映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年01月17日

『ハゲタカ』大友啓史

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やっと観れた映画『ハゲタカ』大森南朋目当てでTV版DVDを観てそれまでのナオさんとはまったく違う鷲津を知り、それまでのナオさんも大好きだが他の方と同じように私も眼鏡鷲津に参ってしまったクチなのである。
映画『ハゲタカ』ではTV版の続きというイメージなのが観ていた者には嬉しい限りで金融界に嫌気が刺したらしい鷲津がどっかの海岸でまるでトム・りプリー=アラン・ドロンのように(と浮かぶところが古い人間)ビーチチェアーに寝そべりながら昼間からブランディを(ワインじゃなかったね)飲んでいる。
そんな鷲津のとこへわざわざやって来たのが先輩芝野(ほんとにわざわざ)「腐っているのはお前じゃないのか」という台詞を鷲津にぶつける。
って単にこれ芝野さんのラブコールなんじゃないのか。寂しくなったんだよ、会いたくて。
ほんとは誘って欲しかった鷲津は照れ隠しにブランディグラスを投げ割って再び(芝野さんのいる)金融世界へと舞い戻る。

ぐーたらしてた鷲津は早速昔の仲間を集めて(すっかりみんなそろったのね)彼のトレードマークである銀縁眼鏡をすちゃとかけるともう顔つきは『ハゲタカ』なのであった。
きゃーかっこいい!!!

なんだかワルノリしすぎのようだが、どうせ私こーゆー金融世界とかって真面目に考えられないのだわ。だってさ、物凄く空虚じゃん?作っている人たちもさ、「面白い」と思って作っているんだけど、きっと心の奥ではこの世界の空虚さには気づいていてそれを見せちゃあがっくりするからそこはあえて見ないことにしてあくまでも経済界のカラクリを楽しんでみよう、と思ってると思うのだ。
何だか数字の上げ下げだけで人の命がどうこうなってしまう。そこに入り込んでしまうとそれがどんなに馬鹿馬鹿しいことなのか、判らなくなってしまう。そして抜け出そうとしても抜け出せなくなてしまう。大切なものはそこにはないのに。まるでそれが全てであるかのように浸透してしまうのだ。
作り手がその思いが透けて見えているから結局芝野や鷲津は夢を求めることに涙してしまう。単なるゲーマーじゃいられないのだね。

だもんでこういう映画はただひたすら楽しむに限る。っていうか多分皆さんそう思って観てるはずで変に「大切なのは金じゃないはず」などと生真面目に訴えることはなかろう。
さてさて、大森南朋をはじめTVに引き続き登場人物もあまり変わってはいないのも嬉しい。
ナオさんもよけりゃ、芝野の柴田恭兵、旅館主人の松田龍平どちらも素敵だし、今回登場の遠藤憲一、玉山鉄二もよろしいし、若い高良健吾 そして嶋田久作と美味しい男性がずらりとそろっている本作だが(そんな中の紅一点栗山千明羨ましいねえ)私が凄く好きなのは鷲津の右腕的存在・中延五郎を演じている志賀廣太郎。鷲津の無理な注文にもなんとか答えようとする健気な態度は胸を打つのだ。くーっ。自分より若い鷲津の才能に惚れ込んで仕える献身的な部下、という姿が封建時代、若殿に献身的に仕える家老のようでざわざわしてしまうのだよね。いひひ。

映画製作中折も折、世界の経済界が揺れに揺れ、映画の進行展開が二転三転したという話でスタッフもキャストも大変であったろうが、ぬるい映画ができた後でリーマンショックやら派遣切りなどが話題になる事態にならずによかったのではないだろうか。まあそういう事態が起きたことをよかった、とは言い難いが。
映画自体、ドラマの延長ということもあり、ちょうど時世を映したという即席感も否めないので重厚なドラマ、というような期待はせずにここは時代の波に飲み込まれていく企業戦士たち、金融業界人の姿を見つめてみる、ということにしようか。
とにかく大変な世界なのである。
できるならこんな荒波には飛びこみたくない。
こじんまりと生きていきたいものである。

しっかしドラマの時からだけどホントに恋愛沙汰は完全無視。すごい。
赤いハゲタカこと劉一華がいきなり可愛い顔の守山=高良健吾に接近するので何事かと勘違いしちゃったじゃないか。
TVの時からなんだけど「この後二人はさあ・・・」といちいち勘ぐってしまう私なのである。
だって凄く意味ありげなんだもん。いい男揃いでさ。

監督:大友啓史  出演:大森南朋 玉山鉄二 栗山千明 高良健吾 遠藤憲一 松田龍平 中尾彬 柴田恭兵 嶋田久作 志賀廣太郎
2009年日本
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2009年09月30日

『笑う警官』も近まってきたねー

映画『笑う警官』オフィシャルサイト

ナオさんをたっぷり観れるから絶対観たいけど、このトレイラーを観てもやっぱし角川映画だー。も、いいや。別に。
せめて監督じゃないならなあ、あの人が。(物凄く反感持たれるのかな、この記事。その時は逃げます)

最近ご無沙汰だし。早く観たい。けど。
タグ:大森南朋
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2009年05月12日

『ハゲタカ』世界不況でラスト変更 

『ハゲタカ』世界不況でラスト変更 

ふむふむ。大変だったようですが、それだけにどういう映画になったのかますます気になりますね。

専門用語の多さにキャストら閉口!大森南朋、玉山鉄二主演「ハゲタカ」会見



大森南朋、派遣切りのニュースに「不安で、不安で……」
ナオさん、かなり痩せました?かっこいい。

タグ:大森南朋
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2009年02月09日

『西の魔女が死んだ』長崎俊一

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昨日の大森南朋出演目的で観た『ミッドナイト イーグル』が憤懣やるかたない作品だったのでなんとかこの作品でもう少しマトモにナオさんを観たいと切望した。
とはいえ私のブログ記事を常々読んで下さっている方ならもうご存知だろうがとにかく「教育的・指導的」な作品が大の苦手な私である。この作品なんかもうまるでそれの見本の如き内容だがさほど虫唾が走ることもなく観終えたのであった。
学校での馴れ合いの仲間意識に反発して一人ぼっちになってしまった少女まいは母親に登校拒否を宣言する。「扱いにくい子」に考えあぐねた母親は山の自然の中で一人住まいをしている母(まいにとって祖母)にまいを預けることにする。
まいの祖母はイギリス女性で日本人である祖父と結婚したのであった。まいは静かな山中の自然に触れあい、優しい祖母と素朴な生活を始める。そしてまいは祖母が魔女であることを知らされる。
といった具合のまことにのんびりとした映画で自然の美しさ大切さ、人間がどう生きるべきかを教えてくれる有難い映画で普段ならこういう説教じみた話は我慢ならないのだが案外すんなり観れたのはお祖母ちゃん役のサチ・パーカーさんの魅力ゆえだろうか。なんだか素直にこういう生活いいなあ、なんて憧れてしまったのだった。
大都会に住んでいるわけじゃないがそれどころか田舎町なのだがそれでもこういう溢れる自然、というものにはとんとご無沙汰の日常である。そういえば小さい頃はおばあちゃんちが山の中で楽しかったし、自宅の回りも田んぼやら地面がいっぱいあってみみずやら虫やら草花で遊んでいたものだなあ、と思い出にふけったりもする。
教育的、と書いたがこの作品のいい所は物語の中で答えを出していないことだ。
この物語は途中までは結構都合よくいってたのにもう少しで終わりってとこで不気味な存在の近所の男(きむにい)が不気味に絡んできたりしてすっきりしないまま、まいとお祖母ちゃんが険悪な雰囲気になって別れてしまいお祖母ちゃんが死んでしまうという居心地の悪い終わり方になっているのが面白いのである。人生はうまくいったな、ということは少なくて失敗したり後悔したりの連続であり、まいはお祖母ちゃんの優しさを感じることができたがそれでもあの時こうしていればよかった、と何度も思ってしまうだろう。でもだからこそまいの心の中にお祖母ちゃんと不気味な男との物語は消えることなく記憶されていくのではないだろうか。
そしてまいがお祖母ちゃんになった時、まいのような孫ができてお祖母ちゃんが他の誰よりも(あの男よりも)自分を愛していたことを感じられるのだと思う。

若い頃だったら「こんなお祖母ちゃん欲しいなあ」って思うのだろうが自分はすでに「こんな可愛い孫とこんな生活できたら幸せだろうなあ」なんて思ってしまうのじゃ。
緑溢れる画面と美味しそうなパンやジャムやお茶、霧の森も素敵だった。

ところで最近連れ合いと「最近の映画やドラマってあんまり外国人が出てこないよね」と話し合っていた。画面の中にいる、ぐらいの登場はするけど主要人物として扱われない。
昔は案外国際的な話がよくあったし、今よりも余計に外国人が登場したのではないだろうか。
日本人ってまたどんどん鎖国的になっているのか、外国人を飾りじゃなく主要に登場させるのは困難なことが多いのか、あのCMのお兄さんくらいじゃないのかと思いながらもう少し鎖国を解いてもいいのではないかと考えたりもするのだが。実際の生活にはもっと身近に存在しているはずなのに映画ドラマでは交わってないような。
と思うのは間違いかな。すぐ消えるバラエティみたいなのには出演させるのにねえ。

おっと肝腎の大森南朋。うんまあこれも短かったが。昨日の作品よりは必要な役柄でよかった。
前髪をおろしていいパパを演じていました。あれ、りょうさんとの絡みがまったくなかったかな、夫婦なのに^^;
やっぱり主演期待します。もう少しで観れますからねー。

監督:長崎俊一 出演:サチ・パーカー 高橋真悠 りょう 大森南朋 高橋克実 木村祐一
2008年日本

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2009年02月08日

『ミッドナイト イーグル』成島出  

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一体何故こんな映画を観たんだ?とお叱りを受けそうだが無論大森南朋さんが出てたからである。130分ほどの長編に彼の出番僅か数分。その数分のためにこの怖ろしく馬鹿馬鹿しい映画を耐え抜いた。
マジでこんな映画を「娯楽作品」として認可していいのだろうか。「他の国ならこういう映画は仰山ある」などという言い訳は聞きたくない。
娯楽という名前がつくなら他の国をあげつらって悪党として登場させるような映画を作っていいものだろうか。そして自国民だけを心正しい良民として描くことにおぞましさを感じてしまう。
どの国かわかるように表現しながら国名は出さず一言も言語を発さないことで逃げ道を作っているのがイヤラシイではないか。
日本人だけで作ってしまうのも、まさかこんな内容でその国の人物に出演してもらうわけにもいかない。つまりそのくらい偏った内容だということだ。

登場人物の設定もお涙頂戴式の陳腐なものばかりで一々腐すほどのこともないだろう。
カメラマン二人が工作員たちの激しい銃撃を受けるのにまったく当たらず(自衛隊員たちは次々と射殺されているのにも関わらず)ステルスの窓ガラス越しに撃たれた銃弾によって死亡する。ステルスの窓ガラスって簡単に銃撃されるのだね。
とにかく男子が喜びそうな戦闘機だとかはそれらしく登場してくるし非常に幼稚な内容なので子供向けって言ってもいいのだろうが決して未来ある子供達には見せたくない映画である。こんなものを見せて怖ろしく歪んだ知識と精神の人間に成長されたら困る。
それにしてもこの総理ってどういう人格設定なんだろうか。演じているのはつい最近『悪魔のようなあいつ』を観て初めていいと思った藤竜也だがまた以前の低評価に戻ってしまった。が彼だけがいけないのでもないだろう。観ながらもこの人ってどういう役職なんだっけ、と何度も思ってしまった。演じ方として総理の言動とは思えないし、与えられた台詞も悲惨すぎる。これでは総理としての重みも知恵もあったものではないだろう(実際どうかって話もあるが)

肝腎の大森南朋の役も中ほどでちょこっと出てきてまたラスト近くでステルスに立てこもって工作員と戦う主人公達を救う為にヘリを飛ばしたものの吹雪で帰っていく、という「何の為に出てきたの?」というものだったのであまりにも拍子抜けした。

ナオさん目当てだとはいえ、今まで観た作品でも最悪最低の映画だった。こんな思想を持っていることこそが怖ろしい。
子役の少年はこんな演技をさせられて気の毒と言うしかない。

監督:成島出  出演:大沢たかお 、 竹内結子 、 玉木宏 、 吉田栄作 、 袴田吉彦 、 大森南朋 、 石黒賢 、 藤竜也
2007年日本
タグ:大森南朋
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2008年12月29日

『Jam Films 2』

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年末仕事でぐったりしているので短編もので大森南朋出演の未見作品でも観てみようかと思ったのだが、これは今迄で観たナオさん作品でも特別に酷いものだった。

もう眠いので4編のうち半分でも観ようかと思ったのだが、最初からとても観ていられる作品ではなく早送りで観ても退屈。
ナオさん出演は3番目の『HOOPS MEN SOUL』
高利貸しの金持ちの息子という設定でなんかわけわからんが借金のかたに娘を1000万で買い取ったナオさんがその娘と結婚するのしないの、と言う話でナオさん自身もさほど夢中にもなっていない、というどうでもいいような話。
一体これをどう感想すればいいのか見当もつかないし、製作者もそんな期待もしていないような。
5年前のものなので南朋さんもちょっと若いし悪い男はほんとに似合っているがこんな作品もう出ないでよねー。
世の中にこんな何の意味もないような映像が4つもつながっているのがDVDになってレンタルまでされているなんて信じがたい。
記事を書くこともないのだが、書かないでいると忘れてまた借りてしまうと馬鹿馬鹿しいのでもう二度と観ない為にも書いておこう。
詳しくはもう書きたくもない。

とにかく酷いDVDだ。
どーせ観る時間もないからちょっとだけ、というつもりだったからまあいいが、楽しみにして鑑賞してこれだったら泣くよ。
まあ、少しだけでもナオさん観れたからいいか。
もう今日は寝ます。おやすみ。

『机上の空論』
監督:小島淳二
出演:ラーメンズ、市川実日子、斉木しげる、ルースアン・リース、大木伸夫・佐藤雅俊(ACIDMAN)
『CLEAN ROOM』
監督:高橋栄樹
出演:韓英恵、麻生久美子、角田紳太郎、手塚眞、津田寛治
『HOOPS MEN SOUL』
監督:井上秀憲
出演:須賀貴匡、すほうれいこ、大森南朋、水橋研二、杉本彩、千聖&O-JIRO (PENICILLIN) 他
『FASTENER』
監督:丹下紘希
出演:有岡大貴、嶋田久作、三浦由衣 他
2003年日本
タグ:大森南朋
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2008年12月15日

WOWOWドラマ『プリズナー』第5話 最終回

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さていよいよ最終回。やっと終わるとほっとしている自分。そりゃナオさんは観たいけどさあ。展開がどうだろうとどうでもいいやって感じなのさ。

怪しい人がいい人とわかったり、許せない悪い奴はブタ箱に入れて、まあすべて落ち着くべき場所へ落ち着いた、という結末だった。まあそれも「なんなの、この変な終わり方〜」というのが好きな自分には不満だしね^^;
玉ちゃんが悪いわけじゃないけど、この主人公自体、もっとか弱そうな男子がよかったのにねえ。玉ちゃんは背も高くて強そうなんだもん。
ナオさんはいつも物足りないわ〜っていう出演時間。今回特に少なかった気がする。髭もすてきだし、首の太さがすごく好きだわーと眺めていたが、もっとずっと観ていたいよ。
王尊民氏が自殺したのは残念でした。「前進」の発音がすてきでした
が。

とにかく最後まであっと驚くようなことが起きるわけでもなし、駆け引き、取引が巧妙で驚く、というようなこともなくなんとなく悪人と善人が出てきてそこそこやりあったという話でしょうか。
どこかいいところをあげようとしても何も浮かばない。
大森南朋だけが見所だったなあ。私にとっては。

ところで警察署長ボスがさっき観たNHKスペシャルドラマ『最後の戦犯』の裁判シーンで主人公に話しかける男の役で登場していた。丁寧な話し方をしていてなんだかおかしかった。

演出:水谷俊之 脚本:大石哲也 出演:玉山鉄二 大森南朋 鶴田真由 中村俊介 松重豊 石黒賢 小日向文世 佐田真由美 
2008年日本
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2008年12月07日

WOWOWドラマ『プリズナー』第4話

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もうどうでもいいから観るのよそうか、と思いながら一応チェック。
などと言うのは傲慢すぎるか?

仮想国とはいえあまりに薄っぺらな国だなあ。モデル国もあるんだろうけど(大体予想はつくような)この国には歴史も文化も宗教も何もないような感じがする。
かといって想像を絶する物凄く過酷な国といえば実際にもっと凄そうな国はあるわけで。中途半端ではあるのだよね。

ナオさんの出番は相変わらず微妙な量で観ないわけにもいかないというところ。と言ってももう後1話なので観るしかないんだけど。

宇部さんは思ったとおり動き出したけど、思ったとおりって威張るようなもんではなく当たり前だけどね。大体小日向さんがやってたらそうなるでしょ。
しかしいかにも貧乏そうな青年から金をむしることに情熱をかけ、金持ちだと判ってる外交官は「金にならないからすぐ手放す」って意味がわからない。彼からだったらたんまり稼げそうなのに。意外と気弱なのか。
主役の玉山さんはいいのか悪いのか、あまりよくわからない。もっと頼りなさそうな人だったらどうだったんだろう。ガタイもよくて落ち着いてるからあまり心配しないんだよね。
一番ぴったりしてるのはビッグボスの人と王尊民の松重さん。ナオさんは勿体無いほどいいと思っているんだけど(笑)

あまりもうどこが悪いとか言い立てるのもしょうがない、って気がする。
後1話、最後まで頑張ってみるか。

演出:水谷俊之 脚本:大石哲也 出演:玉山鉄二 大森南朋 鶴田真由 中村俊介 松重豊 石黒賢 小日向文世 佐田真由美 
2008年日本
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2008年11月30日

WOWOWドラマ『プリズナー』第3話

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ほんとにもう、物語自体は甘あまであまりにも浅はかで間抜けなキャラばかりが出てくるのでいくら仮想の国とはいえ馬鹿にしてんのかという気になるが、とにかくナオさんの悪党ぶりだけはちょっとだけ見応えあるのでそこだけを注視。

前半はナオさんの出番が少なかったので退屈だったが後半(の最後辺り)から悪さを始めてくれた。
素直で可愛い圭吾を騙していくのは楽しい悪事でありましょう。
唐突に奥さんの交通事故なんてなあ。
ほんとにポンと圭吾だけにもっと焦点を集めてドラマを作り直してくれるといいのに。

実直な青年圭吾は確かにかわいそうになってくる。今までは友情だとか信頼だとかを一番大切に思ってきた人間がそれらを疑えと言われてもな。
しかしこういうタイプの物語って作り手がいつでも「この人も嘘つきだったんだよー」と展開していけばいいという感じなのでげんなりもしてくるのだ。
そう感じさせないくらい巧妙な展開だと凄く面白いのだけど。
ポンだけは最初から悪党って感じで出てきていて騙しているのが楽しいのだが。さてポンも圭吾を騙していたことが知られてしまい、これから二人がどうなっていくのか、そこだけはまだ観て行きたい気持ちである。

演出:水谷俊之 脚本:大石哲也 出演:玉山鉄二 大森南朋 鶴田真由 中村俊介 松重豊 石黒賢 小日向文世 佐田真由美 
2008年日本
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2008年11月28日

2008年11月23日

WOWOWドラマ『プリズナー』第2話

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第2話になって少しだけ締まってきたでしょうか。それにしてもこの明るい映像が艶消しなんだよな。

物語自体にはさほど感銘を受けないのでとにかく監獄内の玉ちゃんとナオさんにのみ集中。
ナオさんは必要以上に玉ちゃんにべたべたくっついている気がするのだが。「やめろよ」と言って止めるとこも別に袖をひっぱるだけでもよいのに後ろから抱き着いて止めたりとかさ。ナオさんが玉ちゃんを見つめて「綺麗だ」と思ったと言うシーン(だと思う)もありました。
玉ちゃんのロシアンルーレットあからさまにナオさんが弾を抜き取ったと言う感じである。いくらなんでもばれるだろうと思うんだが。
そして脱獄劇。脱獄ものというのも数多いがやっぱりこれははらはらしてしまうものですねー。
それにしてもこれも物凄く簡単な気がするのだがなあ。と言っても見所は玉ちゃんの脱獄より玉ちゃんの脱獄の手引きをしたナオなんの裏切り?というところでしょうか。
「誰も信用するな。俺のことも」ということですね。
ここは偽悪的なポンの真骨頂という見せ場でちょっときましたね。このくらい悪辣な雰囲気に満ちてるとうれしいのですが。

悪の大物中国人王尊民を演じる松重豊さんの出番が少ないのが寂しいぞ。もう少し観たいなあ。

鶴田真由さん演じる西山ってなんだかうっとうしい。小日向さんの宇部さんってなんだかまた悲しい思いをしそうな予感。10年前正義漢をやって失敗したために冷血になってるみたいですがまた甘いことをしそうな感じですね。

演出:水谷俊之 脚本:大石哲也 出演:玉山鉄二 大森南朋 鶴田真由 中村俊介 松重豊 石黒賢 小日向文世 佐田真由美 
2008年日本
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2008年11月17日

WOWOWドラマ『プリズナー』第1話

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観れないかも、などと言いながら「これを観なかったら、当分ナオさんに会えないなあ」と思うと寂しくなって結局観てしまいました。
今回はナオさん登場時間が少なかったのでちょっと残念でしたが、それでもやっぱりかっこいいですよお。ナオさんって最近特に「いい人」って役柄が多かった気がするのですが、やっぱ「悪い人」っていうか「悪の匂いを持った人」を演じる時にすんごい魅力が出る人だと思うんですね。それはNHKの『ハゲタカ』でもあるし、『殺し屋1』でもそういう部分が(ちょっと変な奴っていうのか)出てたと思うわけで。
今回は脇役でしかも謎の詐欺師、敵か味方か、みたいな感じで裏社会を知ってるぞっていうような「悪」を感じさせる男なのでもーかっこいいです。
しかもナオさんが常々言っていた「男の友情」を描いたドラマということらしいのでますます期待大。私は玉山鉄二さんという方は少ししか観てないのですがナオさんがうっかり綺麗だと思ってしまうほど(笑)ハンサムな方ですし2回目以降のナオさんとタマさんの絡み期待しちゃいますねー。

ということで胸膨らまかしての鑑賞だったのだが、これはまた甘いドラマだなあ。いやひどい目にあってるんで甘いわけじゃないのだろうがその酷い目がいかにもって感じであまりにも馬鹿でお人よしの甘ちゃん日本人が狡猾なアクドイ外国人に騙されっぱなしでそれが何度も繰り返し騙されていくので歯噛みするしかない。しかもなんだかいい気になって現地に乗り込んできた女性記者も甘ちゃんすぎていらいらしてしまう。
悪役もおかしいくらい悪役で、タイで撮影をされてていかにもタイなのだが、一応「東南アジアのどこかの国」という設定になっているのは当然だろうなあ。
あまりにもこれでもかと騙されっぱなし、馬鹿まるだしでそれも「こんなことがあるのか」というような新味があるのではなく「よくある話」って感じなので45分くらいまでは「もー観るのやめようか」と何度も思ってしまった。ナオさんの出番も少ないしね。
でもちらちらとナオさんが出てくると止めるわけにもいかんし刑務所にぶち込まれると決まったくらいからやっとちょっと観る気が出てきた(要するにここからやってくれてもよかったんじゃない?前振りが長すぎ、くどすぎなのでは)大体もう観たいのは刑務所内の話なのでこの辺はどうでもいいのだよ。
日本人とのハーフというポンを演じるナオさん。警察に捕まる馬鹿な圭吾を2階から見下ろしてふふんと笑ってるとこ。一緒にいたのが奥さんなのかな。偽造カードの受け渡しをするとこなんかが少しずつ観れてやっと留置所で圭吾と知り合い、刑務所へと向かう。やったー、刑務所だ!とうれしくなってしまうのはどういうことだ。圭吾とポン、刑務所で同室になるんだけどばらばらにしないのね。優しいのか面倒くさいのか。
そしてお決まりの新入りいびり(可愛がりっていうのか)のシーン。いきなりテーブルの上に押し倒されたのでタマちゃん犯されるのかと思っちゃいました。
そういえば留置所でタマちゃんがいきなり署長さんの部屋へ連れて行かれるとこも「ミッドナイトエクスプレスされちゃうのか」と思いましたよ。つまり逆さづり、棒打ち、強姦ですね。違ったのでがっかりでした。
新入りが来たと刑務所で騒いでるのも可愛いのが来たので喜んでるのかな、と思ったんですけどねー。あんなにハンサムだと『ショーシャンクの空に』みたいにずっと狙われそうです。

というわけで前半はややもたもた気味でしたが、やはりこれは2回目以降が面白いのかも(とまた期待)タマちゃんが『ディア・ハンター』みたいなこともしてたのでどうなることでしょうか。
ナオさんとタマちゃんのミッドナイトエクスプレスはないのでしょうか(それはないか)あのシャワーキスシーンですが。

松重豊さんがちょいちょい出てくるのも楽しみなんですが。さて2回目、また観れるといいなあ。

追記:しかしなあ、物語が社会の闇の部分を描いているわりには映像が明るすぎるような気がする。リゾート地ということなので明るく爽やかなのは仕方ないとしてもやはりこういう物語なら自分の好み的にはもっと隠微でじっとりした体温を感じさせて欲しい。タイ映画の『曼谷愛情故事 Bangkok Love Story 』ならまさしくそういうぞくぞくとする裏社会な匂いがあるのだがねえ。
刑務所内もも少し怖ろしげな雰囲気を演出して欲しいものですが。からりとしてゴミ一つなくてさっぱりしすぎですぜ。
なにしろやたら刑務所ものを観てるのでこれじゃちょっと気分がでませんやね。
『カランジル』あたりを参考にして欲しいなあ。

演出:水谷俊之 脚本:大石哲也 出演:玉山鉄二 大森南朋 鶴田真由 中村俊介 松重豊 石黒賢 小日向文世 佐田真由美 
2008年日本
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2008年10月20日

『好きだ、』石川寛

好きだ、a.jpg

殆ど修行僧の如き忍耐をもって鑑賞を終えた。
昨日のような強制収容所の惨たらしい映画と本作のようなラブ・ストーリーとどちらが苦痛かなどと比較するのは言語道断なのだろうが自分にとっては迷いもなく本作のような作品である。
とはいえこの作品の出来栄えが悪いということではなく、とてもいいラブ・ストーリーなのだろう。

ゆっくりとした進行も恋人達の言葉少ない恋の情景も計算の行き届いた作品だということはわかるし、うまく表現されている。なんといっても17歳の恋人同士を演じた宮崎あおい、瑛太が17年後に永作博美、西島秀俊になるのがなんの不自然もなく再会も成長した二人の立場も大変にうまく何の文句もないのであるが。
とにかく私が単にラブ・ストーリーそのものが(特にこういう普通のラブ・ストーリーが)苦手なせいなのだ。

しかしまあ苦行にも似た2時間近くを耐え忍んだ後では、よく考えられた巧い作品だったと思う。ただ後半で西島氏が演じる男が「お姉さんは自分でずっと眠ってしまいたい、と思っていたんじゃないかな」というのは逃げ口上に聞こえて言わせないほうがよかったような。女の子に「自分のせいにするなよ」と言うのもおかしな台詞でお姉さんに「水門のとこで待ってる」と言った自分のせいと思うほうが自然なんじゃないか。黙ったままでいいから後悔しているようなでもそれを言えない、みたいなだけでよかったと思うのだが。ここの彼の心情がどうも理解しがたい。

西島秀俊さんの作品は幾つかしか観ていないがこういう影のあるどこかちょっと変な人みたいな役はとてもいい。申し分のない美青年であるし。
宮崎あおい、今最も話題性のある若手女優の1人でもありまだまだ可能性をいっぱい秘めている、と思わせる。ロリータな可愛らしさでどこか小悪魔的な匂いを持っているのが魅力。彼女が17年後に永作博美になるというのはうまいなあ。
同じく瑛太氏が西島さんになるのも頷けるのが面白い。くせっ毛がさらさらヘアになってるが。
そしてとんでもない悪役で加瀬亮がちょっと出てくるなんて贅沢な映画である。ほんとに少しなのに。
そしてそして私の目的である大森南朋。二人の高校生時代の担任の先生。ちょい萌え。可愛い。
こちらもほんとにちょこっとである。うーむ。ナオさんがもっと出てたらこんなに眠くなかったのだが。先生が出てきた時、目が覚めたよ。

しかしなあ。「好き」という言葉をずっと言えず、女の子のほうからキスしたら男の子が逃げ出して17年後再会してまだ言えなくて事件にあって死にそうになったらやっと「好きだ」と言う。
なんて純粋な恋愛なんだろうかときゅんとしました、とは絶対言わないよ。
まだしも鬼畜な恋愛劇を求めたい私である。

まあ無理に考えれば放置プレイみたいな恋愛と言えなくもないが(←どうしてもこういう言い方のほうがしっくりきてしまう私だ^^;)

監督:石川寛 出演:宮崎あおい 西島秀俊 永作博美 瑛太 小山田サユリ 野波麻帆 加瀬亮 大森南朋
2005年日本
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2008年10月13日

『笑う警官』大森南朋

笑う警官 ナオさん.jpg笑う警官 日本映画.jpg

『笑う警官』が日本で映画化されると聞いて驚いた。
『笑う警官』といえばこのブログでも記事にしたマイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー作「マルティン・ベックシリーズ」と思っているからだ。
「はあ、なんで昔のスウェーデンの小説を?」と思っていたら同タイトルの別作品だった。ぱくり?
角川文庫だったからという理由とな。
元々原作は『うたう警官』というタイトルだったのにインパクトがないということと『マルティン・ベック』シリーズへのオマージュとしての改題になったということなのだ。
仕方ないか。

少々腹立ちも収まってきたかと思ったら、監督は角川春樹であるという。そして主演は大森南朋だった!!!!!!!


しばし脱力。


ナオさん主演少ないからうれしいんだけど・・・・角川春樹氏が監督となると・・・無言。
松ケンに続き好きな人が春樹氏によって。うぎゃ。

そりゃ映画になったら(つかDVDになったら)観るけどさ。なんだかなあ。

少し前に知ったけど書きにくかった。複雑な思い。
楽しみでもあり楽しみでない予感もまた。
 
悶々。

写真はかっこいいけどさ。

『笑う警官』大森南朋主演


角川春樹、「逮捕された経験のあるわたしにしか撮れない」映画を撮影中!

タグ:大森南朋
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『八月の幻』鈴木浩介

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久し振りにナオさんを観たくて(といっても前回から1ヶ月は経ってないが)未観のものを観たのだがこれは忍耐忍耐の作品だった。
本編72分となっているが正味15分くらいでまとめられちゃうような作品で実際15分だったらばなかなかいいモノになったかもしれないがそれを72分に希釈されてしまっては飲めたものではない。
本気で自然光だけで撮ったと思われる映像も別にかまわないが脚本の薄さは泣きたいものがあった。

マジでこの作品のナオさんに肩入れしたいが死んでしまった恋人をうじうじと思い続け現在の彼女をないがしろにしてしまう主人公のエゴイズムを容認してしまうという考え方が理解できない。
この監督さんはホラーをよく作られているみたいだが(観てはいないが)本当に死んだはずの恋人の幽霊がいて恨みで取り殺されるという筋書きにしてもらったほうが数段好きになれる。今の彼女に乗り移るでも彼女を方を殺してしまうでも何でもいいけど。
元恋人の幽霊が現れて現彼女を殺そうとするのをナオさんが取り押さえるとそれは元恋人を思うあまり女装して彼女になりきった主人公だった、とかさ(まんま『サイコ』ですが)そういうのだったら面白いのに。
一体どうしたらこんな都合のいいストーリーが思いつくのかどうしてホラーにしてしまわないのか全くわからない。
役者さんたちも「こんなんでいいのかなー」と思いながら懸命に演じられたのだろう。気の毒である。
もしかしたら人気のある方なのかもしれないが思い出の彼女が何故かあまり可愛くないのはどういうことか。今の恋人もまたまったく女性と言う感じがしない。二人とも表面がどうのということではなく可愛らしさを感じないのである。
まあ、こんな映画にいちいち目くじらたてるのも無駄なのかもしれないからこの辺で止めとこう。

ナオさんはこの作品ではぐじぐじした主人公にはっきり文句を言う友人を演じていて正直彼が一番友達思いなのではと思ってしまうのだが。
何度もお見合いをしてはふられるというもてない男の役である。信じられない。前髪が平に下ろしてある時はもてない男の役ということみたい。
でも体がかっこいからちょっと無理があるような。

なんとなくね、レイ・ブラッドベリみたいだったらよかったのに、と思ったのだ。
『10月はたそがれの国』の「つぎの番」と「みずうみ」みたいなイメージでやってみたらいいのにな。

ああ、やっぱりナオさんをたっぷり観たい!!!

監督:鈴木浩介 出演:水橋研二 仲根かすみ 八木小織 大森南朋 山中聡 瑠川あつこ
2002年日本
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2008年09月25日

『M』廣木隆一

M.jpg

廣木隆一監督作品を幾つか観てきたが、どれもエロティック且つどこか幻想的なお話であった。
裕福な生活をしている夫婦がいる。淡々としたリアルな日常の中に危険な予感がある。謎めいた雰囲気の青年がその美しい人妻に出会い近づいていく。幸せなはずの人妻が危険な道へ入り込んでいく。出会うはずもない青年と人妻の人生が重なり青年は犯罪を犯す。登場人物が嘘の話ばかりを口にするので何が本当なのか嘘なのか判らなくなってくる。この物語は現なのかそれとも誰かの幻想なのか。
という物語で思い出してしまったのがキム・ギドクの『うつせみ(空き家、3-iron)』である。筋書きは何も似てはいないが、幸せな生活に倦んでしまった美しい人妻と危険な香りのする謎の美青年、退屈な夫、という構図が重なって思い出したのかもしれない。しかも『うつせみ』のジェヒと本作の高良健吾が不思議に似ているのである。
申し分なく幸せな家族のはずがそれぞれの心に何が隠されているのかはわからない。
これは幸せな生活に飽いた妻の危険な空想だったかもしれないし、美しい妻を持ちながらどこか安心しきってしまっために突然不安を感じた夫のエロティックな妄想だったかもしれないし、またそういう人妻に恋慕した青年の願望だったかもしれない。
またこれがすべて本当に起きたことであっても最後二人がそのまま何事もなくもとの生活に戻れたとも限らない。殺人事件はやっと報道されただけにすぎないのだ。
幸せにキャッチボールする父子とそれを見守る母親が嫌疑をかけられ逮捕されるのかもしれない。
そしてすべてが明るみに出た時夫と妻とその子供はどうなっていくのか。
ごく幸せそうなラストのすぐ側に転落の時が待ち受けているのかもしれない。

最近結婚で話題になった美元の美しくもエロティックな肢体に魅了される。
ナオさんはここでは何故か妻にはっきりと意思表示ができないあやふやな夫を演じているのだが、私としてはセクシャルな雰囲気も感じられてしまうのだった。
ところでこのDVDのパッケージ写真が凄く素敵で買ってしまったところがあるのだが、この写真だけ荒木経惟だったのだ。美元さんのセクシーさも尋常じゃないがナオさんが凄く素敵なのだ。

監督:廣木隆一 出演:美元 高良健吾 大森南朋 田口トモロヲ
2007年日本
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2008年09月20日

『やわらかい生活』廣木隆一

やわらかい生活.jpg

久し振りにナオさん目当てで観たのだがこれは短かった。いや作品がじゃなくてナオさん登場時間。あっという間。しかもなんだか照明の傘に隠れてるしさー。ナオさん目的としては寂しかった。

とはいえ、本来の物語と寺島しのぶはなかなかいい感じでありました。
両親や友人を亡くしてしまい、精神を病んで社会からドロップアウトした30代の独身女性。自分はそういう境遇ではなかったので共感というと嘘になるが彼女のどうにもならない自分に対してのイライラ感というのはわかる気もする。境遇は違ってもそういう感情というのはどこからか生まれてしまうものだから。
ただこの物語はそうした不幸な女性を描いてるわけでもなくて物凄く羨ましいお話だったりする。
何人もの男性に好かれてしまうし、かっこいいトヨエツからはいたれりつくせりで介護されて「いいなあ」と女としてはみんな羨むことだろう。
酷い鬱状態になってしまった彼女に美味しいお粥を作ってくれたり、髪を洗ってくれたり。しかも背の高いこと、足の長いこと、かっこいいったらないのだ。
う最悪の状況にいる彼女だが作品として描かれている間の彼女は物凄く羨ましい生活を送っている。
同じように精神を病んでいる繊細なヤクザの若者との出会いやかつての同級生との再会も実際こういうことあるのかな、と思ってしまう。
彼女との出会いで彼ら男の方もなにかいい方向へ行きそうな予感をさせて物語のラストは唐突に悲しいものとなる。
最後のトヨエツの声は彼女の幻聴のなせる技か、という布石もあってより寂しくも温かくも感じる。

監督:廣木隆一 出演:寺島しのぶ 豊川悦司 松岡俊介 田口トモロヲ 妻夫木聡 柄本明 大森南朋
2006年日本
タグ:大森南朋
posted by フェイユイ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

『長い長い殺人』麻生学

長い長い殺人.jpg

ナオさんの出演作品をずっと追い続けてどれもかなりの水準を持つ面白さだったのだが、突然これほど酷い作品もないだろうというくらいの酷さだった。
映画ではなくドラマだということを割り引いたとしてもこの軽薄さはないだろう。出演者が豪華で上手い人が多数いるにも関わらずそれを台無しにする脚本なのである。主演の長塚京三、仲村トオル、谷原章介もちろん大森南朋もさすがに上手いのにどうしてここまでつまらなくなってしまうものか。長塚さんの場面なんてそれだけで見入ってしまうのにねえ。
原作の宮部みゆきさんの作品を読んだことはないのだが有名人気作家なのでかなり期待してもいた。きっと原作自体はつまり文章で読むと面白いのではないだろうか(想像だが)
登場人物のそれぞれが持つ財布が物語の語り手となってつないでいく、というかなり変わった設定で私としては語り手が「財布」というのはどうも珍妙な気がするのだが文章ならそこまで違和感がないのだろう。
いやドラマでも上手い演出なら何も考えず見入ってしまうのかもしれない。
だがこのドラマの「財布」のナレーションはいただけない。「財布」が語る言葉もなんだか共感できず時々非常に気持ちの悪いものもあって複雑な筋書きを明瞭にする為の上手いやり方のようでいてドラマでこの演出でやられると却って妙にひっかかってしまうのだった。特に気色悪いのが「私の探偵さん」という声と三木一也(窪塚俊介)の財布の声だ。

殺人事件というのは嫌なものに決まってはいるだろうがこのドラマ(物語)に描かれている様々な事柄がどうもおぞましいものばかりでそれがいかにもTV的というか昼メロ的というか軽薄な台詞や演出で描かれていくので消耗してしまう。登場人物もどうにも嫌な人間ばかりなのだがそれが「人間の本質を描く」なんていうのではなくどうも上っ面だけの醜さを見せ付けられているようで気に触るのだ。
それは決して「殺人より怖ろしい現実がある」などというようなところを突いているということではなく、すべてがここで登場するマスコミの目線で表現されているような気持ち悪さなのだ。
(大体こういうドラマに出てくる「マスコミ」っていうのはなんなんだろう。ある種型どおりのイメージに過ぎない気がするのだが。マスコミというのはまったくこんな風なもんなのか。警察も皆してTVばかり見ててどうすんだ)
「マスコミ」というものに絡んで有名になりたいなどという功名心が原因というのもいそうではあるがなんだかがっくりしてしまう。
三木一也(窪塚俊介)がとってつけたようにマザコン(お母さんを女として愛してた)という設定だったのもこういう人って異常性欲者なんですよ、っていうよくある人格設定で興ざめだった。

ここんとこ『マルティン・ベック』シリーズ観ててかなり昔のスウェーデンの作品で突っ込みどころが色々ある、なんて思ってたが作品の面白さは『マルティン・ベック』とは比べ物にならない。
題材自体はそんなに悪くない、というか面白くもなりそうなのだから(役者もいい人ばかりで)ドラマ製作者の力量としか思えない。
あの財布の台詞だけはもう聞きたくない。

監督:麻生学 出演:長塚京三 仲村トオル 谷原章介 平山あや 大森南朋
2007年日本
posted by フェイユイ at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 大森南朋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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