只今、アリョーシャに浮気中の私ですが^^;はーやさんから有難いベン・ウィショー公演『The Pride』の貴重な報告いただきました。
深く感謝いたします。寛大なお心にお礼申します^^;^^;^^;
ではいつもまるで目に浮かぶかのようなはーやさんの素晴らしいお便りをどうぞ!
『The Pride、観てきましたよ〜♪2月19日と21日の2回。
大まかなあらすじは、他サイトなどでご存知かと思うので省きますが
ご存知のようにベンは、あの長い首を強調するかのような短髪に変身、
宙にひらひらとなびく長い指先、そして、しなやかな体つきを生かした衣装も手伝って、
『Cock』の時よりさらなるGay Vibeを発散してましたよ〜☆
2008年のOliver(ベンの役)は、かなりセバスチャンを彷彿とさせる感じで、
全体を通して彼のセリフで笑いを誘うシーンが多くて、
1950年代のOliverでは、時代とともに若干古風な語り口で滑舌麗しく
彼特有のリズムを持つ声が耳に心地よかったです。
以前よりベンの作り出す役柄の評価として幾度か見かけた、
Likable(好かれやすく、すみにおけないキャラ)っていう
表現が、ここでもぴったりのような役作りのような気がしました。
1幕目(1950年代の設定)では、温厚だけど、どこか影のあるスマートなスーツ姿で登場のOliver(絵本作家)でしたが、
2幕目(2008年のOliverはフリーのジャーナリスト)では打って変わり、黒いボクサーブリーフ一丁に上半身裸で登場。
OliverがSMプレイをチラッと繰り広げている…というショッキングな設定
(Oliverは正座して上半身を床にうつ伏せ状態で、Naziのユニフォームを着たS役男性に『俺のブーツを舐めてみろ〜!』とか指図されている)で始まり、
その後、S役の男性と過激かつユニークな会話が展開され、その最中に3日前に家を出て行った
OliverのBoy friendのPhilip(Hugh Dancy)が荷物を取りに来て、
Oliverの『別れたくない〜、僕がわるかったああ』みたいな泣き言とともに口喧嘩を展開。
この時、ベンが胸板をちらつかせながら着ていた長めのグレーのニットガウンが、とても似合ってキュートでした。
他共演者とも強力なアンサンブルで、Hugh Dancyは甘いマスクに
似合わず、どっしりとした存在感で難しい役(50年代=ゲイである自分を認めたくない既婚者、しかし
混乱の中Oliverをレイプしてしまう。現代=OliverのSex Addictぶりに辟易して別れ話を持ち出す彼氏)をこなしていたように思います。
ベンのか細くひーらひらした、ナーバスブレイクダウン気味のコミカルなキャラと好対照でした。
あと、この芝居のポイントとなる時代変換の見せ方がスタイリッシュかつシンプルで
とても気に入りました。ベンの着ていた光沢のある黒いスーツがライティングの妙で
赤っぽいスーツに変化し、バックの音楽と共に時代が変わったことを表現したり、
時代が変換するごとに、お決まりのような暗転にはならずに、次の幕のキーパーソンとなる人物が、
そっと現れストーリーがゆっくりと展開していく感じが心地よかった。
で、出待ちもしちゃいましたっ♪ ベン、黒いニット帽をかぶって、とってもいいオーラを発してました。
暖かい笑顔とともに『Thanks for coming!(来てくれてありがとー)』って言ってくれて、
ちょっと発音が怪しかったけど、私の名前も覚えていてくれました〜♪感激☆ 頭いいな、やっぱり。
少し話をして、最後にほっぺキス&背中をさすりあいながらの、ちょっぴり長めのハグを頂き…というか
私が放さなかった(笑)?…別れ際に、『Keep yourself warm.(暖かくしてね)』と、キラキラお目目を見開いて
乗り出すように元気に言ってくれて、完全にノックアウトされました〜☆
ロンドンに帰って来た今も、心は温かいままでございます…。
たまたま、その日には脚本家(Alexi Kaye Cambell)なども来場していて…私の隣の席だったのですが、
芝居中大笑いしてたかと思えば、居眠りも展開…ベンも他の共演者たちと、どこか夜の街へ繰り出す感じでした。
舞台はとても好評らしく、1週間公演延長が決定、劇場での、チケット一日の売り上げの記録を作ったそうな。
ゲイのメッカのストリートにある、古いこじんまりとした劇場(300人位収容)だったのですが、
今までそんなにチケットが売れない公演ばかりだったのでしょうか(笑)
あと、ベンは劇場近くのスパ&マッサージショップへ行ったりするみたいです♪』
うは、羨ましいです。
ベンの素晴らしい演技と魅力的な姿を想像して暫し夢の中へ。魂だけでも飛ばして観たいものです。
下の写真もはーやさんからいただきました!多謝!
