映画・ドラマ・本などの感想記事は基本的にネタバレです。ご注意を

2010年05月07日

『Serko』ようやく6000マイル到着

はああ、ようやく最後まで観通した。6000マイルの旅。

アレクサンドル3世の御代。彼の息子である小さな王子はフラゴナールの影絵に大いに感心する。そして彼のとりなしで皇帝に会う為白い小さな馬で6000マイルの旅を果たした若きコザック・ドミトリーの謁見を許す。緊張したドミトリーは言葉も出ないがフラゴナールと仲間のアジア女性の口添えで彼の願いはかなえられた。
ドミトリーは旅の途中で彼を助けてくれたモンゴル女性のセムジードを連れて故郷へ戻り花嫁にしたのであった。

命を助けてくれる旅の途中の女性は忘れられるのが常だが本作ではちゃんと結婚することになるっていうのが心憎い。
フランス映画ということもあってフランス人の影絵劇団が(リーダ以外の二人はアジア人だけど)主人公を助ける美味しい役柄でもあるし、彼の語りで物語が進行していくのも何だかほんとに影絵劇を観ていってるような不思議な感覚を味わわせてくれる。

しつこく繰り返すけどこの時のアレクセイはすんごく可愛くて白い小馬にぴったりなのだ。
軍服姿もいいけど、やっぱり旅をしてる時の帽子ともこもこ上着姿が愛らしい。
旅で物凄く臭くなっているはずなのに二人のアジア女性は彼を抱きしめて温めてくれたのだねえ。
こんないい映画が日本では観れないとは。勿体ない。あの氷原の美しさはとても見ることはできないのだから、せめてこうして映画ででも観ておきたいものなのになあ。

アレクセイの映画もまだもっと観たいのだが・・・次観れるのはいつ、どの映画になるのかな。
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『Serko』続き。だが到達できず。Joël Farges

最後まで訳しながら観てしまうつもりだったが、アレクセイの顔にも見惚れてしまうせいか、思った以上に時間が早く経ってしまい、到着できなかった。

さて、不思議なおば様達の家で養分補給をしたドミトリーはセルコにまたがり旅を続ける。
寒い真夜中、ドミトリーは騒ぐ声を聞く。それは馬車を横倒しにしてしまった影絵劇団だった。
フランス人のリーダー・フラゴナールと何ともエキゾチックなアジア系美女二人。アジア美女はドミトリーが気になってしょうがない風。彼らの乗った馬車の後に続くセルコにまたがったドミトリーにしきりに話しかける。
ところが再度彼を見るとドミトリーは気を失ったのかセルコから落ちてしまったのだ。二人はフラゴナールに彼を助けてと頼む。
ドミトリーは医師の診察を受け薬が必要だと言われる。そんな金はないと言うフラゴナールにドミトリーはあの生きている死体の中国人の家から持ち出したシルクを金に換えて欲しいと頼む。シルクはいい値で売れ彼らは御馳走にありつけた。

ドミトリーと別れた影絵劇団はドミトリーの物語を上演することにした。若きコザック・ドミトリーは故郷の馬達がギャングどもに殺されてしまわないよう皇帝にお願いする為遥か遠い道のりを白い小型馬に乗って冒険の旅に出る。途中、化け物や熊に襲われた彼は勇敢にナイフで熊を倒してしまう。観客は大喝采で上演は大成功だった。
ドミトリーはようやく宿屋で休息を取ることにした。セルコを馬小屋につないで部屋で休んでいるドミトリー。
その頃、ドミトリーの故郷の人々を苦しめた男はドミトリーの行動を確認し彼の皇帝謁見を阻止しようとしていた。
ドミトリーは逮捕され牢屋に入れられそうになっていた。それを救ったのがまたもや影絵劇団であった。
ドミトリーは長旅ですっかり酷い体臭になってしまっていたので体を洗い軍服を身につけた。
食事をしながら彼はフラゴナール達に感謝する。それに気づいた周囲の人たちもドミトリーに挨拶する。彼はフラゴナールの劇で有名人になっていた。
フラゴナールは王子の前で影絵劇を上演する。王子は感心した様子であった。

フラゴナールの劇と現実が交錯するような作りになっていてどちらがどちらか、という感じになるのだが、そういう演出が凄く好きだ。
白い馬のセルコに乗ったドミトリー、という絵がとても美しい。
もう少しで旅も終わるのだが、時間がなくなってしまった。かなり端折った気もしたのだが、物凄く没頭してたようなのだ。昔このくらい熱心に勉強したらよかったんだけどねえ。

監督:Joël Farges 出演:アレクセイ・チャドフ Jacques Gamblin
2006年フランス
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2010年04月27日

『Serko』続き観る。久々のアレクセイやっぱり可愛い

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СЕРКО / SERKO

でまあ昨日『SERKO』出て来たし、アレクセイ最近会えなくて寂しいしで続きを観ることにした。いやあ、この『SERKO』の時のアレクセイってホント少年としか思えない可愛らしさ。白い小型馬に乗る姿はメルヘンチックなアニメの王子様のようですわ。
前回の続きで今夜、観たのはちょうどアレクセイ=ドミトリーが熊に襲われヤクーツク(でいいのかな、ごめん)の少女に救助される場面から。昨日の『9000マイル』でも親切の塊のような彼らはドミトリーにも優しく皆で歓迎の宴を開いて例の不思議な歌声を聴かせてくれる。が、腹ペコなドミトリーは歌より目の前でぐつぐつ煮えてるスープの中の肉にとうとう我慢できず掴みだして皆さんの目の前でがっついてしまった。でも優しい彼らはまったく怒ったりはしないせず「いつまでもここにいていい」とドミトリーに勧める。ドミトリーの介抱をした少女は期待するのだが、故郷の皆の為に皇帝に会って村の馬を助けて欲しいと嘆願する任務を背負っている彼は再び旅立つ。

メルヘンチックなアニメのよう、と書いたがまさしくこの物語はどこかアニメ的な雰囲気がある。先に書いた彼を救うアジア系民族の話も西洋の人々が思う夢のように思える。
そして次に彼が訪れる小さな小屋。覗くと誰かの脚元に狼たちが群がっているではないか。大声で叫ぶと狼たちは飛び出していった。
ドミトリーが中に入ると中国人らしい小さな遺体が椅子に腰掛けていて狼たちは彼の脚を食べていたのだ。ドミトリーが彼の持ち物からウォトカを取り出し飲んでいると突然その死体が話し出す。驚いたドミトリーに死は狼に食べられると二度目の死を迎えると言いだす。が、ドミトリーは連れていくことも凍った地面に葬ることもできない。困った彼は小さな中国人を木の上に座らせて去っていく。この話はなんなんだろう。とても不思議だ。
その後ドミトリーが進む凍った海?湖?の場面は南の国では観ることのできない幻想的な光景だ。
半透明の氷原の上を馬に乗って走っていくドミトリー。氷は割れる心配はないのだろうか。氷の上を走る蹄の音は地面とは違う足音を立てる。
だが小さいが忍耐強い馬と違いドミトリーは疲れ切ってしまう。そんな彼をまた乗せて走っていくセルコ。
とうとうドミトリーはあまりの疲れと空腹に苛立ちセルコに当たり散らす。暫くしてセルコの首を抱いて謝るドミトリー。
再びセルコにまたがったドミトリーの行方にポツンと一軒の家が見える。
中には前とは違う人種の年取った女性たちがいてドミトリーに綺麗な服を着せ暖かいスープとパンをたっぷり。そしてまた奇妙な歌声。
そしてドミトリーの服に金を詰め込んでくれる。すっかり元気を取り戻して旅立つドミトリー。こんな女性たちが大陸のあちこちにいたら旅人も安心だ。これも彼が可愛いからなのか。

と今日はここまで。
ドミトリー=アレクセイも可愛いが白い馬のセルコちゃんもキュートなんである。
この間にすでにフランス人とアジア系女性の旅芸人が登場。これも不思議な影絵人形劇を見せてくれる。フランス人が日本のことを「ジャポン」と言ってたら女性は「ニッポン」と発音したように聞こえたけど。ニッポンと言ってくれるとこはないよね。日系だったのかな。
posted by フェイユイ at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月24日

アレクセイ・チャドフ『"Ирония любви" Ironiya lyubvi 愛の皮肉』

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アレクセイ・チャドフの2010年映画

"Ирония любви"

"Ирония любви" Ironiya lyubvi 『愛の皮肉』

こちらも

もうひとつ

もうほんとに可愛いんですけど。早く観たい。っていうか観れる日が来るのか?
ロシア今大変ですが頑張ってください。
posted by フェイユイ at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

『Serko』訳しながら少し観る

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Serko

今夜はあまり時間がなかったんだけどやっぱりアレクセイの映画が観たくて『Serko』を途中まで観たりどうしても内容をもう少しよく知りたくて最初に戻って英訳をしたりして(とにかく字幕の一字一句を追わなくては理解できないんで)過ごした。
やっとなんとか物語の状況が飲み込めたりして。いやそんなに難しい内容じゃないんだけどね。

アレクセイ演じるドミトリはコサックでアムール川近くに住んでいる。そこでは彼らコサックとエヴェンキが共存していた。
広大な平野が広がる大自然の中で彼らは動物を飼いまた狩りをして生活している。だが勇敢なコサックにもかかわらずドミトリは熊が怖くて狩りができず父や兄から馬鹿にされ自尊心を失ってしまう。
ある日、ロシア帝国のツァーリの使者が村に到着し、今ツァーリによって鉄道建設が計画されている。その労働者の食料としてエヴェンキが所持している馬を僅かな小麦と交換するよう命令する。
エヴェンキの長がこれを拒否すると使者は無情にも馬を射殺しエヴェンキの長の息子をも射殺してしまう。
エヴェンキはコサックであるドミトリ家族にも反感を持つようになる。
だがドミトリの兄の妻はエヴェンキで兄は妻と一族の味方となり父親と対峙する。その話し合いを聞いていたドミトリはツァーリに直談判する為に遥か9000キロを越えてセントペテルブルグへ向けて白い小型馬Serkoに乗って旅立つのだった。

という出だしである。
アレクセイは18歳のちょっと弱虫なコサックドミトリを演じている。コサックと言えば勇猛果敢というイメージがあるだけに笑えるのだが、アレクセイが演じるにはぴったりの役で白い小型馬に乗ったコサックの若者が広大な氷原を駆けていくというイメージはもうそれだけで童話の世界として広がっていく。
殆ど何も持たずに出発しているドミトリは様々な艱難辛苦を乗り越えて行かねばならないのだが、可愛いせいかあちこちで女性に助けられるのである。生き倒れになっててもハンサムだと美女に体温であっためてもらえるがブサだと凍え死ぬのかしらね。くすくす。熊が助けてくれるかも。

と言うわけで、今夜はこの辺まで。また四苦八苦しながら、って言うかアレクセイをじっくり観ながら訳していこうかな。
posted by フェイユイ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

『チェチェン・ウォー』繰り返し繰り返しアレクセイ

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Война/Voyna /War

『チェチェン・ウォー』これで何度目か、の観賞だが何度観ても面白い。よく練られた脚本で簡潔な素晴らしい映画だ。
主人公イワンのナレーションが合い間合い間に入って物語を説明していくという構成もロシアとチェチェンにおける状況と彼らの関係が掴み難い外側の人間には判り易くなりまたこの映画で初めて観ることになるイワンの顔や人柄がすぐに認識できるというのも上手い工夫だ。

物語はカフカス地方の山奥でチェチェン人兵士たちに捕らわれの身となったロシア兵士たちとグルジアでシェークスピア劇を公演していたイギリス人男女とユダヤ人らが恐怖の体験をするところから始まる。
ここでは何となくトルストイの『コーカサスの虜』を思い起こさせる。コーカサスというのがカフカスのことだ。
『コーカサスの虜』でも捕虜は身代金を要求されるがここではその金を集める為に女性の方を人質にして男性であるジョンがイギリスへ解放されることになる。またロシア軍大尉が人質として残され若いイワンが軍へ人質交換を要求する為に解放されるのである。
イワンは軍に拒絶され諦めるが、ジョンは婚約者である彼女が強姦され殺害されることを確信している為必死でしかし要求額に満たない金をかき集め再びロシアに戻るが言葉が通じない為イワンを探しだすのだ。

ジョンの嘆願を受ける必要はないイワンだったが彼の義侠心がそうさせたのか、戦争を体験したこともない心もとないジョンを見捨てきれず手助けを引き受けてしまうのだ。

90分ほどの短めの映画ながら内容が非常に密にできている。ここで表現されるのは戦争反対というだけのメッセージではなく戦争が起きてしまう現実の中で人々がどんな状況に追い込まれていくかという描写なのだ。その中でもイワンのように2年前までは戦う方法も知らなかった普通の青年がテロリストを相手に殺戮を冒していくのである。その冷徹な神経と手口は残虐にも見えるが「人を殺した」と怯えるイギリス人ジョンに「これは戦争だ。戦っている間は考えるな。考えるのなら戦う前だ」と言い聞かせる。殺人に抵抗を感じるジョンと自分たちを守る為に戦うイワンは外国名として同じ名前である、というのが二人の立場を表現している。生まれ育った場所が代わっていれば二人の関係は逆になるのだ。
ジョンはイワンに助けを求め自らも殺人を犯していくが結局イワンの心を知ることはなかった。イワンを解り得たのは同じ兵士である大尉だけなのだ。

さてチェチェンのテロリストらに解放されたジョンはイギリスに戻る。
ジョンは資金繰りと助命の為にイギリスとロシアそれぞれにかけ合うのだが国は動いてくれない。
ここで乗り出してくるのがTV局でドキュメンタリーを撮るなら資金を出すという契約をジョンと結ぶのである。
ここら辺海外のドキュメンタリーや体験記を発表することが多いイギリスらしい設定というのか皮肉である。
頭にビデオカメラを取りつけてチェチェン軍と戦おうとするジョンの姿はコメディとしか言いようがないがそれがイワンの運命を大きく歪めてしまうのである。

イワンはまだ若い青年で除隊したばかりの身の上になる。チェチェンで死に直面して帰国したわけだが仕事もなく途方に暮れている状況でもあった。
ジョンの無理な頼みを引き受けてチェチェン兵の戦う覚悟を決めたそれからのイワンの行動は恐ろしいほどだ。彼も2年前は未経験でここまでなったというのだが、戦争なら何も考えずただ行動しなければいけない、という強い信念で次々とチェチェン人を抹殺していくイワンがまだ少年のようなあどけない顔をしていることに戦争のもたらす狂気を感じさせる。それは先日観た『ぼくの村は戦場だった』での小さな少年イワンと重なってくる。(名前が同じというのも奇妙に共鳴して感じられるのだ。ロシアで多い名前だとしても)

ジョンとの道中で、また捕虜が捕えらている集落の中で戦うイワンのまるで踊るような身の動きに目を奪われる。
出会ったチェチェン人の車に何の躊躇いもなく発砲し中の人間を引きずり出す。
煙草を絶えず咥え、銃を撃ち、手榴弾を投げ込み、敵のボス・アスランを抑え込む。
イワンの手榴弾で老人の腹は裂かれ、瀕死の兵士にとどめを刺す。

だがイワンには苦い結末が待っていた。すでに民間人になっていた彼は殺人を犯した罪で起訴されジョンの撮った映像がイワンを窮地に追い込む。ジョンがイワンの裁判で弁明をしなかったというのは信じ難いが婚約者を強姦から救えず彼女自身も失ったジョンにはイワンの存在が疎ましいものに変わってしまったんだろうか。
ジョンからもらった金は途中で捕まえて虐待して手下につけたチェチェン人の羊飼いと捕虜となって動けない体になっていた大尉にすべて渡してしまったイワンはこの人助けの為に青春の日々を牢獄で送ることになるのだ。
薄赤い夕焼けの下で敵同士であるはずのチェチェン人の羊飼いと元ロシア兵のイワンが寄り添い黙って座りこむ光景はなんとも奇妙に悲しい一体彼らは何のために戦い傷ついてきたのだろうか。

そして主人公イワンを演じたアレクセイ・チャドフの魅力をどう書き現わせばいいだろう。
ここでの彼は20歳ほどなのだがもっと少年にしか見えないような可愛らしい肢体とあどけない表情をしている。
そんな彼が人助けの為に決心し殺さねば殺される、という剥き出しの闘争心で人を殺していくのである。その結果投獄されることになる。
2年前まで何も知らなかったという彼がそこまで冷徹な殺戮者となってしまうという経験、ただ戦争だから殺さねばならないという理念が恐ろしい。恐ろしいがそれが事実なのだ。
困っている人を見捨てておけなかったという義侠心と人を殺すことに何の躊躇もない不思議な対立を併せ持っているイワンの刹那的とも言える行動にどうしても惹かれてしまうのだ。
今でもチャーミングな男性ではあるがこの時のアレクセイ・チャドフの美しさというのは何とも言い難いほどで少年らしい凛々しさと愛らしさに溢れている。捕虜時の汚れて髪の長い時、髪を切って兵士然とした服装になった時、どちらにも犯しがたいほどの魅力がある。
監督のアレクセイ・バラバノフは『ロシアンブラザー』でもセルゲイ・ボドロフ・Jrによって若者を鮮烈に描いてみせた。そうした青年の印象的な描写が素晴らしい。男性的でどこか物悲しい。

初めてアレクセイ・チャドフをこの映画で観た時「彼がこの映画しかなくても好きだと言える」と思ったのだが、予感が当たってしまったと言うべきか、いやまだ未見のものも数あるのだが、多分今迄のアレクセイの映画では本作がやはり突出しているのではないだろうか。
無論この先にはまたこれを超えるものがあると信じたい。
この辺は余計な言葉だった。
アレクセイ・バラバノフ監督がアレクセイ・チャドフにイワンという心に残る若者を演じさせてくれたこと、それをこうして観れたことが嬉しい。
なんというか、私にとってはただひたすら「かっこよくてたまんない映画=crazy and cool movie」なのである。

監督:アレクセイ・バラバノフ 出演:アレクセイ・チャドフ イアン ケリー ユークリッド インゲボルガ・ダクネイト セルゲイボドロフジュニア
2002年ロシア

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それまで長袖を着てたのに雪景色になった途端何故か袖のない服に着替えたイワン???寒くないのか、ロシア人って
posted by フェイユイ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

『生きる Zhivoy/alive』アレクサンドル・ヴェレディンスキーAleksandr Veledinsky

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Zhivoy / Alive

アレクセイ・チャドフ出演映画輸入盤第3弾。とは言ってもこれはアレクセイ主演ではなくなーんと彼のお兄さんであるアンドレイ・チャドフが主演なのである。が、アンドレイとアレクセイは年齢もたった一つ違いでもあるし双子じゃないかと思うほどそっくり瓜二つ。体格もほぼ同じくらいなのでぱっと見じゃ判らないほどなのだ。
しかしよく見ればやはり違う。お兄さんのアンドレイの方がやや端正なのかもしれない。鼻は二人とも細くてつんととがってるように見えるんだけどアレクセイの方がやや鉤鼻っぽくなってるのに比べアンドレイは先がもう一つつんと上がっているのでこれは好みだけど自分はアンドレイ的な形が本来好きかも知んない。目はアレクセイが薄い茶色なのに(やや緑が入ってる)アンドレイは濃い青でこれも美点なのだが。
なのだが、なぜかやはりアレクセイが好きなのだなー。
だって、ずーっとアンドレイが出てて「アレクセイにそっくりだなあ。アレクセイだと思って観てたらそう思えるかも」などと考えながら観てたのに3分の2過ぎてアレクセイが登場したら野暮ったい司祭の格好で眼鏡に髭だらけの顔なのにどきどきっとしてしまったのだ。
不思議だなあ。
作りはほぼ同じって言うくらい似ててやや兄アンドレイがハンサムなんだけどアレクセイから感じる雰囲気は凄く違うのだ。
役柄もあるんだけどアンドレイが強く張った糸みたいなきつさがあってシリアスなのにアレクセイはどことなく力が抜けているのだね。それが目にも現れて優しい感じなんだ。
それにしてもキュートな兄弟だ。

物語はチェチェン戦争に行った若者たちのその後を描いたもので主人公キールは片足を失って義足をつけている。仲の良い仲間二人は死んでしまった。
だがその二人の戦友は幽霊となってキールについて回るのだった。
戦争によって心が荒んだキールは恐ろしい犯罪を犯してしまう。誰と出会っても通い合うものがない。
そんなセルゲイの前に一人の司祭が現れる。

兄弟でしかもそっくりな二人が演じている様子が一番不思議だった。
アレクセイは最初のイワン以外はメソメソタイプが多いみたいだけどアンドレイはちょっと違う。

しかしよく煙草吸う、よく酒を飲む。噂通り。

監督:アレクサンドル・ヴェレディンスキーAleksandr Veledinsky 出演:アンドレイ・チャドフ アレクセイ・チャドフ マキシム・ラガスキン アレクサンドル・ロバク 
2006年ロシア
posted by フェイユイ at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

今夜『ストリートレーサー』でアレクセイに浸る

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ロシア映画を貪り観ていこう、と予定を立てたのに早々アレクセイ・チャドフに出会った為に心はもう上の空で今夜はどうしても我慢できずもう一度『ストリートレーサー』観賞。

いやあもー可愛いったらなあい。
デビュー作らしい『チェチェン・ウォー』からかなり時間は経ち確かに肉体的にはロシア人らしい特徴というべきか他で観る写真では太めだったりする時もあるのだが(でもまた痩せてる時もあるので調整大変なのでは)本作はひたすら可愛い。
相手役(ん、アレクセイが相手役だったりして)の女の子は若いけど結構迫力ある顔立ちなのに(いや凄い美女です)どう見てもアレクセイの方が弟みたいなんだよねー。それにこの物語って女の子カーチャは結局元カレの方が好きなんだよね。なんだか切ないアレクセイなのだ。
しかも元カレはアレクセイを好きになってしまってるような?
とにかく可愛さ全開でがんばっておりますアレクセイ。
アリョーシャ演じるステパンもキュートだけどその弟君がまたなかなかいい感じでうれしい。

ところでロシア映画って幾つか観てて思うんだけどナンパする時結構すぐに男が「結婚しようよ」って言うんだよ。いくらなんでもプロポーズのタイミングとしては早過ぎだと思うんだけどこれがロシアでは普通なのかな。弟君なんて好きになった年上の女性に「いい夫になるよ」だって。そうか、そういう売り込み方をするのかー。

アレクセイ・チャドフについてあれこれ知りたいと思っても日本のメディアには殆ど上がったことがないだろうし、ぼちぼち外国を探索したりしてます。私のことなんでゲイ方面から探したりするのですが、あらやっぱりゲイの方からも人気あるようでちょっと喜んだり(笑)そういえばゲイっぽい写真もありましたっけ。小柄でベビーフェイスだからどうかな、とは思ったんですがほらなんかゲイ人気というとダニエル・クレイグのようなたくましい男性を想像してしまいますもので。アレクセイは顔が幼いですが体もそれなりに鍛えたりもしてるようなのでいけるのかもしれませんね。『ミルク』を観てゲイの役もいいと思ってくれてるようなので期待したい。

アレクセイをこうしてずっと観てくるとやはり私は同じようなタイプを好きになってることを再確認。そりゃそうだよね。
それにしても本作で観れる彼の目のアップは貴重。薄い色彩の茶色とグリーンが混じった綺麗な色あいなのです。
顎が好きですねあのかくっとした顎のラインがたまりません。てことはやっぱり誰かさんに似てるんだわね。あーあ。

上の写真は映画とは関係なく。
posted by フェイユイ at 01:00| Comment(2) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

『9 rota/The 9th Company』フョードル・ボンダルチュク

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9 rota

アレクセイ・チャドフ映画輸入盤第2弾、といってもこの前観た『セルコ』の1年前の作品。
アメリカ側から言えば「アフガニスタンへのソ連侵攻」を題材にした映画であるわけでどうしてもそういう見方をすることが多いと思うのだが、本作ではアメリカ映画が描きようのない方向から表現していることになる。
それにしてもその表現方法はまるでアメリカ映画の軍隊ものをそのままソ連軍にしただけのようにも思えて不思議なネガを見てるようだ。おっかない鬼軍曹にしごかれ、仲間たちとの厚い友情が育まれていく。
本作のアレクセイは名前が先に出されてはいるが、控えめな存在になっている。
むしろジョコンダ役のコンスタンチン・クリュコフの方が目立つ役柄で2枚目で絵が得意で経験がないのに射撃の腕前が際立っているというかっこいいキャラクターなのである。
アレクセイ演じるボロベイは気が弱くて腕っぷしもてんで弱いという虚弱な青年でガールフレンドはいるが仲間がある女性と交代でセックスを楽しんでいることに激しく反発するという可愛らしい性格の持ち主で皆からは非常に可愛がられている大人しい存在で彼が特別に彼ら兵士の中で活躍をするわけでもない。あくまで9人の若者の一人、という描き方だった。無論少しは他の人よりアップが多めかもしれないが。

アフガニスタン介入の為の軍隊に入った若者たちは家族や恋人と「2年間の別れだ」と約束して激しい訓練に耐え、彼の地へと赴く。
だがそこで彼らを待ち受けていたのは想像を絶する地獄であった。

アレクセイ・チャドフはやはり最初の映画が戦争ものなのでどうしてもそちらが多くなるのか。それとも先日書いた通りやはりロシアは戦争映画が多いってことなのか。またもや坊主頭のアレクセイである。『チェチェン・ウォー』から3年しか経ってないのでまだまだ愛らしい。今も愛らしいけど。
ハンサムなジョコンダとの絡みが殆どなかったのが残念だったけど、仲間にもたれかかったり何故かキスめいたことをされたりと皆から可愛がられている存在だった。

こうしてアレクセイを追って観てると結構違った役柄を演じているのである。俳優って同じ役柄を求められてしまいがちだけど本人も色々と違う役に挑戦しているんだろうか。最初の『チェチェン・ウォー』の強靭なイメージが焼き付いているのだが他は可愛い役だったりお調子者だったりと違うものを選択しているのかな。
また他のを観るのが楽しみである。

監督:フョードル・ボンダルチュク 出演:アルトゥール・スモリャニノフ アレクセイ・チャドフ コンスタンチン・クリュコフ
2005年ロシア
posted by フェイユイ at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

『Serko/セルコ』Joël Farges/ジョエル・ファルジュ

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Serko

ここ数日いつものように映画を観ていたわけだが、実のところ心はアレクセイから離れず、かなり苦しい観賞をしてたのだ(なら観るなってことだが)とはいえ日本版のアレクセイ・チャドフ出演映画はもう無くなってしまったのでもう一度観返すしかないのだが、とうとうまたもや輸入盤に手を出す羽目になってしまった。
で最初の海外版は『SERKO』英語字幕はついているのだがどうせ私には殆ど役には立たない。立たないがやはりついてた方が判りやすい。有難いこってす。

アレクセイが主人公なのだが、フランス映画である。確かにフランス人はこういうロマンな話がとても好きなのではないだろうか。
というか私はそれこそ夢中で観てしまった。時は19世紀。18歳のコサック中尉ドミトリー・ペスコフが皇帝に訴える重要な使命を帯びてアムールからサンクトペテルブルグまでのおよそ9000キロを一頭の白い小柄な馬に乗って旅をする、という物語である。
気の遠くなるような道のりの中で彼は幾度となく餓え、傷つき、死に直面するのだが、その度に出会った人々、多くはアジア人である。
白い馬に乗ってまっ白な氷原を走っていくアレクセイ・チャドフの姿はまるで童話の世界そのもののようで彼の可愛らしい容姿からして神話の物語をそのまま再現しているかのように見えてしまうではないか。
毛皮のコートと大きな帽子を被り白い馬に乗ってどこまでも広がる氷の大地を駆けていく。現実に見ることはない遠い国の情景に酷く惹きつけられてしまう。
『白い馬』というアルベール・ラモリスの奇跡のような映画があるが、少年のようなアレクセイと白い馬セルコの物語もそれに勝るとも劣らない美しいイメージを感じさせてくれた。
アレクセイ=ドミトリーが小柄な白い馬を愛おしそうに抱きしめる光景は忘れることはできない。

ドミトリーはその愛らしさゆえか彼は瀕死になるたびに誰かから助けられる。特に女性からは何度も体で温めてもらえ、求婚までされてしまう。
アジア系の女性達と旅をしながら影人形劇を公演しているフランス人フラゴナール(ジャック・ガンブラン)もまたドミトリーの物語に惹かれていく。この影絵が物語をより幻想的に思わせてくれる。

モンゴルのホーミーを聞いたり不思議な凍りついた中国人の老人に出会ったりドミトリーの氷の国の旅は今迄私が知らなかった世界に連れていってくれた。

凍りついた湖の上を白い馬に乗った若者が遠い国を目指して駆けていく、というイメージはこれまで観た映画の中でも最も忘れられない美しい記憶になって残るだろう。
そんな若者の役を演じていたアレクセイ・チャドフの愛らしい姿も心に留めておきたい。

監督:Joël Farges/ジエル・ファルジュ 出演:アレクセイ・チャドフ ジャック・ガンブラン
2006年フランス/ロシア

Serko動画
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2010年02月16日

『レッド・スナイパー 〜独ソ最終決戦〜 後編』ヴァチェスラフ・ニキフォロフ

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Na bezymyannoy vysote/ON AN UNNAMED HILL

ほんとに日本のアニメみたいなドラマだった。
とにかく女性スナイパーのオリガがかっこよくて彼女の狙撃場面だけでも観る価値ありかな、と。それにくっついてるお調子者の二等兵コーリャ=アレクセイ・チャドフが可愛いったらないんだけど。

当たり前だけど『チェチェン・ウォー』で信じられないほど強い若者を演じたアレクセイがここではてんで弱っちい男をやってるのだが、彼には魔法がかかっていて絶対に弾が当たらない。
というのは無論偶然にしか過ぎないのだがレイ・ブラッドベリが描いたあの純真な兵士みたいに飛び交う砲弾の中を走ってきた挙句、敵を狙撃せんばかりだったオリガに抱きついて怒られてしまうのがおかしい。

他のレビューを見ると随分評判が悪いようだけどそんなに酷くはないと思うのだがなあ。アニメ的なだけでなくどこか日本の映画っぽい雰囲気もあったりして。
詳しい人が見ると戦車が変てこらしいが私にはどうせ見分けがつかんから気にならない。

そして目的のアレクセイはたっぷり観れるのだからなんの文句もない。
クールなオリガにまとわりつきしゃべりっ放しのお調子者の役でおどけた顔もかわゆいが時折見せる真面目な表情がいいのだよね。
それにしても最後は絶対キスシーンになるのか、と思いきやとうとうしないままだった。ロシアのTV番組ってキス駄目なのか?それにしては冒頭に女性の裸が映ったんだけど、それはいいんだ。まあ、物凄くちいさかったけど。

監督:ヴァチェスラフ・ニキフォロフ  出演:ビクトリア・トルスガトノバ ヴィクトリア・トルストガノヴァ アレクセイ・チャドフ ニコライ・シンドヤーキン アレクセイ・ヤグリッチ
2004年ロシア
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2010年02月15日

『レッド・スナイパー 〜独ソ最終決戦〜 前編』ヴァチェスラフ・ニキフォロフ

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NA BEZYMYANNOY VYSOTE/ON AN UNNAMED HILL

アレクセイ・チャドフ歴訪の旅。今回は今までになく軽薄なアレクセイが見どころ。どうしても『チェチェン・ウォー』のイメージが強烈なので殆ど別人のようだ。戦争ものなので外見は同じく坊主頭で可愛らしいのだが。思うにアレクセイとしても同じ役続きじゃつまらないのでがらりと違う役を演じたのだろうな。惚れた欲目だが、と言っても結構上手い、と思う。
そして彼とバランスを取るようにクールにかっこいいのが女性スナイパー・オリガ。ほんとに素敵。かっこいい。今回は彼女にぞっこんになってしまった。
本作がTVドラマなのか、ややストーリーが散漫なのだが、もっと彼女を観ていたい気にさせる。クールな女スナイパーと軽薄な若い二等兵くんの関係、なんていうのも結構いいもんだ。

しかしこの戦争ものの雰囲気って日本のアニメ的に思えるのはどういうわけなんだろうか。年寄りが多く出てくるのだけは違うが(日本の戦争アニメって本当に子供しか出てこない。のでつまんないのだ)なんだか画面に漂う雰囲気が非常に似ている。ってことは両方ともなんか嘘っぽくて軽々しい、ということになるのかもしれない。
第二次世界大戦中に女性のスナイパーというのは現実にいるのだろうかと調べたら実在するのだね。知らなんだ。しかもちゃんとロシア軍にいた。
彼女が本作のオリガのモデルなのかもしれないが、やや骨太な顔立ちでしかも美人であり無口で無表情な冷たさがたまらない魅力である。
もう一人マリューチン中尉という男性も男前として登場。
アレクセイ演じるコーリャ・マラホフは道化的な役割で物語を導いていく。コザックダンスも披露してくれる。

物語が上手くまとまらない跳びとびの感があるのだが、そういうのもなんかアニメっぽいのだよね。
しかしまあ私はそういう感覚は嫌いではないのでこの奇妙なブチブチ感も含め、アニメっぽいキャラクターもまた楽しく観ていっている途中である。

監督:ヴァチェスラフ・ニキフォロフ 出演:ヴィクトリア・トルストガノヴァ アレクセイ・チャドフ ニコライ・シンドヤーキン アレクセイ・ヤグリッチ
2004年ロシア
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2010年02月14日

『デイ・ウォッチ』ティムール・ベクマンベトフ

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これがアレクセイ・チャドフ、可愛いっす
DAY WATCH/DNEVNOY DOZOR

普通面白い映画の2弾目はパワーが落ちてつまらなくなるものだが、これは『ゴッドファーザー』ばりにUが本格的に上回ってきた。
と言うのは私的には言い過ぎでもない。
Tではハリウッド風映像手法が煩すぎる気がしたがUではそういうわざとらしさが無くなって本物になってきた、と偉そうだがそんな風に感じられるのである。
しかもぐちゃぐちゃ感が大好きな私としてはこのまとまりのないアンダーグラウンドな雰囲気がたまらない。なんとはなしに作者としては(原作も監督も)どこか「闇」の方に肩入れしてる気がするのだが、それは自分がそうだからだろうか。
目的であるアレクセイ・チャドフの出番が少なく或いは皆無になってたらどういようという危惧も杞憂となった。彼の出番はT以上に多くてしかもかなり美味しい役、というかすげえ感じる役だったので元々シリーズものの原作なのだから最初からこういうつもりであったのだろうか、『ナイトウォッチ』からまたさらに2年後の作品になるのだが、アレクはまだ相変わらず可愛らしい童顔のままである。
しかも作品のゲイセクシャル度はさらに上がっていて、ハラハラさせられてしまうじゃないか。
まあ、父と息子関係が多いけど。アレクセイ演じるコースチャは肉屋を営む親父と二人暮らしなのだが親父さん可愛いコースチャとは似てないかなり異形の(すみません)オヤジなのだが息子を溺愛してる様子。コースチャも父思いの可愛い息子で仲が良い。
狭いアパートで仕事後に二人で洗濯中。コースチャが親父に「ズボンも洗おう」と言って椅子に乗ったオヤジのズボンを脱がせてあげる。何しろ椅子に乗ってるんで目の前にズボンの股ぐら部分がある、という際どい体勢なんだけど優しいコースチャは気にせず脱がしてくれるんですねえ。いやもうゲイ的目線では危なっかしい位置関係でして。ま、別に父子だし何もないんだけどね^^;
「これを洗ったら履くものがない」「夜だからいいじゃない」というやり取りも場合によってはやばいんだけどさ。
というか、これで昨日の疑問が解けた?つまり「何故コースチャはパンツ姿で玄関のドアを開けたか」この家族は貧乏で夜は服を洗濯してしまうんで服がなくてパンツ一丁だったんだ?
ぁ、違う。あの後、外出したんだった。
そしてさらに興奮だったのは最後近く、「闇」の世界の跡取り息子とも言うべきイゴールの誕生日パーティが高層ビルの最上階で行われていた。
アントンに濡れ衣を着せたのはコースチャの父親と彼を操っていた闇のボス・ザブロンだとばれる場面で罪を負って出ていく父親の仇とばかり、コースチャがナイフ代わりの曲がった木刀(みたいな奴)を振りかざしてザブロンに襲いかかる。だがボスをそんな技では倒せない。ザブロンは素早くコースチャの手を止め、木刀を自分とコースチャの胸の間に渡す。そして「タンゴ」の合図で踊りだすのだ。
闇のボスと胸を木刀で支えあった死のタンゴを踊らされるコースチャ。男同士のダンスというのはこれまでも何度も観たがこんな恐ろしい危険に満ちたダンスはなかった。ボスはコースチャの首を抱えるようにして体を抱きしめる。ボスの体には傷がつかないが木刀はコースチャの胸を貫くのだ。激しい苦悶の表情をしたコースチャはそのままボスに抱きかかえられて踊り続ける。そしてボスはコースチャを抱いたまま高層ビルの最上階から飛び出した。目をつぶったアレクセイの顔がとても綺麗なのだ。
他には可愛い毛皮の帽子をかぶって女性の部屋へ行くアレクセイがキュートだったなあ。

さて面白いのは(っていうかゲイぽいのは)主人公アントンの方にもあって、彼が仲間のオリガと肉体を交換する、という箇所がある。これは結構ありがちだけど、その後、アントンの精神を持ったオリガの肉体のほうで物語が進む。オリガ(中身はアントン)はスヴェータの家へ泊まりにいくのだがアントンとスヴェータは互いに思いながら心を打ち明けられないでいる関係。特にアントンは何故かスヴェータを冷たくあしらってしまい彼に好意を持つ彼女は落ち込んでしまうのだ。
だがアントンの精神を宿したオリガはシャワーを浴びるスヴェータに愛を打ち明け、その後レストランで食事をしたりする。中身がどうであれ外見はオリガなので奇妙にもビアンな関係になってしまう二人にくくくなのだ。

後どーでもいいけど闇の軍団が地下鉄に押し寄せて先頭の奴が駅員のオヤジさんにキスするシーンがあるぞ。これは単にロシアだから不思議ではないのかなあ、と考えてしまった。

なんだか内容には触れず変なとこだけ抜粋したが、それほど面白かったのである^^;
いやあこれは面白楽しい。この後、ティムール・ベクマンベトフ監督はアンジェリーナの『ウォンテッド』を監督することになるのだが、ふーむこれなら観ておくべきかなあ。
アントンをスヴェータとイゴールが取り合いする場面もなにやらぞわぞわだったし。

ということで『ナイト・ウォッチ』『ディ・ウォッチ』非常に面白いいい映画だった。アレクセイの役割も文句なく嬉しい演出だった。
しばらくこのイメージを思い出して楽しめるわ。

監督:ティムール・ベクマンベトフ 出演:コンスタンチン・ハベンスキー マリア・ボロシナ ウラジミール・メニショフ アレクセイ・チャドフ
2006年ロシア
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『ナイト・ウォッチ』ティムール・ベクマンベトフ

nightwatch_01_320x180.jpgNightWatch-11.jpg2006_night_watch_004.jpg04398ddb.jpgKostya-AlexeiChatov.jpg7231066_Dnevnoy_dozor_9.jpg
NIGHT WATCH/NOCHNOY DOZOR

これもロシアで大ヒットを飛ばした、という触れ込みのようでちと心配になるが、こちらは昨日の『ストリート・レーサー』は違う独特の雰囲気たちこめたダークファンタジーで楽しめた。

肝心のアレクセイ・チャドフはほんの2箇所と少しくらいの登場なので満足とはいかないが『チェチェン・ウォー』からまだ2年後ほどの出演なので顔立ちは全然可愛いままの少年のよう。
一体どんな役なのかと思ってたら主人公アントンのお隣さん的な存在で主人公が「光」に属しているのに友達関係でありながらアレク演じるコースチャは「闇」の仲間に属していていわば敵なのである。なのに二人は何故か(説明がないので)友人らしく(と主人公が台詞で言っている)アントンは何か困るとコースチャの部屋を訪れる、といった具合なのである。随分年齢は違うと思うのだが。
最初のアレクの登場は「光」に属するアントンが「闇」と戦う為に「血が足りなく」なり人間とは違う「異種」としての仲間と思しきコースチャを頼ってドアをノックすると、アレクセイ登場。何故か上半身裸でパンツ姿である。名前が刺繍してあるみたいなのだがロシア語が判んない^^;何故パンツがアップになったのかもわかんない。アントンが首を突き刺して頼むと「判った」と即答。かなり親しい関係のようだ。
だが彼の父親はアントンが敵である「光」に属していることで快く思っていない。どうやら息子のコースチャはまだそこがよく判ってなかったらしい。アントンの方も認識してなかったみたいだが。
息子の頼みで肉屋である父親は渋々彼に「豚の血」を分けてやる。豚と人間は似ているから、だそうだ。豚の血を飲み込んだアントンは力がついたらしく戦いに出る。
コースチャの親父は息子に奴が血を飲むのは我々闇の仲間を殺す為なのだから助ける必要はない、と忠告する。コースチャはここで初めて事態を把握したようだ。

とても不思議な匂いのするダークファンタジーで私はこういうタイプが大好きなのだ。
いわばアメリカ製でない匂いがある。例えばメキシコのギレルモ・デル・トロ監督の『ヘルボーイ』に近いような。
とはいえマンガチックで明るさのあった『ヘルボーイ』に比べこちらは本当に重くて暗い。どちらがいいと言えないほど私的にはどちらも好き。ただし、本作には自分としてはかなり入れ込みたい特徴があってそれはどことなくこの作品が同性愛的な描写が多いところなのである。
極めて健全な男女の愛に満ちた『ヘルボーイ』に比べ『ナイトウォッチ』は女性が幾人も登場するのに何となく女性のセクシャル度が低い。『ストリート・レーサー』みたいなセクシーガールを配置しない。
本作できわどい色っぽさを感じさせるのはアントンの息子らしい少年イゴールくんである。とびきりの美少年で一目で惹かれてしまうのだが華奢な裸を長く見せたりシャツを引き裂かれたりするのがどきどきしてしまう。アメリカ映画ではちょっとできそうにない。
また酷い傷を負ったアントンが「光」である「ナイトウォッチ」のボス・ゲッサーに手当てをしてもらうという場面は奇妙にセクシャルである。深い傷で気を失ったアントンが仲間によってボスの部屋へ連れていかれるのだが、ボスが上着を脱いで(!)こっちへ連れてこい、と言った後皆を出て行かせる(!)二人きりになったボスはアントンのシャツをはだけてへそ辺りから針みたいなのを抜き取り(?)それから彼の胸に手を突っ込んで(!)かき混ぜて治療するのだがなんだか物凄い猟奇的な場面で且つ性的な行為のようにさえ思えてしまう。
アントンは女性の恋人がいる、と言う設定なのだが彼女との接触シーンは皆無でボスとコースチャとイゴールとの接点しかないのでなんだか妙な気分になってしまうのだ。
大体アントンとコースチャは敵同士なのにどういう関係なのか。
アントンと自分が敵だと知った後もコースチャはまたアントンに「女性の服を持っていない?」と聞かれ(何故女性の服を持ってるのさ)母親の服を彼の部屋へ届ける。ここでの二人の会話がまたなんとなく意味ありげなのだ。

まあいいけど。どうせ私の妄想ですだ。

とにかくアントンは「光」コースチャは「闇」でコースチャたち「闇」に属する仲間は人間の血を求めるバンパイヤで渇くと欲望が抑えられなくなるのである。うー、欲望が抑えられなくなったアレクセイが見たいぞ。

物語は「ナイトウォッチ」つまり光に属するアントン達のことなのだが、彼らは闇に属するバンパイヤ達を見張っている、ということなのだ。
それは1000年前から「異種」である二つの勢力「光」と「闇」の間で交わされた契約を破る行為をしたものは他の種族から取り締まられる、ということであるらしい。
ところが実際は「光」たちが「闇」たちを一方的に支配している様子なのだ。しかしここで恐ろしい事態が起きる。
光の「ナイトウォッチ」アントンはかつて人間の女性と恋に落ちるのだが、彼女のお腹には赤ん坊がいた。アントンは仲間の呪術を使う女性にそそのかされその赤ん坊を堕胎させてしまうことに賛同する。
その行為を知った息子イゴールは父親に反発を覚え「闇」の側についてしまうのだった。

ダークファンタジーというか『スターウォーズ』を連想してしまう。
それにしてもこの根暗さがとてもいい。
『ディウォッチ』にもアレクセイが出ていることを願いつつ。できればも少し多く。
イゴール君もまた観れるかな。

監督:ティムール・ベクマンベトフ 出演:コンスタンチン・ハベンスキー ウラジミール・メニショフ ディマ・マルティノフ マリア・ボロシナ アレクセイ・チャドフ
2004年ロシア
posted by フェイユイ at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月12日

『ストリート・レーサー』オレグ・フェセンコ

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Стритрейсеры, Streetracers

うはあ、観ました。アレクセイ・チャドフ主演のロシア製カーアクション映画『ストリート・レーサー』これはかなり肩を震わせて笑えます。

まあとにかく私の目はアレクセイ・チャドフに集中。『チェチェン・ウォー』から6年ほど経過してるのでどう変化したのかが気になるところだったのだがやはりそれだけ年を重ねた男らしさが出ていていましたね。
作品が明らかに娯楽そのものなのでバラバノフ監督のような切れたアレクセイの魅力はないもののアイドル的な愛らしさに溢れていたと言っていいでしょう。特に顔アップが多いのは嬉しいところ。彼の目の透き通った美しさを堪能できましたのです。
アレクは身長175センチあるらしいですがこの中にいるととても小柄にみえるのがまた愛らしい。ロシア人ってやっぱデカイ?特に敵役のイケメンくんは長身だなあ。
まあ本作もある意味、アレクのプロモーション的映像で前よりたくましくなった体つきだとか、髭のおかげで少し大人っぽく見えるようになったのかな、とか楽しませていただきました。
カーチャとのラブシーンもなかなかセクシーで可愛かったしね。

と、アレクセイ目的は充分満足だったのだが、映画自体に関しては。
私なんぞは車のことなんか何も知らないのだが、それでもやたら日本車が頑張っているのに親密感を持ってしまうのではあるが、メインレースなんて敵がフェアレディZで主人公がフェラーリに乗って高速道路で競走なんて普通逆だろと思うんだがロシアではフェアレディの方が格が上なのか。ヒロインはトヨタセリカだがド派手なピンク塗装で古臭くお洒落じゃないのが侘しいが今現在四面楚歌なトヨタがここでは一番目立ってたような。
私みたいにアレクセイ目当てのような下心ありで観てる分にはたっぷり顔アップが観れてよかったのだが資本主義国一般観客には観る価値を探すのは難しそうだ。

なんといってもロシアでは本作が初のカーアクション映画なんですと。ロシアってそうだったんだ。本国ではヒットしたらしいし、別に他国の評価まで期待しないならこれでいいのだろうし、楽しんでいるところをよそ者が文句つけることもなかろうが。しかしこれは確かに発展途上。一般観客にとって、こういうハリウッド的アクションの模倣というのは観るに忍びないものがあるものだろう。

とはいえ、私はしっかり楽しませていただきました。
一般的には本作は『ワイルドスピード』という映画の真似だと言われてようなのだが、私はそれを観てないので何とも言えない。多分そうなのだろう。しかしまあ私が最初に思い出したのは映画『頭文字D』でそれというのもなんかこの映画の乗りが香港映画っぽいせいもあったからだと思う。やはりハリウッドではない低予算のアクションモノを作るとどことなく香港映画的なテイストになりがちなのかもしれない。
ただしカーアクションに日本スタッフも加わって『イニD』の面白さには及ばない。やはりオリジナリティがなければどうしても面白い映画にはならないのだ。逆に言えば予算がなくても独特のテイストを持っていればマニア受けしかしないかもしれないが特筆したくなる面白さを持てるはずなのだ。だがこれはそういう類のものではなくあくまでもハリウッド的カーアクションをロシア人スタッフ・キャストでやってみたかった、ということなんだろう。

あー、いつになったら面白い話になるのか。
っていうか。結局私が面白かったのはアレクセイがしっかり観れた、っていうことだけなんだけど。
それにしても20歳そこそこで『チェチェン・ウォー』みたいな凄い映画の主演をした俳優が6年近く経ってこんな映画の主演をせねばならんとは。人生ままならない(ああ、また横道にそれた)
一番恐れていたのは^^;彼がまったく変な人になってたらドウシヨウ、ってことだった(笑)ブログの装丁まで変えたのに一作でまた変えるのか、とかなり不安だったのだが(ははは)その心配は無用だった。
小柄な感じはそのままで(って175センチあるのにロシア人の中だとこんなに小さく見えるのだ)年相応に可愛くて声もやや低くなっていてこれはよかった。体は前よりたくましくなって嬉しいし、アップがやたら多いので目がくっきりと見れる。どの人もそうだけどとても薄い色合いなのだよね。透き通るような茶色と緑が混じったような綺麗な色彩なのだ。
ヒロイン役の女の子も凄く可愛いくて敵役の男性もハンサムで長身でこっちの方がモテそうな気もする。
気になったのは最後、レース後にこの敵役のドッカーがアレクセイ演じるステパンに駆け寄って救い出す場面。あれれ、ドッカーってステパンが好きだったんだ。彼が求めていたのはステパンだったのだね、と気づいた。
と言う風でこの映画のストーリーかなり滅茶苦茶でよく判んないのである。そんなことはどーでもいーのだろう。

多分ロシア人製作者たちはこれが他国で評価されることは期待していない。自分達だけの楽しみで作っている、と思いたい。そうでなければかなり痛い。
そしてたまには私みたいなアレクセイ目的もしくはカーチャ役のマリーナ目的なんていう方もいるだろう。マリーナの青い目に参った人も多いはず。
そういう人たちにはこの映画、他にないほど彼らの姿がたっぷり観れると思うので満足できるはず。
アレクセイの綺麗な目の色と半ケツを観れたからなあ。ああ、この映画でいい監督&制作スタッフが目をつけてくれてまた『チェチェン・ウォー』くらいのいい映画に使ってほしい。と思うのだが、実際はいい映画にも出てるのに日本で観れるのがこの映画ってことだけかもしれないが。
この映画でも彼のセクシーさ、キュートさには惹かれましたが、もう少し大人の映画に出て欲しいよ。


監督:オレグ・フェセンコ  出演:アレクセイ・チャドフ マリーナ・アレクサンドロワ スタニスラフ・ボンダレンコ
2008年ロシア
posted by フェイユイ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

今夜もアレクセイ・チャドフ妄想

アレクセイ・チャドフに溺れて他に何も集中できない。
アレク以外の映画を観る気がまったくしないので今夜はブログいじり。
まだたった一作しか観てないのにどうしたことだろう。というかこの一作だけかもしれないんだけど(わわ、こういうこと言っちゃいかん)とはいえ、この一作だけでも私には充分すぎるほどの魅力なのである。

昨日も結局また『チェチェン・ウォー』観てたのだけど、久しぶりに(かな?)残虐なアクションものを観てやはりこういう映画に惹かれてしまう自分に気づいてしまったりとかもあったのだけどアレクセイの魅力だけでなくバラノフ監督の暴力の演出ってかっこいいのだよね。
映画としても凄く好きな仕掛けが色々あって主人公のロシア人イワンと彼に助けを求めるイギリス人ジョンが同じ名前であるとかね。
それにしてもバラノフ監督『ロシアンブラザー』ではアメリカ人を貶めていたのだがここではイギリス人。まったくもう登場するイギリス人ジョンはここでは極めてイギリス的に描かれながらかなり惨めな存在として描かれてしまう。
捕虜にされても恋人のマーガレットをひたすら守り続ける様子はイワンが言うように紳士的なのだが、何故かマーガレットはジョンに愛想をつかしてロシア人将校に恋心を抱くのである。
ジョンがマーガレットを救う為に故国へ帰って必死で金を集めるのは立派だがここでTV局から金を出す代わりにドキュメンタリーを撮って来てくれ、と頼まれる。ジョンは約束通りマーガレットを救う為にチェチェン軍の基地に入る時などは頭の上にカメラを乗せて跳びこんでいく。根性があると言えばそうなのだがイワンから見ればあまりに商業的過ぎて呆れてしまうのだ。またこれはドキュメンタリー映画が得意なイギリス人を皮肉っているようにも取れる。

あ、また映画の話に夢中になってしまうな。
ここではもっとアレクの話をしたいのだが。

これは監督の演出なのか、彼自身の動きなのか、まだ判らないのだが彼の仕草、体の動かし方が素晴らしく綺麗で見惚れてしまうのだ。
煙草の吸い方が酷く素敵なのだが、とにかく最初から最後まで戦っている時も歩く時もそれがないと生きていけないのかと言うくらい吸いまくっている。そのくせ顔はまだ幼くて実年齢はこの時20代前半だと思うのだがまるきり子供みたいな表情である。これはバラノフ監督『ロシアン・ブラザー』の主人公のセルゲイ・ボロドフも同じで監督はこういう童顔の青年が恐ろしいほど強い、というのが好きなんだろう。どちらも冷酷、と思えるほど徹底的な暴力をふるう。セルゲイの時は女性との交流もあったがここではまったく彼に恋人がいるような描写がない。それで余計に少年のような純真な姿に見えてしまう。それはちょうど同じロシア映画で本当に大好きな『ぼくの村は戦場だった』の男の子観たいに思えてきてしまうのだ。(少年、というと今でも真っ先にあの少年が思い浮かぶ。少年ゆえの残虐さ、ともいえるのか。心が震える美しさだった)

アレクの画像をあちこちから拾おう、と頑張ったのだが大体自分がそういうのが苦手なんであるが、それでも少し集めてみると映画とは全然違う、それでいてやっぱり可愛い純朴そうな感じである。
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なんだか裸のもあって恥ずかしい気もするんだけど、やっぱりこういうのはないといけないのかな。
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上を向いてキスをするのが可愛い。
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セーラー服もキュートです。
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抱きしめたい愛らしさ。
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でまた脱いでます。
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恥ずかしくてうつむいてしまう。
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こういう感じがいいなあ。
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まだまだ一部ですが。
ってこれ私しか楽しんでないか。
いいけど。

明日からアレク映画、少ししかないけど観ていくよ。
楽しみでうずうずする。

『チェチェン・ウォー』でのアレクの声も好き。声もまだ少年ぽいの(笑)ちょっと高め。
ロシア語の発音も心地よいなあ。
それとジョンと話す為に本作では殆ど英語で会話がなされるんだけどカタコトの英語がまた可愛くていいの。たまんないなあ。
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Aleksei Chadovアレクセイに一目惚れ

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Serko

昨日『チェチェン・ウォー』を観てから頭の中はアレクセイのことでぐるぐる。
他の映画を観たいと思っても全然ないのだよね。輸入すればいいけどさ。ロシア語どうするさ。
こうやって観ていると張孝全とどう違う?って気もするけど^^;
どーせこういうタイプが好きなのよ。
しかし『チェチェン・ウォー』なんてタイトルだったら女子が観てくれそうにないなあ。
凄くいいんだけど。
ああ、なんて可愛いんだアリョーシャ。
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2010年02月09日

『チェチェン・ウォー』アレクセイ・バラバノフ

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VOYNA/WAR

今、すっげえ興奮しててどうしよう、頭混乱してます。
っていうのはまたすげえ映画観てしまって、ってさっきもそんなこと書いたのに何興奮ばっかしてんのかと言われそうだが、どうしようもない。

今度の興奮は映画そのもの、というより主人公イワンを演じたAleksei Chadovアレクセイ・チャドフ。最近こんなに可愛い子観たことないってくらい好きなタイプでどうしよう、どうしよう。
まだ少年のような顔立ちでちょっと小柄な体つきがたまりません。
一体この映画って。
アレクセイ・バラバノフ監督って先日観た『ロシアン・ブラザー』でもセルゲイ・ボドロフという童顔な可愛い青年を主人公にしてドンパチやらせるのが迫力あってかっこいい映画にしていたんだけど、その5年後に作られたこれもめちゃキュートな少年(のわけないよな、こんな映画で)っぽい男子主役で一見物凄く好戦的な作品を作ってしまった。
『ロシアン・ブラザー』の方がまだ社会派的な要素があって認められると思うのだがこちらは徹底的に描写が酷いんで戦争嫌い(戦争好きっていうのもどうか、だが)には叩かれそうな作品になってしまってる。
でもこれはこれで主人公が義理と人情の部分で巻き込まれていって戦争をやってしまったらどんな結果が待ち構えているか、っていうのを結構きっちり描いている硬派な作品に仕上がっている、と私は思う。
思うのだが、今日はそれどころじゃない。
この主人公ってアメリカだったらなんか筋肉むきむきのおっさんが(それはそれでいいが)演じるとこなのだが、バラバノフ監督はまるで可愛い青年にやらせてしまったのである。
はっきり言ってこれはアレクセイのりりしさ、愛らしさを表現したいがためのイメージフィルムではないの。思い切り短くした髪もちょっと傷をつけたまだ愛らしい顔もほどよく細身な体もうわーん、私がゲイの男だったら絶対背後から抱きしめたいほどエロチックで我慢できない。

気の毒なのはチェチェンの兵士たちで(気の毒がっていいのかよくわかんないが)彼の魅力を映しだす為の標的となってしまったのだ。
彼らの捕虜となってしまったアレクセイ=イワンとイギリス人の男女と他数名はチェチェン側に身代金200万ポンドという大金を要求されてしまう。
イギリス人ジョンは恋人のマーガレットを人質として取られ単身イギリスへ戻るが金は全財産をかき集めても40万ポンドにしかならずTV局から一部始終をカメラに収めることで20万ポンドを約束された。
ジョンは仕方なく集めた金を持って共に保釈されたロシア人イワンを訊ねる。イワンは途方に暮れたジョンの手助けをすることに決めた。

数年軍隊にいたとはいえ若いイワンの捕虜救出の為の戦いぶりは凄まじく前作『ロシアンブラザー』での主人公のクールな戦いっぷりがここではさらに本格的な戦闘として描かれる。
イワンの攻撃はただジョンの恋人マーガレットを救うことが目的なのでチェチェン人への殺戮はある意味常軌を逸しているのだが無論そこで生ぬるい正義を持ちだしていれば自分達が殺される敵地なのである。
とはいえ、そういう状況を作り出して凄惨な殺戮場面を作り上げるこの作品に反感を持たれてしまうのも否めない。
ただイワンが正義の味方で敵の命は奪わない、という描き方をしていないのはむしろ正当でこの後彼が殺人者として裁判にかけられる、という最後も頷ける結果となっている。

が、しかし私の興味はひたすらイワン=アレクセイの魅力なんで、しつこいが、この映画が彼のプロモーション映像だと信じてしまうのである。
きびきびとした動きのなんと美しいことか。なんて危険な表現なんだけど。
斜め上から見た時の鼻のラインが愛しくてたまらん。
この興奮って『マッドマックス』でメル・ギブソンを初めて観た時に似てるかもしれない。そういえば缶詰を食べるシーンが似てる(馬鹿)
ああ、ロシア人ってお目にかかれそうにないなあ。
これの時からもう時間経ってるし、変わっちゃったかな。煙草を吸うのがこんなかっこいいって久しぶりに思った。

ところでイワンが物語を語っていく、というこういう構成も好きだ。それにこれでイワンが死んでない、ってのがわかる。逆にそれがスリリングじゃない、って言う人もいるかもしれないが、この作品に限ってはイワンを最後まで観たかったからね。
どこか暗い雰囲気もまたいい。私の書き方で随分酷い映画みたいになったかもしれないが、戦争や捕虜になることの恐ろしさ、自分で戦わねばならない責任感や社会がどう対処するのかを描いた作品なのである。
タイトルや写真が内容を反映しておらず残念だ。

監督:アレクセイ・バラバノフ 出演: アレクセイ・チャドフ イアン ケリー ユークリッド インゲボルガ・ダクネイト セルゲイボドロフジュニア インゲボルガ・タブクナイテ
2002年ロシア
posted by フェイユイ at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | アレクセイ・チャドフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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