰ろうとしたな」と言って壁にぶつけた。
マデリーンの顔は血だらけになり気を失った。リーランドはその指をとって爪の奥に紙片を差し込んだ。
クーパーは巨人の言葉を聞き動けないままでいた。
グレートノーザンホテルの老ボーイが「まことに遺憾です」とささやいた。
物悲しい女性歌手の歌声が流れて泣き出したドナをジェームズは慰めた。一人着ていたボビーは思案にくれている。
クーパーは考えていた。

今回は特にリンチ監督が手がけたのだろうか。恐怖の表現がただ事ではない。酒場での妖しい雰囲気も。
何故か正装し薄いゴム手袋をつけるリーランド。そして逃げるマデリーンの首を絞めるような手の形で追いかけるのがおぞましい。
狭い入り口を通り抜け2階へあがろうとするマデリーンを追うリーランド。画面には戸口を通して叫び声と床に映った二人の薄い影が重なって見えているだけだ。間もなくリーランドはマデリーンを捕まえ引きずり下りてくる。戸口越しに襲われるマデリーンの悲痛な悲鳴ともがくさまが。これ以上ないほど不気味な一場面である。
マデリーンがタイトスカートを穿いているのも何かセクシュアルなイメージがともなう。恐怖と欲望を糧にするというボブにのり移られたリーランドは愛するローラにそっくりなマデリーンを手にかけたのだ。
ローラの日記にはボブが何度も登場し小さな時から何度となくいたずらされたと書かれていた。
それはいわばボブに乗っ取られた父親からの性的虐待のことだったのだろうか。
posted by フェイユイ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.2 第13章デヴィッド・リンチ

ドナ.jpgジェームズ.jpg
ドナとジェームズ

ハロルドかわいそ。散々弄ばれて目的は日記。ジェームズが助けに来たらすっかりよりを戻してマデリーンもちょいむかついてるに違いない。ドナってそういうキャラクターじゃないのに悪ぶってみせたり人の心の中に入り込んだりして結構嫌な女だ。ハロルドから「君は穢れてる。ボクまで穢されてしまった」と言われても当然のことである。

植物人間になったレオの面倒をみれば毎月5000ドルが支給されると聞いてボビーとシェリーは契約をした。だが実際に渡された額は500ドル。様々な費用を引いたのだと言う。
がっくりした二人だが、しょうがなくレオの面倒をみることになる。
人間の面倒を見ていくのは物凄い大変な事。シェリーってほんとう運が悪いとしかいえない。

オードリーがさらわれた目的は自分だったと気づかされ、クーパー捜査官衝撃を受ける。考えすぎないでとハリー慰める。
目覚めたオードリーは父親ベンに「色々な事を知ったわ」とほのめかす。まったく困った親子である。

アルバートが去り次にFBIが送り込んできたのがゴードン・コール。悪い人ではないのだが耳が遠いために補聴器を使用、それでも大きな声で話さなければいけない。本人も声が物凄く大きい。別室で相談事などと言っても筒抜けなのである。
彼はクーパーの様子を見てピッツバーグの2の舞はしないようにと意味深な注意をする。
そして匿名の手紙を渡す。そこには「ポーンをk-4へ」と書かれていた。チェスの一手である。クーパーはウィンダム・アールだと気づいた。
 
説明ではツイン・ピークスで一番の悪女はキャサリンと書かれていたが、本当の悪女はジョシーなのではないのかな。
なんだかいい女ぽくて男にはやたらモテてる気がするし、あの悲しげな表情で誤魔化されているが金と贅沢にとことんこだわる。
かわいそうなのはハリーですっかり彼女の虜なわけでジョシーも半ば本気で彼に恋しているのが余計たちが悪い。
キャサリンの方が自覚してるだけましというか。

クーパーたちは片腕の男ジェラードを尋問した。ジェラードは早く薬を打たないと、と苦しむ。薬を打たなければ彼は別の人格が現れてしまうのだ。
見るうちにジェラードは苦しみだし、別の人格に変わった。
その人格の名はマイク。人に宿る霊だという。そしてボブの友人なのだと。ボブは寄生虫のように人間に取り付いてしまうのだ。彼が食っているのは恐怖と快楽だ。
ボブの姿が見えるのは僅かで神が選んだものか、呪われたもの。彼が今いるのは大きな木造の建物で同じような部屋がいくつもある。
「グレートノーザンホテルか」クーパーはつぶやく。
posted by フェイユイ at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月31日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.2 第12章デヴィッド・リンチ

ホーク.jpgハリー.jpg
ホークとハリー

前回がやや停滞気味だったせいか今回はかなり進展した感じ(違うか?)
「バンバン・バー」という店で裁判が行われる。リーランド・パーマーと今は植物人間状態のレオ・ジョンソン。
アメリカの田舎ではこういう場所で裁判があるものなのか、嘘なのか?
スターウッド判事はリーランドに保釈金を求め、レオは裁判にかかる状態ではないとして帰宅を認めた。
なぜか床の上におが屑みたいなのがいっぱい落ちている。
休憩中に判事が助手兼恋人に作らせた「ブラック・ユーコン・パンチ」ってなんだろう?おいしそうだったけど凄く強いらしい。ハリーは飲み干しちゃったけど。
判事はクーパーに「ここの森には気をつけて」と忠告。異様なものがあるらしい。判事も超能力者なのだ。
アンディがリーランドの似顔絵を描いてハリーに見せるが「正面も描けよ」とすげなく言われる。でも日本の裁判似顔絵って新聞に載ってるのでもこういうの多い。

ネイディーン帰宅するがすっかり女子高校生になってしまった。留守番のジェームズが誰か判らず「同じ高校なの」と言う。そして怪力で冷蔵庫のドアをはずしてしまう。

謎の東洋人(ていうか日本人)タジムラ氏(どういう漢字なのだろう。田路村?)ベン・ホーンに商談を持ちかける。オードリー救出で焦っていたベンはイライラするがミリオンの小切手を見せられたちまち乗り気に。娘が危険でもベンはベンであった。
クーパーはベンから身代金を預かり指定の場所・回転木馬の首なしの馬の横に置くよう命じられる。
それを見送ったベンはハンクに、後をつけ娘と金を取り戻してくるよう言い渡す。
クーパーはハリーだけに顛末を話し二人でオードリーを救いに行く。クーパーはオードリーが彼の部屋に置いて行った手紙をやっと見つけたのだ。彼女は「片目のジャック」にいる。
クーパーとハリーは店に乗り込みオードリーを助ける。が最後で用心棒に見つかってしまう。そこへナイフが飛んできて用心棒を刺した。ナイフの主は保安官のひとりホークであった「とっくにお見通しだよ」うーん、かっこいい。
ところでジャン・ルノーが仕込んでいた飛び出しナイフ。どう見ても相手に届く前に自分の手に刺さりそうなんですけど。普通、甲側にしないか。

ベンに状況を報告していたハンクはジャン・ルノーに捕まる。ハンクの胸ポケットから出てきたのはロドウィック地方検事の証明書。

ドナは自分のことを話すから代わりに日記を見せて、と頼む。
ハロルドは貸し出せないが読んであげるからということでドナの話を書き留めていく。だがドナは少し話したところでローラの日記を取り上げ外へ出た。追いかけてきたハロルドは外に出た途端痙攣して倒れこむ。驚いたドナが日記を取り落とし、ハロルドは必死でそれを抱きしめながらも動けなくなるのだった。
だがどうしてもローラの日記が見たいドナはマデリーンと組んで再びハロルドの部屋を訪れる。
初恋の話をしてハロルドの気を惹く。
ハロルドが蘭を花瓶に入れている間にドナはマデリーンを部屋にいれ本棚の奥のローラの日記を探させる。
マデリーンは日記をみつけるがハロルドがこれに気づき、「最初からこれが目的だったのか。秘密を知る事が。究極の秘密をローラは知っていた」と言い自分の頬にフォーク型スコップを突き立てるのだった。
ここ。ちょっと失敗。ハロルドの頬にフォークが当たっただけで血が出てしまった。全体的に嘘っぽい。ウーム。フォークの先に血が仕込んであったのだな。
待てよ、ハロルドの遊びじゃないよね?
ちょっと痛いかもしれないけど思い切りぐっとあててから(そこそこ痛くない程度に)軽く引くとよかったのかも。
posted by フェイユイ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.2 第11章デヴィッド・リンチ

アンディ.jpgルーシー.jpg
アンディとルーシー

今回はちょっとおとなしめの回であった。
とはいえ、正体不明の旅行作家、M・T・ウェンツがくるというのでグレートノーザンホテルのルイとダブルRは大騒ぎ。
誰もその正体を知らないのだから、これは、と思った客に思い切り愛想をふりまくしかない。
ダブルRでは今のところ猫をかぶったハンクが店を飾り付ける力の入れよう。果たして「これは」と思う客が登場するがノーマが苦心したディナーは頼まず、バーガーだけ。手癖の悪いハンクがその人のポケットを探ると出てきたのは地方検事ダリル・ロドウィックの証明書だった。

蘭オタク君の家へドナは通いローラの日記を1ページ読んでもらう。どうしてもそれが欲しくなったドナは仲たがいしているマデリーンを再び仲間にしてなんとか盗もうと企むのだった。
オタク君、確かにアメリカドラマにはあまり出てこないタイプではある。自分も仲間のようなもんだけどじーっと見つめて何を考えているかわかんない感じだとか、ちまちました動きとか小さな口だとかがぞわぞわとして気持ち悪い(ごめん)でもそう思わせてるのが巧いということなのであるのだよ。

ジャン・ルノーが縛られたオードリーのビデオを父親ベンに見せる。解放の条件は「クーパー捜査官に金を持ってこさせること」
クーパーはハリーに「ブックハウスボーイ」の要請をするのだった。

ハリーはキャサリン殺人にジョシーが絡んでいるのではないかと彼女に伝えるのだが、ジョシーのセクシーさにすっかり我を忘れております。窓から誰かが覗いている。

物凄い雷鳴の中、保安官事務所にスターウッド判事が到着。判事は見ただけでその人がどういう状況にあるかすぐ判るという特技を持つ。その腕前にハリーはクーパーに似ていると思う。
尚且つ判事は初老といっていい年齢にも関わらず若い女性を同伴していた。

グレートノーザンに謎の長髪東洋人現る。受付のルイはノーマに「鷲は舞い降りた」と電話する。

ジョシーの家にも怪しいいとこジョナサン登場。ジョシーはジョナサンにハンクが面倒だと伝える。ジョナサンは真夜中ダブルRを訪れハンクを脅す。

合間合間にルーシー、アンディ、ディックの三角関係が差し込まれる。間抜けだとは思うけどこういうエピソードがドラマには意外と必要なのかもしれない。

posted by フェイユイ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.1 第10章デヴィッド・リンチ

ついんぴ.jpg

出た!にやけ男。ルーシーを挟んだアンディの恋敵だ。ルーシーってどうしてこう変な男ばかり好きになるのか?
彼は後でとんでもない悲劇に陥る。

そして登場。蘭オタク。外へは一歩も出ずに蘭を育てるという高尚な趣味。目つきが明らかにおかしいが神経が細やかで優しい。オタクの鏡ですな。訪ねて来たドナにいつもローラから噂を聞いていたと言ってローラの墓に蘭・パフィオ・ペデルム「レディ・フリッパー」を供えて欲しいと頼む。
再びドナが彼の部屋を訪れた時はジェームズがマディと抱き合っていたのを見て憤慨し、ハロルドの部屋へ逃げ込んだのだった。優しく語りかけジェームズを愛しているんだろうとドナを慰めるハロルドであった。
ところで今回初めて気付いたがハロルドが丹精している蘭の側に鋸(?)のようなものがあったがブランドが「株式会社山萬」日本製?と思って検索したらちゃんとあるんですねえ。うん驚いた。園芸好きならすぐわかるのかも。一番下のような感じだったかな。

でもってジェームズは段々不良っぽくなってきたドナに戸惑い今度はマデリーンといい仲に。そこをドナに見られて「何故なんだー」って、そりゃキスしてたら怒るわな。とことん馬鹿な男です(可愛いから好きだけど)

いつまでも無礼なアルバートの胸ぐらを掴み殴ろうとするハリー保安官に「俺は暴力は振るわない。ガンジーと一緒だ。何度でも殴らせる。代わりに俺が返すのは愛だ。保安官、愛してる」
「彼の道は独特で険しい」クーパーですら難しそうだ。

オードリーはブラッキーたちから麻薬を打たれてベンとの取引に使われる予定。
ジャックたちの兄であるジャン・ルノーがブラッキーと手を組む。

片腕の男は保安官に靴を売っている途中で具合が悪くなりトイレで注射をした後「ボブが側にいる。今度は逃がさない」という謎の言葉を吐く。
クーパーは片腕の男が残した注射器に気付き「薬品なしで男は指差す」という3つ目の言葉を思い出す。

自殺未遂のネイディーンアドレナリンが獣なみになり物凄い怪力となって甦る。しかもなぜか高校3年生の精神状態に。
驚くばかりのエド。

リーランドは保安官とクーパーにボブを知っているという話をする。彼を見たという建物は実際にあった。
クーパーたちはジャコビーに催眠術をかけジャック・ルノーを殺したのがリーランドだと知るのだった。

ドナはハロルドの部屋で「ローラ・パーマーの日記」と書かれたノートを見つける。
posted by フェイユイ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.1 第9章デヴィッド・リンチ

ツイン・ピークスo.jpg

今回の目玉はデヴィッド・リンチそっくりの男の子?!
ローラの食事運びの仕事を引き継いだドナがお婆さんの家を訪れると安楽椅子に男の子が座っているのだがこの子がまるでリンチ監督を小さくしたかのように似ている。お婆さんの孫だというその子はませた口をきき、手品が得意だということでドナが運んできた食事のコーン・クリームをいつの間にか自分の掌に乗せてしまっている。どんな手品なんだか?お婆さんは「孫は手品が得意なの」なんてけろりとしてるし。
ローラのことを聞き出そうとしたドナだがお婆さんは自分よりお隣のスミスさんが友達で詳しいの、ということでドナは隣へ。しかしスミス氏は全く外へ出ない人ということで(つまり引きこもりの人)ドナは仕方なくメモを残して行く。ブラインドから覗き見る気配がする。
このスミス氏、オタク系が多いだろう『ツイン・ピークス』ファンの間では印象的人物かもなー。こんな風に引きこもっていてローラだのドナだの綺麗な女の子が次々訪ねてきてくれるんだから御得である。ってまだその話はここではない。少し先走りであった。

そして丸太おばさん。少佐に丸太の言葉を伝える「メッセージを伝えよ」と。
何のことかと思ってたらそれは少佐の仕事に関わること。少佐は軍の機密の為、人に話せないことがあるのだが、その秘密と言うのが宇宙から送られてきた信号なのであった。
少佐は宇宙との交流を任務としていた。まったく思いもしない任務であるが、アメリカならあり得ることなのだろう。
宇宙からの言葉は殆どが何も意味しないのだが、クーパーが撃たれたその日、突然その信号が「フクロウは見かけと違う」という言葉を示した。その後「クーパー」という文字が現れたのだと少佐はクーパーに告げた。
この少佐も不思議な人で後でとんでもないことになっていく。

ボブの人相書きがあちこちに配られ貼られる。それを見たリーランドが「知っている」と反応を示す。

撃たれたレオは脳に障害が残り、植物状態となる。彼を引き取ると月5000ドルがもらえるということになりボビーは渋るシェリーにレオを引き取ることを勧める。
普通嫌に決まってると思うんだが。

ドナとジェームズとマデリーン、3人で歌を歌ってる。この3人の関係と言うのも奇妙な感じ。
ジェームズがマデリーンばかり見つめているのでドナ嫉妬する。ジェームズはどうしたの、なんて言ってる。大概こういう男は何もわからないね。
マデリーン、ドナとジェームズがいちゃついている間にボブが自分めがけて襲ってくる幻覚を見る。
ボブ、気持ち悪い。

「片目のジャック」に閉じ込められ状態になっているオードリー、なんとかクーパーに電話するも居場所も伝えられないままにブラッキーに切られてしまう。
posted by フェイユイ at 21:35| Comment(0) | TrackBack(1) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

『ツイン・ピークス』シーズン 2 Vol.1 第8章デヴィッド・リンチ

ツイン コーヒー.jpg

何者かに腹部を撃たれたクーパーは床に倒れ動けない。かなりの出血がある。
そこへホテルの老ボーイがホットミルクを運んできた。撃たれて動けないクーパーの危機を理解できない困った老ボーイである。
クーパーにかかってきたアンディからの電話を丁寧に切ってくれた。
入れ替わりに入ってきたのは天井に届くかのような巨人である。友人と名乗るその男はクーパーに3つのことを教える、と言う。
まず第1は「笑う袋の中に男がいる」2番目は「フクロウは見かけと違う」3番目は「薬品なしで男は指さす」そしてクーパーの小指の指輪を抜き取り3つが真実と判った時、返すと言う。「そしてもう一つ。レオはハングリーホースに入っていた」

その頃「片目のジャック」でオードリーは最初の客を待っていた。その相手は困ったことに自分の父親ベンなのだ。
オードリーは天蓋つきベッドの壁にかかっていた猫型仮面をつけて誤魔化した。
能面も飾ってある。
あわやというところでベンが呼ばれオードリーは危機を脱出した。
「ジャック」のママ、ブラッキーはヤク中であった。

クーパーは自動録音になっていたテープにダイアンへのメッセージを入れる。防弾チョッキを着ていたのだが虫が入ったので下をちょっとめくっていた。そこへ弾が撃ち込まれたのだ。
そう話している所へ保安官達が駆けつけた。

この夜、レオが撃たれ、ルノーは絞殺死、製材所は火事、ピートとシェリーが入院、キャサリンとジョシーが行方不明、エドの妻ネイディーンが自殺未遂。
クーパーは医師からの手当てを受けると痛みを我慢し捜査へと立ち上がるのだった。

ルノーが黒い袋に包まれて病院へ運ばれてきた。中味を出し、その袋を壁にかけた様がにやりと笑った口に見えるのだった。
「笑う袋の中の男」だ。

リーランドは朝起きると髪が真っ白になって陽気になって歌い出した。滞在しているマデリーンは部屋の絨毯の上にシミが広がる幻影を見る。

レオの家を捜索していた時、アルバート・ローゼンフィールドがやって来た。それを見て騒ぎ立てたアンディはポーチの床の端を踏んで反動で剥がしてしまう。その中にサークル印の靴とコカインが隠されていた。

アルバートはクーパーを診察して犯人は右利き、身長167〜177と判断する。
アンディはクーパーが聞いた巨人の言葉からレオがハングリーホースの留置場に入れられていたことを調べる。

受付のルーシーの前に片腕の男が靴の入った鞄を持ってやってきた。保安官に呼ばれたと言うのだが、ルーシーは今は手が話せないと答え胡散臭そうに見つめるのだった。

留置所に入れられたジェームズは保安官にジャコビー先生の所で見つけたローラのテープを聞かせる。そしてローラのいう謎の男はレオでもルノーでもない。彼女がラリッていた時に口にした「坊や、火で遊ばない?ボブと一緒に遊びましょ」という言葉を伝える。
そしてクーパーにジャコビー先生の診療所から奪い返してきたハートの片割れのペンダントを渡した。

クーパーはそのペンダントをジャコビーに見せる。ジャコビーはまさにこれがローラの心だという。半分に割れたハートが。二つの顔を使い分けていた。だが最後に会ったローラはもう殺されてもいいという覚悟をしていたと言うのだ。

エドは自殺未遂をしたネイディーンを看病していた。エドは高校時代ノーマを愛していたのにふとしたすれ違いでエドはネイディーンとノーマはハンクと結婚するはめになってしまった。
ネイディーンを愛していたわけではなく離婚しようともしたがエドの過ちで片目を失ったのにとがめもしなかったネイディーンを切り捨てることは出来なかったのだ。
ネイディーンの手をとってみつめるエドの姿を見たノーマは仕方なく立ち去った。

ダブルRで少佐であるボビーの父親は息子ボビーに自分が見たというヴィジョンを説明する。
それは夢ではない。自分が自分の生まれた家に帰るとそこに息子ボビーが訪ねて来て幸せそうに笑い互いに抱き合った。それがお前の未来だと。
それを聞いたボビーは感動で涙を流す。
店にいたハンクを見てボビーはレオを撃ったのはハンクだったと思い出す。

ローラが殺されロネットがなんとか逃げ出した事件現場にはレオとルノーの他に第3の男がいた。それを探さねばならない。

ジョシーが留守の間に謎の中国人から電話がかかってきた。

ドナはローラがやっていた「食事配達」の仕事を引き継ぐ事にした、とノーマに電話する。

リーランドははしゃぎすぎてぶっ倒れる。
クーパーが疲れきって眠りにつく頃、オードリーは再び危機に陥って助けを求めていた。

クーパーの前に再び巨人が現れまた言葉を告げた「一度に答えを求めるな。少しずつ石を置いて道を作るのだ。第3の男を見たのはただ一人。もう少しでその人物は口を開く。もう一つ、君は何かを忘れている」

病院で眠るロネットは二人を襲ったボブの夢を見た。
posted by フェイユイ at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ツイン・ピークス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。